こんにちは、松平兼幸です。
皆さんは「凶方位(きょうほうい)」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか?「運気が下がる」「なんとなく怖い」といった漠然としたイメージを持つ方が多いかもしれません。
実は私、去年2025年の11月末に、どうしても外せない用事があり、「西南」の凶方位へ2泊3日の旅行に行ってまいりました。方位が良くないことは事前に分かっていたのですが、どうしても外せない用事だったため、覚悟を決めての出発でした。
今回は、現役の鑑定師である私が、身をもって凶方位の効果を検証することになってしまった「恐怖の入院体験記」を赤裸々にお話しいたします。
そもそも「九星気学」や「凶方位」とは何か?
具体的な体験談に入る前に、「方位学や九星気学についてあまり詳しくない」という方のために、基本の仕組みを簡単にお話しします。すでに知っている方は、ぜひ次の見出しまで読み飛ばしてください。
宇宙のエネルギーを9つに分類する「九星気学」
九星気学は、古代中国の「陰陽五行説(木・火・土・金・水)」をベースにしています。この世のエネルギーの特性を9つの「星」に分けたもので、私たちは生まれた年(本命星)や生まれた月(月命星)によって、それぞれの特性を持っています。
- 一白水星
- 二黒土星
- 三碧木星
- 四緑木星
- 五黄土星
- 六白金星
- 七赤金星
- 八白土星
- 九紫火星
「人間がたった9種類に分類できるわけがない」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。実際の鑑定では、生まれた「年」「月」の組み合わせ(81通り)に、さらに「十二支」なども掛け合わせていくため、実質432通り以上の非常に細かい分類になります。
九星の「星」は夜空に浮かぶ星ではない
九星の「星」は、夜空に浮かぶ天体の星ではありません。
一白水星、二黒土星、三碧木星という名前がついていますが、これは木・火・土・金・水という五行のエネルギーを整理した言い方です。
ですので、空を見上げて、
「あれが一白水星だよ」
という星があるわけではありません。
九星とは、この世界にある性質やエネルギーの働きを、分かりやすく整理したものです。
木は水を吸って成長し、燃えることで火を生み出します。
火は物を燃やして土を生み、土は金を生み、金は水を生みます。
このような関係性をもとに、九星の相性や方位の影響を見ていくのです。
相性の良い九星がある方位が「吉方位」

吉方位とは、九星気学において相性が良い九星がある方位の事を言います。
こちらの方位に旅行や引っ越しをすれば、健康運や仕事運、恋愛運などが向上するという、古来からある開運法です。この吉方位はそれぞれの人の九星によって異なるだけでなく、年や月によっても変化するため、定期的にチェックする必要があります。
運を悪くする九星が入っている方位が「凶方位」
凶方位とは、九星気学・方位学において、自分にとって悪い影響が出やすいとされる方位のことです。
自分にとって相性の良い九星が回っている方位へ行けば吉方位となり、反対に、悪い影響が出やすい方位へ行けば凶方位となります。
ここで大事なのは、凶方位といっても全部同じではないということです。
五黄殺には五黄殺の出方があり、暗剣殺には暗剣殺の出方があります。
本命殺、本命的殺、歳破、定位対冲も、それぞれ影響の出方が異なります。
「凶方位=全部同じように悪い」と考えるのではなく、どの凶方位なのかを見て、対策を変えることが大切です。
| 凶方位の種類 | そうなる方位 | 凶方位の影響 |
|---|---|---|
| 五黄殺 | 五黄土星が回座している方位 | 物事が腐る、停滞する、じわじわ悪化するような影響が出やすい方位です。初めは良いと思って始めたことが、次第に負担になったり、コスパが悪くなったり、自分の判断や行動から問題が広がりやすいとされます。 |
| 暗剣殺 | 五黄土星が回座している方位の正反対の方位 | 外部から突然トラブルを受けやすい方位です。人からの横やり、事故、予想外の問題、他人のミスに巻き込まれるなど、「知らないところから切られる」ような影響が出やすいとされます。 |
