引っ越しや旅行を考えると、どこかで「凶方位」という言葉を聞くことがあると思います。
しかし、
- 本命的殺に行くと、具体的に何が起こるの?
- 自分の生まれ星の場合、どこが凶方位になるのか分からない
- どうしても行かなければならない時、どう対策すればいい?
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
凶方位とは、方位学においてご自身の運気の流れを乱す方位です。凶方位にはいくつか種類がありますが、この記事ではそのうちの一つ、特に精神面に影響を及ぼす「本命的殺(ほんめいてきさつ)」について解説します。他の凶方位については、以下の記事を参考にしてください。
【暗剣殺とは?】 九星気学における暗剣殺の意味と影響の捉え方、穏やかに過ごすための考え方
【五黄殺とは?】五黄殺に行くと自滅する? 引っ越しや旅行で避けるべき大凶方位の影響と対策【2026年最新】
結論から言えば、この凶方位、正しく理解していれば必要以上に怖がらないで大丈夫です。
本記事では、九星気学・方位学における本命的殺の基本や他の凶方位との違い、年盤・月盤による影響の期間、そして万が一動いてしまった後の具体的なメンタルケアと対策までをわかりやすくまとめました。正しい知識を身につけ、安心して旅や新生活の計画を立てていきましょう。
本命的殺とは? 基本的な意味と、本命的殺が及ぼす主な影響
本命的殺とは、九星気学・方位学の凶方位の一つで、九星気学で自分の生まれ星である「本命星」が、年・月・日の各盤に回座している方位の「180度反対」の方位です。
この記事を書いている2026年の年盤で解説します。

例えば、私松平兼幸の本命星の「八白土星」を例にとってみます。
八白土星は2026年の年盤では「東」に回座しています。
本命的殺は「本命星の回座している方位の180度反対の方位」
なので、「2026年の八白土星の本命的殺」は東の180度反対の「西」となります。
ちなみに、他の凶方位には「五黄殺」「暗剣殺」「本命殺」などがあります。これらの凶方位については、別記事を寄稿していますので、良ければこちらもご覧ください。
【暗剣殺とは?】 九星気学における暗剣殺の意味と影響の捉え方、穏やかに過ごすための考え方
【五黄殺とは?】五黄殺に行くと自滅する? 引っ越しや旅行で避けるべき大凶方位の影響と対策【2026年最新】
本命的殺の方位に移動や長期滞在をすると、自分の持っている力が「良いことも悪いことも」全体的に弱くなってしまいます。特に影響が出やすいのが「メンタル(精神面)」です。
他の凶方位もメンタルに影響を与えますが、実はその「引き金」となる原因が異なります。それぞれの特徴を整理してみましょう。
| 凶方位の種類 | メンタルへの影響の出方(特徴) |
| 本命的殺 | ストレスに対処できる精神の余裕(キャパシティ)が減り、限界を迎えやすくなる。 |
| 五黄殺 | 怠け心が起きやすくなり、一度モチベーションが落ちると回復しづらくなる。 |
| 暗剣殺 | 予期せぬミスや外からのトラブルが増え、その対処に追われて疲弊してしまう。 |
| 本命殺 | 物事をやり過ぎたり、我慢しすぎたりして、ある日ポッキリと心が折れてしまう。 |
どの凶方位もメンタルに影響が出ることは出るのですが、出方が違うのがお分かりいただけるでしょうか。
本命的殺は「自分が我慢できる器そのものが小さくなる」というイメージです。そのため、普段なら耐えられる仕事や人間関係でも、心の余裕がなくなって投げやりになってしまうケースが多いのです。
この本命的殺は、年盤だけに限らず、その月の吉凶を示す月盤や、その日から数日の運気の吉凶に影響がある日盤にも本命的殺があります。なので気付かずに本命的殺の方位へ引越しや旅行、移動をしてしまい、どうも気分が盛り上がらないなぁと悩むケースも少なくありません。
日盤の影響は数日間で終わりますが、年盤や月盤の影響は数か月、悪い時は11年近くまで及ぶこともあります。
ですので、本命的殺をはじめとする凶方位を知っておけば、事前に避けて移動することもできます。
どうしても移動しなければならない時は、本命的殺をはじめとする各凶方位が、自分にどう影響を与えるのかを知っておけば、対策することが出来ますので、是非ご注意いただきたいと思います。
本命的殺を取る・取った場合、気を付けて欲しい事
前述のとおり、本命的殺をはじめとする凶方位は、できる限り取らないほうが良いのですが、どうしても取らないといけない時があります。
事実、松平兼幸も親戚の冠婚葬祭などの、どうしても外せない用事で本命的殺の凶方位をとっています。
そんな時「もうダメだ・・・お終いだぁ」と、絶望してしまうかというと、そうではありません。そうなっていては、この記事を書くことも出来ておりません。
なぜそうならないかというと、きちんと対策をとっているからです。真夏の晴れの日に外に出かける時に、熱中症対策をしていけば、健康に帰って来れるように、凶方位に行ったとしても、対策をとれば大丈夫なのです。
まぁ、周りの環境がやばい(酷暑だったり極寒になったり・・・)ことにはなるかもしれませんが、それでも、季節が巡って過ごしやすい気候になるまで生きていれば良いのです。
ということで、本命的殺の凶方位に行った時におすすめの、具体的な対処法をお伝えいたします。
注意点その1:投げやりな気持ちになりやすいことを知っておく
まず初めの対処法は「投げやりな気持ちになりやすくなる」ことを知っておくことです。
本命的殺に行くと、良い事も悪い事も弱くなります。
悪い事が弱くなるというどういうことかというと、例えば、いつも憎まれ口をたたかないと気が済まないという、いわゆるネットで悪口をいつも書き込んでいるような人がいたとします。
