「九星気学はおかしい」と言われる理由 九星気学・方位学の語られざる真実 占いについて知るべき事実

九星気学

皆さんこんにちは。幸せ方位占い師の松平兼幸です。

九星気学や方位学に興味を持たれたとき、「本当に当たるの?」「なんだか少しおかしいのでは?」と感じ、信じてよいのか迷う方もいらっしゃるでしょう。現代の科学的な解釈を中心にしてみていけば、九星気学とは、生年月日や干支、五行の運行をもとに性格や運勢、相性などを読み解く占術に疑問を持たれることは、実はとても自然なことです。

本記事では、九星気学が「おかしい」と言われる理由やその背景にある基本の仕組み、自分の星の調べ方、そして占い結果との上手な向き合い方を、鑑定師の視点からじっくりと解説します。 占いに振り回されるのではなく、日常の判断にどう活かし、ご自身の人生を豊かにしていくかを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

九星気学が「おかしい」と言われるケース

九星気学が「おかしい」と言われる背景には、科学的な根拠の見えにくさや解釈の幅広さがあります。

ここでは、九星気学の占い結果が曖昧に感じられる理由や、流派・鑑定士によって判断が変わる点を整理し、多くの方が違和感を抱きやすいポイントを分かりやすく解説します。

科学的ではないのではないか?

九星気学が「おかしい」と受け取られやすい理由の1つは、科学的に検証された根拠が明確ではない点です。 また、生年月日や干支から性格や運勢を読み解く仕組みはありますが、誕生日が人生に直接影響するという関係は、医学や物理学のような再現性を求める現代科学では十分に証明されていません。そのため、疑問を抱きやすくなるのは当然のことと言えます。

しかし、九星気学は決して根拠のない当てずっぽうの占いではありません。その根底にあるのは、東洋医学と同じ「東洋哲学」です。「天(大宇宙・大自然)」の運行と、「人(小宇宙・人間の肉体)」は常に連動し、影響を与え合っているという思想に基づいています。

事実私たちは、夏の暑い時には汗腺が開き汗をかきやすくなり、逆に冬の寒い時には汗腺が窄まり、汗をかきにくいようになって、体に熱をためやすくなります。

汗のかき方に限らず、実は目に見えない色々なところで、人体と自然は関係しています。九星気学はこの、目には見えない自然の大きなエネルギー(気)が、自分自身の特徴(本命星など)と、どう関係してくるかを読み解き、それをご自身の人生の「追い風」として賢く活用していくための、先人たちが遺してくれた壮大な「知恵」と言えるでしょう。

なので、科学的な根拠が・・・という前に、根本的な発想が異なっていると考えていただけたらと思います。

同じように科学的根拠がないとされているもので「経絡」「ツボ」「足裏の反射区」などがありますが、これらは最近の「科学的な調査結果」によって、「存在する」という説が出てきています。詳しくは専門の論文をごらんください。九星気学や方位学も、調査方法が確立すれば、科学的な調査が可能となるかもしれませんね。

「こうなったら運が良くなった」という基準が高すぎる

「運が良くなるんだから、これぐらいの結果が出るはず」

という期待が高すぎる方もいらっしゃります。九星気学や方位学を使って吉方旅行などを行った結果、結婚したり成功したり・・・という話は当然あります。

だからと言って何もかもが強く出るわけではありません。吉方旅行をしていても、家から一歩も出ず、誰とも連絡を取らず、お金が降ってくるのを待っているという状態では、流石の吉方位も幸運の出しようがありません。

宝くじで例えるならば、宝くじの一等当選確率は、代表的な「年末ジャンボ宝くじ」は2,000万分の1、「サマー」などの通常のジャンボ宝くじは1,000万分の1、数字選択式の「ロト7」は約1,030万分の1、「ロト6」は約610万分の1だそうです。

この確率を、九星気学や方位学、吉方旅行で運気をアップさせるとどれぐらい高まるかというと、どう頑張っても3割増しぐらいです。

つまり、

宝くじの種類元の当選確率3割増し後の当選確率
年末ジャンボ2,000万分の1約1,538万分の1
通常のジャンボ1,000万分の1約769万分の1
ロト7約1,030万分の1約792万分の1
ロト6約610万分の1約469万分の1

