本記事では、九星気学における五黄殺の基本、暗剣殺や歳破との違い、年盤・月盤・日盤による見方の差、引っ越しや旅行前後に意識したい対策、万一動いてしまった後の整え方までをわかりやすくまとめました。この記事を読むことで正しい知識が身につき、安心して引っ越しや旅行の計画を立てられるようになるはずです。
引っ越しや旅行を考えたとき、九星気学を調べていると、必ずと言っていいほど出てくるのが「五黄殺」という言葉です。
しかし、
- 何が起こるのかよくわからない
- どこまで気をつければいいのか判断できない
- そもそも本当に避けるべきなのか信用できない
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
五黄殺は、九星気学において代表的な凶方位の一つであり、使い方を間違えると運気の流れに大きな影響を与えることがあります。
ただし、正しく理解していれば、必要以上に怖がるものではありません。
本記事では、五黄殺の基本から、暗剣殺や歳破との違い、年盤・月盤・日盤の見方、そして引っ越しや旅行での具体的な対策まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
九星気学における「五黄殺」とは? 五黄殺の意味と特徴
五黄殺は、九星気学で最も注意が必要な悪い方位の一つです。
「初めは良いけれども、後から苦労する」
という、凶の運気を得てしまいます。
ここでは、五黄殺の基本的な意味と、他の凶方位との違い、影響期間の見方を順に整理していきます。
五黄殺=自ら悪い事をしてしまう、注意するべき方位
五黄殺は、暗剣殺と違い、自分自身が悪い事をしてしまう、いわゆる「台風の目」になって、周りを巻き込んでいってしまう凶方位になります。
これと逆の「暗剣殺」は「他動的」、英語で言うと「Passive」で、「常に自分以外の所から影響が及んでくる」方位になります。
五黄殺はこの反対で「常に自分が原因で影響を周囲に及ぼす」事になります。
この理由は、五黄土星のエネルギーを吸収するためです。五黄土星のエネルギーの特徴は「破壊と再生」で、陰陽の極みの「太極」の意味があります。太極に至るには、物質は原子からさらに小さく分解されていきます。そこから再度結合して物質になります。この「破壊と再生」「腐敗と生成」のエネルギーを得ることになるのです。
「再生」や「生成」のエネルギーが前面に出れば良いのですが、「破壊」と「腐敗」が前面に出ると、良くない結果になってしまいます。
もし五黄殺の凶方位に旅行や転居をしなければいけない場合は、帰ってきた後、怒りやすくなっていないかとか、口が悪くなっていないかなどを注意してください。
自分では調子が良くなっているつもりでも、周りからするとその態度は「傲慢」とか「残酷」など、負のイメージで捉えられてしまうでしょう。普段の会話を自主的に録音するとか、文章をAIにチェックしてもらうなどをして、出来る限り客観的に自分の言動を調べてみてください。
一番怖いのは、SNSなどで炎上してしまう事です。
五黄殺=五黄土星がある方位
そんな五黄殺はどこの方位なのかというと、九星気学・方位学では、「五黄土星が位置する方位」です。
例えば、2026年の年盤(=1年間の方位の吉凶を司る盤)で、五黄土星が入っている方位は「南」になります。なので、今年2026年(令和8年)の南は、一年を通して「五黄殺」という大凶方位になります。

2026年 年盤
このように、運気の配置を司る「方位盤」は「年」「月」「日」ごとに変わっています。なので、年盤では吉だけど、月盤では五黄殺という事もあり得ます。その日1日の吉凶を司る「日盤」であれば、それほど大きな問題は起こりづらい(起こらないわけではない)ですが、「年盤」はもちろん、その1月の吉凶を司る「月盤」だと、問題の規模が大きくなってくるので、宿泊を伴う移動の場合は、年盤月盤の九星の確認が欠かせません。
移動するケース別の、年盤・月盤・日盤の優先順位
五黄殺に限らず、各凶方位や吉方位すべて、年盤・月盤・日盤のどれで移動していたかによって、影響期間や影響力の強さが変わります。
年盤・月盤は引っ越しや1泊以上の旅行の時に、日盤は買い物やデートなど、短時間の移動の時に使用します。
