この記事では九星気学を使って、「南東」に「六白金星」が回っているとき、南東に旅行や引っ越しをしたらどんな運気が得られるかを解説しております。
方位と九星の組み合わせによっては、望みにぴったりの方位が他にあるかもしれません。吉方位通信では数多くの組み合わせの解説記事をアップしていますので、是非そちらもご覧ください。
注意点として、吉方位で旅行・引越しするのが前提です。人によっては運が悪くなる「凶方位」になる場合もあります。
旅行・引越しの前には、必ず吉方位検索システム・アプリで、移動先が吉方位かどうかを調べてください。
「南東＋六白金星」は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の方位
南東そのものの象意は「四緑木星」と同じで、「風」の象意です。「風のうわさ」「風の便り」と言われるように、「遠くの事を近くに持ってくる」という事から、「整う・信用」が。長い距離を動いてくるから「長い」という事になります。
こちらに「試練・充実・高級」という象意をもつ六白金星が加わると
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
の方位となります。
六白金星と縁が結ばれるでしょう。この六白金星は「他人」に出るか、もしくは「自分」になるかで変わってきます。
他人で出れば、自分を引き立ててくれる上司とか、才能のある人という「自分より才能や実力が上の人」と出会い、ご自身も成長していきます。
自分より才能のある人なので、年上か年下かは関係ありません。自分が今何ができるのか。何ができないのか。それをしっかり自覚して、できることとできないことを分けていけば、方位のエネルギーでさらに成長のペースが増すでしょう。
自分になれば、ご自身が「才能のある人」となって、みんなを引っ張っていくリーダーになっていきます。この時、自分の才能にうぬぼれて、自分の意見を押し通そうとするといけません。相手の話をよく聞いて、相手の意見を自分の意見で上書きするというような事はせず、相手の意見と自分の意見の両方を取り入れた、第三の意見を作るようにすると大吉です。
このように、どんな場合でも、自分の才能におぼれず、足りないところがあると考え、謙虚に生きること。それでいて成長をやめないこと。これらができれば「南東＋六白金星」の方位エネルギーを十分に得ることができますし、自然と開運します。
それを一言でまとめると「実るほど頭を垂れる稲穂かな」となります。
それでは、各運気について詳しく解説いたします。
「南東＋六白金星」の恋愛・結婚運
恋愛・結婚運では、出会う人は自分の芯を持っている人でしょう。その芯が自分と合う合わないはありますが、全体的に良い出会いです。自分にない結婚観や生活感を聞いて、自分の理想も分かるようになります。そして2人とも満足する、新しい生活スタイルを築くにはどうしたら良いか・・・と思考が出来るようになります。
その結果、相手からは「こんな優しい or 立派な or 理想的な人がいるなんて」と思われ、恋愛・結婚運が上がります。既にお付き合いされている場合は、相手と同棲するとか、結婚するとかの環境の変化に対応する事が出来るようになります。家族との関係修復や、関係改善にもばっちりです。
独身の方の場合
美人ですが、ちょっと厳しめな、しっかり者の人と出会いやすくなります。
六白金星は「高級」という象意があります。ここでいう高級とは、ブランド物しか興味がないとか、高くないと認めないという事ではありません。「自分自身が価値ある人間になろうとしている人」というのが、六白金星の「高級」の意味です。
そんな人と、南東＝四緑木星のエネルギーで縁が深まるのですから、出会う人は厳しめなしっかり者な人となるでしょう。
ただ、厳しいだけではありません。南東のエネルギーもあるわけですから、妥協する能力も持っています。
四緑木星には「縁を結ぶ」という象意があります。この「縁」、他人と結ばれるという意味があるので「出会う」「結婚」などの意味となります。
この二つが合わさると
「私はこうしたいと思うけれど、あなたの意見も受け入れて、こういう形でやっていくのはどうでしょう？」
と、上手く意見をすり合わせてくれるでしょう。ですから最初の印象で決めてしまわず、何回か話をしてみると相手と縁が結ばれるでしょう。
パートナーがいらっしゃる場合
南東＝四緑木星の効果が強くはたらき、相手の方と関係を深めるようになっていきます。同棲や入籍など、生活の関係が変わっていくでしょう。