となりまして、依然として天文学的な確率であることは変わりありません。

だからと言って、3割増しは馬鹿にできません。今度は複利運用を例にとってお話しします。

元本1000万円で、年利3%の複利運用をした場合と、利率が3割違う3.9%で複利運用した場合で、お金の増え方を比較してみます。結果は

経過年数年利3%年利3.9%(3割増し)その時点での差額
5年後1,159万2,741円1,210万8,460円+51万5,719円
10年後1,343万9,164円1,466万1,483円+122万2,319円
15年後1,557万9,674円1,775万2,776円+217万3,102円
20年後1,806万1,112円2,149万1,567円+343万0,455円

となり、短期的に見たらそれほど差はなさそうですが、長期的に見たら300万円以上の差が出てきます。これは金運のみで見ていますが、他の運気も同時に3割増しになっていると考えたら、総合的にはとても開運しているといってよいでしょう。

なので、3割増しの開運効果を「少ない」と感じる人にとっては、九星気学などはおかしいと思われてしまうと言えるでしょう。

「千差万別な人間を、たった九種類に分類できるわけがない」

「千差万別な人間を、たった九種類に分類できるわけがない」と思われる方もいらっしゃるでしょう。これには占い業界の悲しき事情があります。

テレビや雑誌の占いでは分かりやすさを優先するため、本命星(生まれた年の星)だけで大まかに語らざるをえません。しかし、実際の本格的な鑑定では、生まれた「年」と「月」の組み合わせがかかわります。これで「9*12=81」通りに増えます。これに「干支」を組み合わせていくと、180種類に増えるのです。

更に、180通りに分けたとしても、その後の環境が人格形成には重要です。

相性の良い両親の所に生まれてきたのか、そうでない両親の元に生まれたのか。いや、相性の良し悪しがあったとしても、子供を褒めて育てていたか、虐待していたかなど、九星気学以前の話も出てきます。

なので教育方針は考えずに、ご両親の九星との組み合わせだけ考えると・・・というように、ものすごい組み合わせが出てくるのはお判りだと思います。

という事で、こんな量の組み合わせの運気を、個別に話したり書いたりするのはとても難しいのです。仮に本命星と月命星の組み合わせの81通りを、1つ1分で解説するとして、81分の動画になります。本ならば、1つ1ページで解説したら81ページになります。

これが「1月はこう、2月はこう、来年は・・・」とやるとしたら、大変すぎることになります。

なので、どうしても一般的な解説では、9種類ぐらいで解説しないと、執筆者も発行者も大変な事になってしまうのです。その結果、「誰にでも当てはまるように聞こえる」バーナム効果のような文章になってしまうケースもあるでしょう。

ですが、この記事をお読みいただけた方は、そうなってしまうのも

「これはしょうがないね」

と思っていただけたと思います。いや、本当に大変なんですよ・・・💦

流派や鑑定士によって結果が異なるじゃないか?

Youtubeなどで九星気学の「〇月の運気」を見ていると、人によっては吉、人によっては凶と、結果が異なっている事があります。これが「人によって言う事が違う」となって、どうも信用できないという事になる事があります。

なぜこうなるかというと、基本となる星の出し方は共通しているのですが、運勢や方位の読み取り方、助言の内容に、個人個人の違いが出るためです。

例えば、私の九星である「八白土星」を例にして言えば、この記事を執筆している7月は、2026年の内で最悪の運気の月です。さらにその後、暗剣殺・月破・月破と続き、連続して凶の運気が続きます。

なので「八白土星は凶がつづくからこれをしなさい~」という内容で煽るような記事を書いたり、動画を作ってもそれはそれで間違いではありません。

ですが、「そんなに悪く言ったら八白土星の人ががっかりするよね」とか、「凶だけれども、何もしないで良いとか現実は出来ないんだから、対策を中心に話そう」とか、「なんで凶なのかをはっきり説明すれば、凶だけれども、悪くなることはないって、自信や勇気が湧くような結果にできるはず!」など、鑑定師によってこの「凶」の伝え方が変わってくるのです。