例えば、引越しの場合は年盤と月盤を中心に見て、日盤の優先順位は低くなります。
年盤、または月盤が五黄殺だけど、日盤が吉だから引越しても大丈夫、という事はありません。
逆に、買い物など日帰りならば、年盤、または月盤が五黄殺だけど、日盤が吉ならば大丈夫です。
このように、時と場合によってどの盤を優先するかが異なりますので、調べる盤を間違えないようにしてください。
▽ケース別、使用する方位盤
| ケース | 使う盤 |
| 1泊以上の旅行、または引越しの場合 | 年盤+月盤 |
| 日帰りの場合 | 日盤 |
五黄殺がもたらす悪影響と凶作用
五黄殺に限らず、凶方位に行った場合は、注意が必要です。
が、必要以上に怖がる必要はありません。「備えあれば憂いなし」というわけで、各凶方位に行った時に、どんなことが起こりやすいのかを知っておけば、行動を整えられますし、対策も行えます。
更に凶方位について詳しくは、以下の記事をご覧ください。凶方位に行ったとしても、十分何とかなると書いてあります。
凶方位に行かなければならないときの対策を紹介! 凶方位を恐れるなかれ
五黄殺の注意点その1:自我が強すぎる結果のトラブル
五黄殺の凶方位をとると、一時的には運気が良くなることがあります。これは本命殺の凶方位と似たようなケースで
いわゆるエナジードリンクを飲んだ時のような元気です。一瞬は良いのですが、その後反動がきて倒れてしまうという結果になります。
では、この一瞬で何が起こるのかというと、自分が強くなりすぎてしまって、周りを慌てさせたり、苦労させてしまう。いわゆる「気が大きくなってしまった」という事になります。
時々これが上手く行く時があります。それは、これまでにしっかり準備ができていて、計画もしっかりしていて、根回しなどもできていて、後は実行する度胸や勇気が必要だった場合です。この場合は奇跡的に上手くいく場合があります。
しかし、多くの場合はそうではなく、「なんでやらせてくれないんだ」とか「なんでわかってくれないんだ」のような、「他責思考」が芽生えやすくなってしまうのです。
そんな考え方の行動が上手くいくはずはありません。しかし、一時的に自分で何とかフォローできるから持ちこたえられます。でも徐々に限界が来て、最後は悪い結果で終わってしまう・・・というのが、五黄殺の最も起こりやすいトラブルです。
五黄殺の注意点その2:大病のもとになる不摂生や不養生
五黄殺の凶方位が体調面に及ぼす影響についてお話しします。
一言で言えば「長年の蓄積からくる病気」になりやすくなってしまいます。
理由は、自分の健康に自信を持ちすぎてしまい、暴飲暴食をはじめとする、免疫力や寿命を縮めるような悪い事にたいして「歯止め」が利かなくなってしまうのです。
厄介なのは「不健康な事はしている」とわかっているのですが、これに加えて「でも、これぐらいなら大丈夫」と、理由をつけて悪い事から目をそらしやすくなってしまうのが五黄殺です。
確かに、すぐに問題は起こりませんし、むしろエナジードリンクを飲んだ後みたいなものですから、元気に活動ができます。その結果「もう少し後でいいや」と考え、気づいた時には遅かった・・・というのが注意点の2つ目です。
五黄殺の注意点その3:引っ越しや移転に伴う深刻なダメージ
五黄殺の方位に引っ越しや長期旅行をする場合は、、特に注意が必要です。
その理由は、五黄殺は「家族全員」が凶方位の影響を受けてしまうからです。
別の記事で「本命殺」について書きましたが、これに加え「本命的殺」については、この凶方位に当たる人「単独」で運気が悪くなります。
しかし「暗剣殺」「五黄殺」「歳破」「月破」「定位対冲」については「移動した全員」が、運気が悪くなってしまいます。暗剣殺の凶方位については、以下の記事をご覧ください。
暗剣殺とは? 九星気学における暗剣殺の意味と影響の捉え方、穏やかに過ごすための考え方
さて、五黄殺は上述のとおり「他責思考」になりがちな凶方位です。これがご家族全員に起こってしまうとどうなるでしょうか。
「お前のせいで」「そういうけれどあなただって」「子供を叱れる親かね」「ばかばかしい・・・」など、ぎすぎすした家族関係になってしまうと、どうなるかは想像に難くありません。
なので、転勤や移住、進学などで、やむを得ず五黄殺に引越す。または長期滞在や旅行をする場合は、「他責思考に陥っていないか」という事を常に意識できるような環境を頑張って作ってください。