| 本命殺 | 自分の本命星が回座している方位 | 自分自身が強く出すぎて、自滅しやすい方位です。我欲、思い込み、過信、強引な判断が出やすくなり、自分の行動が原因で失敗やトラブルを招きやすいとされます。 |
| 本命的殺 | 自分の本命星が回座している方位の正反対の方位 | 自分自身が弱くなり、自滅しやすい方位です。迷い、不安、自信の低下、判断力の鈍りが出やすく、本来ならできることもできなくなりやすいとされます。 |
| 歳破 | その年の十二支が示す方位の正反対の方位 | 物事が破れやすい方位です。約束が壊れる、計画が崩れる、契約がまとまらない、人間関係にひびが入るなど、自分だけではどうにもならない形で物事が破綻しやすいとされます。 |
| 定位対冲 | 九紫火星が北、一白水星が南に入るなど、本来の定位と反対の配置になる場合 | 気のバランスが乱れやすい方位です。火と水のように性質の違うものがぶつかるため、気分の浮き沈み、イライラ、情緒不安定、環境の急変などが起こりやすいとされます。 |
このように、凶方位にはそれぞれ特徴があります。
この特徴に「方位」と「九星」の象意が加わって、影響が出てきます。
動くエネルギーと吉凶の「象意(しょうい)」
九星のエネルギーは、毎年、毎月、毎日、各方位へ移動しています。それを方位盤で書いていくと、「今年は北にこの星がいる」「今月は南にこの星がいる」というようになります。
そこで、自分の生まれ持った星と相性の良い方位(吉方位)へ行けば、良いエネルギーを吸収して運気が上がります。逆に、運気を悪くする方位(凶方位)へ行ってしまうと、エネルギーのバランスを崩し、運気が下がったり体調を崩したりします。凶方位にはいくつかの種類がありますが、今回私が取ってしまったのは、「本命殺(ほんめいさつ)」と「暗剣殺(あんけんさつ)」が重なる大凶方位でした。
【体験談】西南の大凶方位へ行った結末
方位学の世界では、凶方位へ行った影響(毒だし・顕現)は、特に行ってから「7ヶ月目」のタイミングで強く出やすいと言われています。
私の本命星は「八白土星(はっぱくどせい)」です。八白土星の「本命殺」の凶方位をとると、体調面が特に弱くなります。
どこが弱くなるかというと、八白土星が象徴する人体の場所です。そこには「神経」があり、更に八白土星自体には「急激な変化」が起こるという象意があります。
そして、旅行からちょうど6ヶ月目を迎えようとする5月末、ついにその時がやってきました。
突然の異変。視界が時計回りにグルグルと回る
5月末のある日、それまでの疲労の蓄積もあり、朝から少しフワフワする感覚がありました。日曜日ということもあり大人しく休んでいたのですが、翌朝、目が覚めた瞬間に異変が起きました。
「世界が、時計回りにグルングルンと激しく回っている……!」
寝ているのにひっくり返りそうになるほどの猛烈なめまい。そして強烈な吐き気。最初は「熱中症で喉が渇いているのかな」と思い、水分を取りましたが全くおさまりません。
「これはまずい、トイレに行こう」と思って起きようとしたのですが、起きるだけで気持ちが悪い。歩こうにも片足を上げるだけでこけてしまいそうです。朝の5時のことでしたので、家族を起こさない為にも歩くのはあきらめ、這いつくばってなんとかトイレへ。そこで激しく嘔吐。めまいは酷くなり、ベッドに戻ることもできませんでした。
救急搬送、そしてまさかの「凶方位の病院」へ
自力での移動は不可能と判断し、救急車を呼んでもらいました。病院での様々な検査の結果、脳や耳(聴力・耳鳴りなど)には異常がないことが分かり、下された診断名は「前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)」。
体の平衡感覚をつかさどる神経が、急激に炎症を起こす病気です。 「八白土星=神経・急激な変化」。まさに気学の象意通りの病名でした。
そのまま点滴を受けながら入院生活がスタートしたのですが、ベッドの上で意識が朦朧とする中、ふと気づいたのです。 「待てよ……搬送されたこの病院、我が家から見て凶方位じゃないか?」