事実私は7月、風邪を引き、下痢になり、炎症を起こして薬を飲んだりと、見事に凶の象意の通りの結果を受けています。

しかし、これは逆に、体の悪い所が治ろうとしているのだと考え、養生を意識するようになる絶好の機会です。なのでそれを考えれば、7月は「凶」の月というより「自分を見つめなおす月」と言えるでしょう。

と、私はこのように考えているのですが、この方針で動画をとって公開したら、「7月八白土星は最悪で~~~」と言っている人と、言っている事が違ってくるのは当然だと思います。

この違いが「どの先生を信じればよいの?」「なんで違いがあるの?」という戸惑いを生むのだと思います。

ですが、それは九星気学が信頼できないのではなく、伝える側の方針の違いによって生まれるものであります。なので言っている事が違っていると感じた時は

「ああ、この先生は、こういう事を重視して発言しているんだな」

「この人の方針はこういう方針だから、違っているんだな」

と考えていただけると、違いがある事はむしろ、各先生たちが真剣に運気について考えて、皆さんを少しでも幸せにしたいと考えているためなのだ、とご理解いただけますと幸いです。

同じ生年月日なのにアドバイスが違うのはなぜ?

本命星が同じ人であっても、お客様の置かれている状況(仕事、人間関係、現在の悩みなど)に合わせて、アドバイスが異なってくる事があります。

これは、お客様の状況を伺い、願いをかなえるためには、どのエネルギーを補うべきかの判断が異なるためです。

例えば

「結婚したいです」

という願いをもって鑑定に来られた方が2人いたとします。1人目をAさん、2人目をBさんとします。どちらも同じく八白土星とします。

Aさんの話を聞くと、結婚にあこがれてはいるけれど、どうしても結婚生活に不安がある。両親が離婚しているし、離婚する前も喧嘩ばっかりしていて、家庭を築くという事に恐怖心がある。だから結婚に踏み切れないんです、とおっしゃいます。

Bさんの話を聞くと、結婚したくて合コンをしたり、積極的に声をかけているのだけれど、どうも長続きしなくて困っている。それにあまりにも「積極的」過ぎて、トラブルもあるしお金も実はあまりないんです、とおっしゃいます。

こんなお2人に、同じアドバイスをすることがあるでしょうか。そんなことはないと思います。同時に、補うべきエネルギーも違っているのです。

Aさんならば、ご自身が責任ある立場になって家庭を支える、大黒柱になる覚悟を作ってもらうのが初めに必要です。その場合は「主人」とか「向上心」の運気を持つ「六白金星 = 西北」の運気をお勧めします。その次は、家族仲を良くするために、「安心」「信頼」の運気を持つ「四緑木星 = 東南」や「二黒土星 = 西南」などが良いでしょう。その後に、会話を楽しんで、相手の言葉の裏を察して、喜ばせることができる「七赤金星 = 西」などがお勧めです。

Bさんならば、まずは遊び心を抑えて、一人の人に心を決める事が必要です。なぜ次から次へと相手を変えてしまっているのかという事に注目するなら、ご自身の心に満たされないものがあって、それを埋めるために遊んでしまってトラブルになっているならば、心を癒し、落ち着ける「一白水星 = 北」の運気が良いでしょう。またはBさんの環境が、そういう遊ぶ人たちとよく会う環境ならば、この環境を変えるために「八白土星 = 東北」や、浄化する「九紫火星 = 南」なども使います。もし心の傷とか環境が原因ではなく、本人の特性にあるならば、ご本人のメンタルを鍛える「六白金星 = 西北」や家庭的になる「二黒土星 = 西南」をお勧めすることになるでしょう。

このように、同じ九星の方でも、置かれている状況・環境によって、お勧めする事が違います。なので、同じ生年月日でもアドバイスが違うのです。

これは前述の、鑑定師によって言う事が違うという事にもつながります。「〇月の運気」を話すときに、話しかける対象が男性か女性か、何歳ぐらいなのか、仕事をしているのかしていないのか、家庭を持っているのか、子供がいるのか、年収は何円なのか・・・などなど、想定している人が違っていると、無意識のうちに言う事が違ってきてしまうのです。