その他には、他責思考になるとしても、引き際を心得るようにするために
「こういう反応を私がしたら、本当にやめてほしいサインだから、本当にやめて」
などの共通認識を作っておくのも良いでしょう。
五黄殺の凶作用の影響が持続する期間の目安
五黄殺の影響期間は、吉方位の期間と同じく、年盤や月盤の種類や、移動距離や宿泊日数で変化します。
年盤で五黄殺をとった場合は、約1年半。ただし、移動距離や宿泊日数によっては、最長で11年半。
月盤の五黄殺をとった場合も約1年半。ただし、移動距離や宿泊日数によっては、最長で5年。と言われます。
この間、ずっと悪い状態が続くというわけではなく、大体移動後1年以内に大きな影響が出て、残りは少なくなります。また、凶方位の後に吉方位に行けば、悪い事が起こった後に良い事が起こって、結果として相殺されるという事もあり得ます。
どれぐらい凶方位の影響が出るのかという時期が分かっていれば、必要以上に長く不安を引きずらず、冷静に予定を組み立てやすくなると思います。
また、効果時間の違いについて詳しくは、下記記事をご覧ください
今年・来年の五黄殺の方角と調べ方
五黄殺の方角は年・月・日ごとに変わるため、各年月の盤を確認しておくことが大切です。
特に引っ越しや旅行、仕事上の移動などを考える場合、今月は五黄殺だけど、来月は吉になるとかのケースもあります。
そこで、以下に26年4月から、27年3月までの、各月の五黄殺と、暗剣殺と、月破という「誰にとっても凶」となる方位を表にまとめました。
各月において、凶となる方位には行かないように注意してください。もし行かなければいけない場合は、後述する「緩和策」や「代替案」を使えないか検討してください。
その上で無理な場合は、前述の「五黄殺がもたらす悪影響と凶作用」をご覧いただき、書いてある内容が自分に起こっていないかどうか、確認するようになさってみてください。
| 年月 | その月、誰にとっても凶となる方位 |
| 26年4月 | 西北(暗剣殺・月破)、東南(五黄)、南(定位対冲) |
| 26年5月 | 北西(月破) |
| 26年6月 | 東南(暗剣殺)、北西(五黄)、北(月破・定位対冲) |
| 26年7月 | 東(暗剣殺)、西(五黄)、東北(月破) |
| 26年8月 | 南西(暗剣殺)、東北(五黄・月破) |
| 26年9月 | 北(暗剣殺)、南(五黄)、東(月破) |
| 26年10月 | 南(暗剣殺)、北(五黄)、南東(月破) |
| 26年11月 | 東北(暗剣殺)、南西(五黄)、南東(月破) |
| 26年12月 | 西(暗剣殺)、東(五黄)、南(月破) |
| 27年1月 | 西北(暗剣殺)、南東(五黄)、南西(月破)、南(定位対冲) |
| 27年2月 | 南西(月破) |
| 27年3月 | 東南(暗剣殺)、北西(五黄)、西(月破) |
五黄殺に無意識に呼ばれる人の特徴
不思議なもので、一度凶方位に移動してしまうと、連続して凶方位に行かざるを得なくなってしまったり、無意識に凶方位への旅行を計画する事があります。
これは監修者の松平兼幸が実際に体験している事で、2025年、冠婚葬祭で凶方位をとってから、その後計4回の凶方位への旅行をすることになりました。
凶方位をとったから運気が悪くなる行動をする → 凶方位を選択する
という、負のスパイラルが起こってしまうのです。
なので、冠婚葬祭や出張など、どうしようもない場合を除き、移動する場合は事前に吉方位に移動するようにすることが大切です。
引っ越しや旅行前後の、五黄殺 緩和策4選と代替案2案
上記の通り、冠婚葬祭や仕事により、五黄殺の凶方位へ移動しないといけない時もあるでしょう。松平兼幸は2025年、五黄殺の凶方位には4回移動しています。
そのたびに、上記に書いてあることが起こっていると実感しましたし、また書ききれない別の事が起こったりしています。
ですが、そんな中でも人生初の書籍を上梓させていただくことが出来ました。それはなぜかというと、移動時の工夫、移動後の対策、心構えなどを駆使し、凶方位に行ったとしても、その悪い運気を減らす「緩和策」や「代替案」を知っているからです。
ここでは、「緩和策」や「代替案」を順に紹介します。