これに六白金星が入っていますので、単なる同棲や入籍ではなく、将来どういう生活をしたいのか。双方の家族はどうするのか。どこに住んで子供を教育したいのかなどの「理想」をしっかり固めることができます。
むしろ、上記のような将来の生活について真剣に考えるように自然となっていきます。なので、恋の炎が燃え上がるという事ではなく、現実問題にどう向き合うかという、心の絆のほうが高まるでしょう。
ご自身が「南東＋六白金星」が吉方位なら、上記の事を改善しようとするでしょう。
もしパートナーの方が「南東＋六白金星」が吉方位ならば、上手く相手をこの方位に行かせて、将来の生活をしっかりまとめさせる・・・という計略も成り立ちます。
「南東＋六白金星」に行った場合の家庭・人間関係運
「南西＋六白金星」と似たような結果になり「共通の価値観」を持つことで、人間関係が良くなります。
六白金星で「目標に向かって、禁欲して、努力する」というストイックになるエネルギーを得て、
南東＝四緑木星で「努力を認め、相手を認め、高めあう」という友情のエネルギーを得られます。
その結果最終的には、人間関係の改善につながります。家庭でも同様で、一人一人が成長し、互いを認め合う関係になれるでしょう。
「南東＋六白金星」に行った場合の仕事・学業運
仕事や金運の面では、問題を解決する良いアイディアに巡り合えるでしょう。東南の象意である「柔軟な思考」と六白金星の「包み込む」という象意が合わされば、問題となっている尖った部分も「柔らかい布で包み込み、危険なくしまい込み、必要な時に使えるようにする」事が出来るようになります。
この「尖った部分」が「最新情報」とか「新しいシステムを導入する」など、具体的な業務改善に向けてのアイディアを出すことができるようになります。
ただし、上司や経営者の立場であればすぐに導入ができるでしょうが、社員の立場だと、会社の経営にすぐに携われるかというと、そんなことはないと思います。
そういう場合は、まずはご自身の業務の成果を出し、周りの人も助け、信用を得るように行動すると吉です。六白金星の「質を高める」象意効果をだせれば、例えば営業成績が同じであっても、営業先の信用度のような、目に見えないところの評価も合わせると、トップになっているという結果になるでしょう。
その後、企画書をまとめて提出していけば、方位効果が得られます。
「南東＋六白金星」に行った場合の精神・健康運
家庭・人間関係運ででているように「ストイック」な精神を得ることができます。
自分を鍛えて、成長させようという気持ちになります。そして成長させるために何をしたら良いか、という事に簡単にアクセスできるようになります。
例えば、体を鍛えて健康になろうと思ったら、その気持ちが長続きして、結果を出せるようになるでしょう。
仕事の質を高めるのも、学業を修めるのも、誰かと結婚するにも、最初に出てくるのは、ご自身の怠け心を鍛えなおしてから、という発想になるでしょう。
「南東＋六白金星」に行った場合の金運・財運・不動産運
金運は、直接的な収入アップではなく、支出を減らすとか、生産性の向上による収入アップなどの形で現れます。初めはお金が必要になるかもしれませんが、長い目で見たらプラスになるという金運アップです。
例えば、ご自身を成長させるセミナーとか勉強会に参加することを決めたとして、この勉強会が高額だけれども、自分を高めるにはこれぐらいが必要なんだ！と思って、一時的にお金がかかる。
しかし、いつか元を取る機会が来て、ああ、あの時高額だけど習ってよかった・・・となるでしょう。
「南東＋六白金星」に行った場合の注意点
初めにお話ししたように「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を忘れてしまうと、方位効果が逆転してしまいます。
「そんなことわかっているよ」とか「古い考えだな」とか、初めから教えの内容を否定してしまうと、方位効果を得る機会を自ら捨ててしまうことになります。
さらに危険なのは「今〇〇はダメになっている」のような、何かを否定する言説を受け入れてしまい、周りに対して「だからこれはダメなんだ」と言いまくるような場合です。
確かに問題はあって、ダメになっているかもしれませんが、そんなことは誰でもわかっています。その時に「だから行動しよう」「私ができることは何だろう」と、ご自身が当事者となって、改善・解決するようにしないといけません。
ただ無責任に、何かを否定して自分を高めようとする行為ほど「実るほど頭を垂れる稲穂かな」に反することはありませんから、ご注意ください。
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（文 松平兼幸）