これでお判りいただけたと思います。九星気学は、「あなたの運命はこう!」と、決めつけるものではありません。ご自身が生まれ持った「九星」の性質や特徴、個性や才能が、時期によってどう変化し、置かれている環境に応じて、どのように行動したら人生が幸せなものになるかを考える、いわばご自身の「取扱説明書」のようなものなのです。

なので、アドバイスの違いを信用できない理由ととらえるのではなく、複数の面からご自身に光を当てている証拠ととらえ、判断していただけると幸いです。

九星気学とは?占いの基本と仕組み

そんな九星気学とは、そもそもいったいどういうものなのでしょうか。

九星気学とは、古代中国から伝わる思想(干支、陰陽五行説)を基に、日本で独自に体系化された占術です。生年月日をもとに、五行思想でまとめた九つの星へ分類し、性格や運勢、相性などを読み解きます。

ここでは、九星気学の基本的な考え方と、九つの星・五行思想がどのように関係するのかを整理します。

生年月日と干支から導き出す「経験哲学」

九星気学は、生年月日や干支を手がかりに、その人の性格や運勢の傾向を読み解く占いです。 長い歴史の中で、暦や方位、四季の移ろいといった大自然の法則と結びつきながら発展してきたため、現代の統計学のように説明されることもあります。

しかし、厳密には単なる統計データではなく、命がどのように発生し、成長し、やがて土に還って再び命を得るかという、自然界の循環過程を説明し、これを元に、私たちと天地自然との関係をまとめた、「経験哲学」と言えるのではないでしょうか。

今後、漢方薬が西洋医学の方法論をもって、効果が証明されてきたように、九星気学・方位学も、何らかの計測方法によって(ある程度多変量関節測定になってしまうでしょうが)現代的なデータに基づいた、九星気学・方位学の効果の証明が出来るかもしれません。

なにせ、最低でも千年以上受け継がれてきたのです。時代ごとに修正・改良・発展を加え、現代にまで残っているという事は、そこに何かの真実があってもおかしくないでしょう。

九星気学「自分が大自然のどのようなエネルギーの影響を受けて生まれてきたのか」という一定の傾向を捉える考え方として理解すると、人生の深みが増し、九星気学の奥深い仕組みや活用範囲を受け止めやすくなるはずです。

九つの星と五行思想の深い関連性

九星気学には、一白水星から九紫火星まで九つの星があり、それぞれが「木・火・土・金・水」の五行(ごぎょう)という要素と結びついています。 五行思想は、自然界や人の性質を五つの要素で捉える東洋思想の根幹です。

たとえば、一白水星は「水」、三碧木星や四緑木星は「木」、九紫火星は「火」に分類されます。 そしてこの五行には、互いを助け合う「相生(そうしょう)」、似た者同士の「比和(ひわ)」、そして互いに対立し制限を与える「相剋(そうこく)」という関係性があります。

一般的に「相剋=凶」と思われがちですが、決してそうではありません。木は鉄(金)に切り倒されますが、削られることで立派な家具や家になり価値が高まります。火は水に消されますが、水がなければ火は燃え広がり自らを焼き尽くしてしまいます。つまり、**相剋は「自分を変化させ、鍛え上げてくれる相性」**なのです。 この五行の関係性をもとに、性格の傾向や相性、運勢の波を深く読み解いていくのが九星気学の最大の特徴です。

九星気学の「自分の星」の調べ方

九星気学を活用するには、まずご自身の基本となる本命星(ほんめいせい)を正しく知ることが大切です。 本命星が分かると、性格や運勢の傾向、そして開運のための「吉方位」などを確認しやすくなります。

ここでは、手軽な自動計算ツールや、早見表、そしてご自身で計算する簡単な調べ方を分かりやすく解説します。

生年月日から自動計算で調べる方法

生年月日から自分の九星を調べるなら、インターネット上の自動計算ツールを使う方法が一番手軽で確実です。

手前みそになりますが、私が監修している「吉方位検索システム」などを使えば、ご自身の本命星はもちろん、その時々の正しい吉方位や凶方位まで一目で確認することができます。その他、無料で調べることの出来るサイトは多数あります。