緩和策1|吉方旅行・引越し
さて、どうしても凶方位に旅行・引越しをしなければならなかった場合の「緩和策」として最も簡単なのが、吉方旅行 o r引越しをして、カバーをする方法です。
注意点として、引越しの場合は、出発点を引越し先から考えるために、新居に最低60日、出来れば74日以上寝泊りをした後に、吉方旅行とか引越しを行ってください。そうしないと、以前の家からの方位も混ざってしまい、ややこしい事になってしまいます。
一番強いのは、吉方位への引越しです。この引越しは数キロで構いません。
まずは、凶方位先の(A)に引越します。これは避けられないものと仮定します。
そして、(A)に60日以上宿泊した後、(A)から見て吉方位となる場所(B)に引越します。
これで凶方位の影響を最低限に抑え、吉方位の影響力を強めることができます。
引越しではなく、吉方旅行で緩和する場合は、出来る限り遠くへ、長期に移動します。移動距離などで運気が変わるので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。吉方位への旅行で得られる効果について詳しく解説しています。
距離や滞在時間で運気が大きく変わる!吉方位への旅行で得られる効果
緩和策2|方位除け・八方除け
方位除け・八方除けは、神社やお寺でおなじみの方もいらっしゃると思います。お祓いやご祈祷をしてもらうことで、凶方位の災いを避ける効果が期待できます。吉方旅行や引越しができないときは、方位除け・八方除けで災いから守ってもらいましょう。
事前に予約が必要な場合もあるので、各神社やお寺の公式サイトなどでご確認ください。
緩和策3|移動距離と滞在時間を減らす
特に旅行の時に使う方法です。五黄殺に限らず、凶方位へ行動する際は、出来るだけ移動距離と滞在時間を減らすようにします。
例えば、2泊の旅行になるところを、夜行バスや寝台特急を使って1泊にする。旅行初日の23:00以降に部屋を出て、1泊分の影響を減らす。宿を少しでも自宅に近い場所にとるなどです。
ただ、これも出来る範囲で行います。寝台特急や深夜バスの予約が取れるかどうかわかりませんし、予定通りいくかもはっきり言えません。また、深夜バスのせいで疲れがたまり、病気になる場合もあるでしょう。東京ー博多間の14時間移動する深夜バスに乗るかと言われたら、ちょっと二の足を踏むのではないでしょうか。水曜どうでしょうの大ファンの松平兼幸としては、乗ってみたい気もありますが・・・
それはさておき、凶方位への宿泊がどうしても避けられない場合は、滞在時間をできるだけ短くし、目的を済ませたら早めに移動することがポイントです。
緩和策4|凶方位に行く場合の「心構え」をとる
ここまで凶方位はいかないほうが良い、避けた方が良いと言ってきた人が言うのはおかしいのですが、そもそも凶方位に行く時は
「それがどうした!」
と考えるずぶとさが必要です。
凶方位に行くことでトラブルが起こりやすくなるでしょう。しかし、反省すべきところは反省し、そのうえで前を向き、笑って次に進むメンタルを持っている人ならば、凶方位の影響を受けたとしても、対応することができるのです。
一番いけないのは、凶方位に行ったことにより、負のスパイラルに陥ってしまう事です。このスパイラルから外れるために、吉方旅行や引越し、方違え、方位除けなどがあります。
なので、まずは「それがどうした!」「来るなら来い!」という心の準備ができていると、凶方位が出てきても大丈夫になり、凶方位の影響を和らげる大きな支えになります。
その上で、五黄殺のトラブルである、自意識過剰や他責思考を減らすために、睡眠や休息をしっかり確保する。深呼吸や散歩、好きな音楽を聴く時間など、自分が落ち着ける時間を確保するように、余裕ある生活をする。または仕事をあえてセーブするなどをすることで、五黄殺の影響が出ても、それを最小限にすることができるでしょう。
代替案1|移動先(宿泊地)を変える
代替案として真っ先に上がるのは「移動先(宿泊地)を変える」という方法です。
これは、「方位学の影響は宿泊地で決まる」という特性をつかった方法です。なお、前提として、変更した宿泊地が吉方位、または普通方位であることが必要です。