一回凶方位へ行くと、次も凶方位に引っ張られるという悪循環(凶方位のスパイラル)を、身を以て体験することになりました。もちろん救急搬送の身ですから「他の病院にしてください」なんて言えるはずもなく、ありがたくお世話になりましたが、方位学の凶方位コンボを食らうことになりました。
ちなみに神経炎の他にも、「西南=胃腸」の象意通り、胃や腸の調子もしっかり痛んでいます。
なお、病院の先生や看護師さんたちに問題はなく、とても良い対応をしていただきました。

凶方位に行ってしまった人が、絶対にすべき「4つの対策」
3泊4日の入院を経て、なんとか無事に退院することができました。今回の(望んではいなかった)体を張った検証から、私が皆さんに声を大にして伝えたい「凶方位に行ってしまった後の重要な対策」が3つあります。
① とにかく「休み」を多く取る(体への投資)
凶方位に行くと全体の運気が下がります。その中でも、特にその方位・九星の象意から崩れやすくなります。
しかし、どの場合においても、睡眠をはじめとする休養をとり、免疫を高めるのが大事なことです。
人間、疲れてしまうと精神的にも余裕がなくなり、ミスやトラブルを引き起こしやすくなります。 凶方位へ行った後は、睡眠時間を多めに取る、整体や鍼治療、ストレッチに行くなど、意識的にご自身のメンテナンス(休養)の予定を最優先で組み込んでください。
休養こそが一番の凶方位対策です。
② 保険の定期的な見直しをしておく
私はファイナンシャルプランナーでも保険屋の回し者でもありませんが(笑)、今回ばかりは保険に入っていて良かったと実感しました。 たった3泊4日の入院でも、医療費は自己負担で7万7,000円かかりました(保険が効いてこの金額です)。
更に入院一時金や通院費などの保障も民間保険でフォローしているため助かりましたが、万が一の備えとして保険をチェックしておくことは、凶方位の現実的なリスクヘッジとして非常に有効です。
特にお勧めなのは「入院一時金」が出る保険を探すことです。コロナ過の時代に、これを悪用して入院一時金を沢山もらう人が出たため、最近は金額が少なくなっているとか、保険金が高くなるなどのデメリットがありますが、それでも多めに設定しておいた方が良いでしょう。
③ そもそも凶方位に行かない(吉方位検索システムの話)
一番の対策は、やはり「事前に凶方位を避け、吉方位を選ぶこと」です。 そこで手前味噌ではありますが、私が監修している「吉方位検索システム」をぜひご活用ください!
この記事を書いている時点では、ずっと計画していた大規模なシステムアップデートの真っ最中です。デザインの一新や新機能の搭載など、皆様がより簡単に、より幸せになれるようなシステムへとアップグレードしております。
④吉方位を取って運気を補う
最後に、凶方位へ行った後は、可能であれば吉方位を取って運気を補うことも検討してください。
吉方位に行けば大丈夫、という事ではないのは、私の入院をみればわかります。最も大事なのは吉方位をとる事ではなく、ちゃんとした休養と時間的余裕を作る生活や仕事のやり方の変化。そしてストレスを解消する慰安です。
それをしたうえで、吉方旅行を計画してみてください。この吉方旅行を、体調を崩してまでいってしまうのは本末転倒。吉方位は、無理をして取るものではなく、人生を整えるために上手に使うものです。自分の体調、仕事、家庭の予定を見ながら、できる範囲で整えることが大切です。
まとめ
今回は、私が身をもって体験した「西南の本命殺+暗剣殺の凶方位」の恐るべき実例をお話ししました。すべてを方位のせいにするわけではありませんが、こうして象意がピタリと一致する現実を見ると、やはり先人の知恵である九星気学の力は無視できないと感じます。
もし「どうしても外せない用事で凶方位に行ってしまった」という方は、恐れすぎる必要はありませんが、「ちゃんとした休養」と「万が一の備え」をいつも以上に意識してみてください。
私もこの26年6月、しっかりと静養して体調を整えていく予定です。 皆様もぜひ、ご自身の方位をチェックして、健やかな毎日をお過ごしください。
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(監修 松平兼幸)