では、なんで私のシステムは有料なのかというと、他のシステムでは(26年7月23日時点)ない「異なる場所から、異なる生年月日の人との、共通の吉方位を調べられる」という、独自のシステムがあります。

その他いろいろサービスを今後も追加していきます・・・という宣伝はここまでにして、自分で計算するのが苦手な方や、毎日の吉方位を手軽に知りたい方にはシステムの利用がおすすめです。

早見表や計算式を使った自分の星の探し方

ご自身で計算してみたいという方には、簡単な計算式があります。

  1. 生まれた西暦の数字をバラバラにして、すべて足します。
    • 例:1993年生まれ → 1+9+9+3=22
  2. 2桁になったら、さらにバラバラにして足し、1桁の数字にします。
    • 22 → 2+2=4
  3. 「11」からその数字を引いた数が、あなたの本命星の数字(一白なら1、二黒なら2…)になります。
    • 2+2=4 → 11-4=7 → 七赤金星

【要注意ポイント】 九星気学では、元旦(1月1日)ではなく**「立春(2月4日頃)」を一年の区切りと考えます。そのため、1月1日から2月3日(節分)までに生まれた方は、「前年の生まれ」**として計算する必要があります。

先ほどの例で1993年2月1日生まれなら、1992年生まれとして計算し、八白土星となります。

ここを間違えてしまうと、吉方位が凶方位に変わってしま事があります。早見表や計算ツールを使う際も、この「基準日」だけはしっかりと意識しておくと安心です。

九星気学で具体的にわかること

九星気学は自分の性格や才能、相性、年や月ごとの運勢、さらには四盤掛けなどの手法を使うと、質問者の悩みのお答えに答えるという、周易のような卜占術にまで、幅広く鑑定できる占術です。

ここでは、九星気学で読み取れる主な内容を整理し、占い結果を日常の気づきや行動のヒントとして賢く活用する考え方を解説します。

生まれ持った基本的な性格と潜在的な才能

九星気学は先述のとおり、ご自身の生まれた年で決まる「本命星」をもとに、運気の大まかな流れ・傾向を見ていきます。

本命星でわかる事は、例えば一白水星は水のように柔軟で協調性がある、五黄土星は帝王のような強いリーダー気質があるなど、九星ごとに素敵な特徴が示されます。

詳しくは、下記記事をご覧ください。ちなみにこの記事は本命星ごとの特徴と、各九星の相性を紹介したのですが、出来る限りまとめて書いても「27,150語」「読了時間144分」と、Wordpressの右側に表示されるほどのボリュームになってしまいました。この記事からも、大まかな解説でないととても記事にできないという事がお判りいただけると思います・・・💦

もちろん、本命星のみですべての人の傾向をお話しできるわけではありません。生まれ持った性格や得意なことの傾向をさらに細かく読み解くには、本命星だけでなく「月命星(精神的な傾向)」や「傾斜(潜在的な才能)」なども組み合わせて見ていきます。 ただ、ご自身の星の基本性質を知るだけでも、強みや考え方の癖を見直し、仕事や人間関係で自分らしさを活かす大きなヒントになるでしょう。

気になる相手との相性と人間関係の傾向

自分の九星と相手の九星の組み合わせから、相性や人間関係の傾向を確認することもできます。

ここで大切なのは、「相性が悪いから仲良くなれない」というわけではない、ということです。九星気学に限らず、生年月日から特徴を知る、いわゆる「命」に当たる占いは、「どうやったら相手とより良い人間関係を築けるか」というコミュニケーションのヒントを知るためにあります。

相性が良い(相生・比和)とされる組み合わせは、考え方が通じやすく協力しやすいというメリットがあります。一方、相性が合いにくい(相剋)場合は、誤解や衝突が起こりやすい傾向があります。