実例として松平兼幸の例を挙げると、横浜から大阪へ移動する場合、大阪のほとんどは「西」になり、和歌山までいくと「西南」になります。
そして、西が凶方位で、西南が吉方位である場合、宿泊地を和歌山(和歌山駅)のホテルにします。
昼間は大阪や京都に移動し、仕事や用事を行いますが、寝泊まりするホテルは西南の和歌山にして、吉方旅行に行ったという事にするのです。
大阪ー和歌山間は「特急くろしお」が走っており、良くこれを使っていました。
このように、移動先(宿泊地)を変えて、凶方位を避けるという代替案があります。
代替案2|移動日を変える
次の代替案として出てくるのは、なかなか難易度が高いのですが「移動日を変える」という方法です。
この代替案が使えるのは「年が変わったら吉になる」とか「月が替わったら吉になる」という場合に使います。
例えば「26年7月の東は暗剣殺だけど、8月になったら違うから、旅行は8月にしよう」という場合です。
これが、どちらの場合も凶方位だったら使えません。どちらかが吉の場合に、移動を早めたり、遅くしたりして、吉方位で移動するようにする方法です。
大凶方位や九星気学・方位学に関するQ&A
凶方位については良く質問をいただきます。やはり「殺」という怖い文字が入っていたり、普段聞きなれない言葉を使われると、得体が知れないから恐怖を倍増させてしまうのでしょう。
そこで、ここで凶方位や方位学についての良くある質問にお答えいたします。
五黄殺の意味と、凶方位との違い。すでに凶方位に行ってしまった後の自分との向き合い方、吉方位の調べ方、過去の引っ越しとの関係などを整理しておくと、不安を抱えすぎずに判断しやすくなります。
言葉だけで強く怖がるのではなく、考え方の違いや見方の基本を押さえておくことが落ち着いた判断につながります。
ここでは、特によくある質問を順に確認していきましょう。
Q.暗剣殺とはどのような方位ですか?
A.暗剣殺は、九星気学で注意される凶方位の一つで、思いがけない外部要因によるトラブルと結び付けて語られます。
五黄殺が自分の行動から乱れを招きやすい方位とされるのに対し、暗剣殺は他人や周囲の環境から影響を受けやすい方位と説明されることが多いです。
そのため、自分では防ぎにくい行き違いや対人面の問題、予定外の出来事を意識する場面で挙げられやすく、意味の違いを知ることで凶方位全体の整理もしやすくなるでしょう。
五黄殺との違いをあわせて理解しておくと、方位の特徴を混同せずに受け止めやすく、必要以上に不安を広げず整理しやすくなります。
凶方位は全部でいくつありますか?
A.凶方位は、年盤・月盤・日盤を合わせると8つあります。
- 暗剣殺
- 五黄殺
- 本命殺
- 本命的殺
- 歳破
- 月破
- 日破
- 定位対冲
です。これらは単独で表れる時もありますし、2つ以上が同時に出てくる場合もあります。
表にまとめると、以下のようになります。
| 名称 | ケース | 発生する盤 |
| 五黄殺 | 「五黄土星」がある方位 | 年盤・月盤・日盤 |
| 暗剣殺 | 「五黄土星」の180度正反対の方位 | 年盤・月盤・日盤 |
| 本命殺 | 自分の「本命星」がある方位 | 年盤・月盤・日盤 |
| 本命的殺 | 自分の「本命星」の180度正反対の方位 | 年盤・月盤・日盤 |
| 歳破 | その「年」の「十二支」の位置の180度正反対の方位 | 年盤 |
| 月破 | その「月」の「十二支」の位置の180度正反対の方位 | 月盤 |
| 日破 | その「日」の「十二支」の位置の180度正反対の方位 | 日盤 |
| 定位対冲 | 一白水星が南、九紫火星が北にある場合 | 年盤・月盤・日盤 |
五黄殺は暗剣殺や歳破と並ぶ凶方位ですが、意味づけには違いがあります。
五黄殺は自分の判断や行動から乱れが生じやすい方位、暗剣殺は外部から影響を受けやすい方位、歳破は物事が崩れやすい方位とされ、区別して理解することが大切です。
いずれも同じ凶方位として一括りにされがちですが、解釈の方向性が異なるため、五黄殺だけを見て判断するのではなく、ほかの方位との重なりも含めて整理すると考え方がわかりやすくなります。
名称だけで混同せず、それぞれがどのような不調和を示す考え方なのかを押さえておくことで、方位判断の軸も整えやすくなるでしょう。
Q.凶方位への旅行は気にしない方がいい?