悪口を書き込むことは「悪い事」です。これが「弱くなる」ので、投稿回数が減るとか、トーンが少し弱まるなどが起こります。
一見すると良さそうですが、これは良心が咎めるとかのプラスの理由で弱まるのではなく、ただ単に悪口の度合いが、小さいレベルで満足するようになっただけで、本質は変わっていません。つまり
「これぐらいでいいや」
という気持ちになりやすくなるのです。
これがトラブルなどで、追い詰められることが起こった時に出ると
「もういいや。辞めちゃおう」
と、ちょっと頑張ればなんとかなるような場合でも、辞めたがってしまうようになる、つまり投げやりになりやすくなるのです。
それを知っておけば、投げやりになる、あきらめそうになった時に、この記事を思い出していただき
「今、辞めようとしているのは本命的殺の影響だ。本来の私なら、もう少し粘れるはずだ」
と考えるようにしてください。なかなか意志の力で対処は難しいですが、やると意外とできたりします。
注意点その2:仕事などの「トラブルの種」を減らす
その1でお話したように、本命的殺に行くと、トラブルになった時に投げやりな気持ちになりやすくなります。
なので、初めからトラブルが起こりそうな「種」を減らすようにしてみましょう。
トラブルが起こることで、一番思いつきやすいのはお仕事でしょう。どんなに頑張って、ミスしないようにしていても、トラブルは起こるものです。
そんなトラブルに対処する気力が減ってしまうのが、本命的殺の凶方位。なので初めからトラブルが起こる機会を減らすようにしてみてください。
仕事をするなという意味ではなく、同時に複数の案件を持たないようにするとか、1日に入れる予定の量を3つから2つに減らすとか、疲れにくい体になるように健康に気を付けるとかをして、
「トラブルが起こるきっかけ=種を減らす」
ようにしてみてください。
そうすれば投げやりになる機会も少ないですし、そもそもそんな気持ちにならないで、元気なまま過ごせる可能性が高いです。
仕事以外にトラブルの種があるという人は、そちらを解消するようにしてみてください。
注意点その3:声を出して、良く笑うようにする(形からメンタルを整える)
投げやりになりやすいと理解し、トラブルの種を減らしたら、最後はご自身の「心の状態」を上向きにしていきましょう。
と言っても、「常にポジティブでいよう!」などと無理なマインドセットをする必要はありません。むしろ、そんな堅苦しい努力こそがストレス(トラブルの種)になってしまいます。
お勧めしたいのは、心ではなく「行動(形)」から変えていくことです。
私の好きな池波正太郎の小説に、人間の心理の本質を突いた、以下のようなエピソード(流れ)が登場します。
- 極限の恐怖と直面する 明日出撃を控えたパイロットの兵士が、夜、兵舎の鏡の前に立ちます。死の恐怖で顔は引きつり、今にも泣き出しそうなほど怯えている自分と対面するのです。
- 形からのアプローチ(手で笑顔を作る) 恐怖心に打ち勝つため、鏡に向かって無理やり笑おうとしますが、筋肉が硬直して笑えません。そこで、自分の両手の指を頬や口角に当てて、無理やり「笑顔の形」を作り、固定します。
- 投げやりな笑いへの変化 指を離しても、作った笑顔のまま鏡を見つめ続ける。最初は「どうせ明日死ぬんだ」という絶望や諦めが混じった、どこか冷めた笑いが映ります。
- 「不敵の笑み」への昇華 しかし、その「作った笑顔」をじっと見つめているうちに、不思議と脳のスイッチが切り替わります。恐怖が麻痺し、腹が据わり、やがて「よし、行ってやろうじゃないか」という覚悟に満ちた「不敵の笑み」へと変わっていくのです。
これを心理学では「顔面フィードバック仮説」と言います。
本命的殺によって、メンタルが弱くなっている時こそ、笑ってみてください。できれば声を出して笑ってください。
Youtubeを見てもいいし、コメディ映画を見てもいいし、好きな音楽を聴いて「イエーイ」と楽しく声を出しても良い。そうすれば、本命的殺による凶の影響は、どこかに飛んで行ってしまうでしょう。
注意点4:凶方位に行く場合の、共通の対処法を知ろう
その他、凶方位に行くときにどうしたら良いかということをまとめた記事もありますので、そちらもご覧ください。
凶方位に行かなければならないときの対策を紹介! 凶方位を恐れるなかれ
まとめ:本命的殺の凶作用と回避策を知って、笑って過ごせば万事安泰
いかがでしたでしょうか。本命的殺は、本命星が「年盤」「月盤」「日盤」において入っている方位の180度反対の方位で、自分の力が「良い事も悪い事も」弱くなってしまいます。
凶方位は日帰りならそこそこですが、転居や長期滞在など長期の移動をする場合影響が強まります。
旅行・引越しの場合、「年盤・月盤」で移動先の方位の吉凶を特定し、吉方位ならそのまま、凶方位なら事前対策や緩和策をとるのがおすすめです。
まずは事前に、移動先がどんな方位かを調べる「事前確認」が必要です。
事前確認の後、吉方位だったらそのままいけば良いですが、今回紹介した本命的殺をはじめとする、各種凶方位だった場合には、この記事で紹介したような注意点を知り、対応すれば、何とかなります。
または、移動そのものをなしにするとか、移動の時期を変えるとか、移動先を変えるなどの「代替案」もあります。
日帰りの場合はそれほど大きな影響はありません。しかしデートとか大会とか、その日1日で終わるけれども、とても重要な事があるならば、出来るだけ凶方位を避けた方が良いでしょう。
と言っても、そもそもどこが凶方位で、どこが吉方位かわかりません・・・という人が多いと思います。
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(監修 松平兼幸)