しかし、相生・比和の関係だけを求めていると、刺激がなくなり、変化を恐れる傾向が多くなり、時代の流れに取り残されてしまうという可能性があります。逆に相克の関係は、緊張関係があるかもしれませんが、双方に刺激を与えあい、向上し続ける自立した関係性が作られれば、互いに高めあう嬉しい関係となれるでしょう。

勿論、破滅に陥ってしまうケースもあります。どの場合にせよ、相手の特性を知っておけば「あ、この人はこういう意図で言っているんだな」と冷静に受け止めることができます。

相性の良し悪しに一喜一憂せず、九星気学からわかる結果を元に、自分と相手を理解し、距離の取り方や伝え方を見直すように活用していただきたいと思います。

占いの運勢を信じる前に知るべき事実

占いの運勢は、人生のヒントとして大いに役立つ一方で、絶対的な答えや縛りではありません。

ここでは、九星気学の結果を信じる前に知っておきたい注意点と、占いに振り回されず前向きに活用する考え方を整理します。

占いは絶対的な予言や決定事項ではない

九星気学に限らず、手相の流年法などを使えば、いつ、どういう運気がやってくるのかという事はわかります。

しかし、わかるのはそこまでで、その運気と「ご自身の求める結果」とが「=」でつながるかというと、これは実のところわからないのです。

というのは、現実世界には「他人」「相手」がいますし、何よりご自身の「実力」も係わるからです。

例えば、起業しようとしている人がいたとします。ここでは仮に「Cさん」とします。九星気学ではCさんは2027年3月が運気が最高潮になるから、この時が良いだろうという事が分かったとします。

それでは、Cさんの会社は成功するのでしょうか。

確かに運気は良いでしょう。Cさんの実力が「100」の所、2割増しの120、3割増しの130、場合によっては200にまでアップして、とても調子が良いでしょう。

しかし、ライバルが同時にいたとします。このライバルをDさんとします。

このDさん、実力がCさんの倍「200」あったとします。そしてなんと、Dさんもほぼ同時期に運気が良くなっていたらどうでしょう。

200の2割増しで240。Cさんが最高潮の運気の時で、Dさんと漸く五分になれるぐらいなのに、Dさんも調子が良かったら、これは勝ち目が少ないというのが分かると思います。

このように「他人」「相手」の事を考えずに占いの結果を受け取ってしまうのはとても危険です。

「占いで幸運期と言われているからなんでもできるんだ!」

というのは、自信をもって行動するきっかけにするのは良いのですが、どんなことをしても上手くいく無敵状態になるという意味ではありません。

例えて言えば、占いは「天気予報」のようなものです。

「来月は運気が悪い(雨)ですよ」と言われたら、何もできないと考える必要はありません。絶望するのではなく、悪い運気に対応する(傘を持つ)ようにすれば良い。そうすれば「災い転じて福となす」になります。

これと逆に「来月は運気が良い(晴)ですよ」と言われたからと言って、 あぐらをかいて油断せず、現実の状況を見ながらしっかりと行動することが大切です。

最終的に運命を変えるのは自分の行動次第

「彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず」という言葉があります。運命をより良い方向へ変えていくには、占いの結果を参考にしつつも、最終的な「自分の行動と心意気」が何よりのポイントになります。

以前、織田信長の移動記録を調べたことがあります。そうすると、松平兼幸の調査が間違っていなければ、信長は京都に大凶方位で向かい、その後有名な「信長包囲網」を敷かれることになります。

しかし、この逆境を信長は見事はねのけ、天下布武を果たしました(と言ってよいでしょう)。このように、方位学でいう大凶方位をとったとしても、九星気学で注意が必要な時期だとしても、準備を丁寧に進め、前を向いて努力を続ければ、大凶であっても、運命をプラスに転じさせることはできるのです。

ですので、鑑定の結果や運気の流れに一喜一憂せず、今、一生懸命努力し、行動を続けることが、実は一番の開運方法なのです。その上で九星気学をはじめとする占いの結果を参考にしていただければ、未来は確実に変わります。