A.気に「しすぎない」方が良いです。
凶方位への旅行は、全く気にせずに行くのはお勧めできませんが、必要以上に気にして、恐れすぎる必要はありません。
そもそも、方位鑑定師の松平兼幸自身、冠婚葬祭などでどうしようもない場合は、凶方位でも移動します。
または、一生に一度の修学旅行が凶方位になってしまう場合、子供に対して「凶方位だから修学旅行は行かせません」という事も現実的ではないでしょう。
むしろ、凶方位を過剰に恐れて『今しかできない経験』を奪うことの方が、人生にとって凶であると思います。
なので、凶方位に行く場合は、出来る限りの備えをしておくのをお勧めします。不安を抱えたまま出発するよりも、旅行先の予定を立てて、持ち物の準備をすまし、移動日程の見直しなどを行い、旅行中にトラブルが起こる余地をなくしておけば、凶方位の影響も出ようがなくなります。
後は現地での時間を楽しみ、慌ただしさを減らし、睡眠や体調管理に気を配るという、ある意味では当たり前のことを当たり前にこなせば大丈夫です。
Q.自分の吉方位はどうやって調べますか?
A.自分の吉方位を調べるには、まず生まれ年から本命星を確認します。本命星が分かれば、自分と相性の良い九星が自然とわかります。この「相性の良い九星」が年盤や月盤で巡っている方角が「吉方位」となります。
相性の良し悪しは「陰陽五行説」に基づいて決まります。各九星の吉方位と凶方位の一覧表をご覧になって、調べてください。
| 本命星 | 吉方位になる九星 |
| 一白水星 | 三碧木星、四緑木星、六白金星、七赤金星 |
| 二黒土星 | 六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星 |
| 三碧木星 | 一白水星、四緑木星、九紫火星 |
| 四緑木星 | 一白水星、三碧木星、九紫火星 |
| 五黄土星 | 二黒土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星 |
| 六白金星 | 一白水星、二黒土星、七赤金星、八白土星 |
| 七赤金星 | 一白水星、二黒土星、六白金星、八白土星 |
| 八白土星 | 二黒土星、六白金星、七赤金星、九紫火星 |
| 九紫火星 | 二黒土星、三碧木星、四緑木星、八白土星 |
注:相性の良い九星は、本当はご自身の本命星も含まれます。しかし、方位学ではご自身の本命星がある方位は「本命殺」という凶方位になってしまうので、表からは外しています。
Q.過去の凶方位への引っ越しの影響は消える?
A.はい、消えます。
方位の影響力は、吉方位、凶方位どちらの場合でも、最長で11年半。最短で1年半で消えます。
また、始めの数年・数か月の間で、影響力の5割くらいが出て、残りの期間は少しずつ出るので、人によっては後半は、凶方位の影響を実感せずに過ごす方もいらっしゃいます。
さらに、凶方位に一回行ったぐらいで、人生が終わるようなことはありません。連続して3回以上移動するとかだったら変わってきますが、1回や2回の凶方位ならば、十分対応することが可能です。
まとめ:五黄殺の影響と対策を知り安心の引っ越しを
いかがでしたか? 五黄殺の影響と、移動を避けられないときの対処法や考え方について解説いたしました。
五黄殺に行かないと行けなくても、適切な対策を講じることで、影響を最小限に抑えられます。
何より大事なのは、「五黄殺だからもうだめだ」というマイナス思考です。
「五黄殺、何するものぞ!」というプラス思考があれば、「陰極まりて陽に転ず」となり、ご自身を成長させることが出来るでしょう。
と言っても、なかなかそんな気持ちにはなれません・・・という人は、この記事で紹介した対処法をお試しください。
そんな五黄殺は年や月によって変化していくため、その時々で正しく方位を把握することがとても大切です。
そこでおすすめなのが、吉方位検索システムです。
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(監修 松平兼幸)