良い結果を日常のモチベーションに活用する

これまではあまり九星気学を過信しないようにしてくださいという話でしたが、だからと言って全く使わないで良いという事ではありません。

九星気学で良い運勢の月が分かった、または今年はこういう運気の流れなんだという事が分かったら、それを日常のモチベーションとして大いに活用してほしいのです。

「今年は私にとって飛躍の時期だ!」とわかれば、新しい事を始めるのに不安で迷っていらっしゃった方ならば、是非今年新しい一歩を踏み出してほしいのです。九星気学の運気は、あなたの決心を後押しするでしょう。

そして、良い結果を信じて行動すれば、自然と表情や言葉が明るくなり、人とのご縁や金運にも素晴らしい影響が出てきます。

運は、知って動いた人から変わります。ご自身の努力や笑顔と、九星気学をはじめとする占いの結果を組み合わせることで、幸運をどんどん引き寄せていきましょう!

まとめ:九星気学はおかしい?信じる前に考えたいこと

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

九星気学が「おかしい」と言われてしまう背景には、テレビや雑誌といったメディアの都合、そして何より実際に執筆する鑑定師の事情(苦笑)により「たった9種類」と言われてしまう事情、他には「吉方位に行けば何もしなくても宝くじに当たる」といった魔法のような効果への過度な期待がありました。

しかし、実際の鑑定の現場を話しをすれば、九星気学とは干支などを組み合わせて180通り以上に分類される緻密なものであり、大自然のリズム(天)と人間の肉体(人)の連動を読み解く、奥深い「経験哲学」であることがお分かりいただけたかと思います。

大切なのは、占いの結果を「絶対的な予言」として鵜呑みにするのではなく、ご自身が持って生まれた才能や運気の波を知るための「人生の取扱説明書」として賢く活用することです。

例えば、吉方位の開運効果は、ご自身の努力を「3割増し」にしてくれる現実的な追い風です。だからと言って、吉方位に行ったからと胡座をかくのではなく、実際に行動をしていただきたいのです。もしくは、吉方位に行くことで、前向きに行動するモチベーションを高めるのも使ってください。

不安な結果や大凶方位に行かないといけない時は、「天気予報」として受け止め、事前に傘を用意し、不屈の心意気で実力を磨く期間にする。そうすれば、九星気学と無理なく、心地よく付き合っていくことができます。

なお、凶方位に行かないといけない時には、以下の記事をご覧ください。ん?一つ不安を煽るような記事がある?いやいや、煽るわけではありません。実録の紹介でございます・・・。

それはともかく! ライバルに勝つための実力も、人生を豊かにする努力も、最後はあなた自身のものです。どんなに素晴らしい吉方位に行ったとしても、あなたの「こうしたい!」という強い意思と行動がなければ、真の力を発揮することはできません。

「運は、知って動いた人から変わります」

ご自身の九星の特性を知り、自然の気の流れを味方につけて、ぜひあなただけの豊かな人生を力強く切り拓いていってください。

(文 松平兼幸)

この記事の監修者

西谷 泰人
手相家、方位学者、作曲家、ライフコンサルタント

略歴
ニューヨーク在住時、ABCラジオ「ニシタニショー」で毎週土曜夜、ゲストの著名人の手相や方位の鑑定を行い、好評を博す。現在、鑑定は東京・高円寺で行っている。著作の手相書は25か国以上で翻訳刊行されている。 これまでの鑑定総数は、国内外の著名人を含め8万人を超える。
自らアメリカに渡米し方位学の影響を確かめるほか、多くの著名人の行動、そして8万人の鑑定を通じ、40年以上方位学研究を行っている。
西谷泰人公式サイト

主な著書
「的中手相術」(創文)
「世界一の開運法! 吉方旅行と引っ越し」(創文)
「365日吉方位で開運! 日帰りおでかけ&吉方旅行」(日本文芸社)

YouTubeチャンネル
開運手相チャンネル全動画 西谷泰人 ニシタニショー

松平 兼幸
方位学・九星気学・手相・周易を修めた、幸せ方位鑑定師

略歴
高校生時代から、西谷泰人先生の元、創文スタッフとして活動開始。
63回行われた手相スクールにも、すべてスタッフとして参加。
『早楽地図上検索システム』の運営を立ち上げから行い、2022年より運営責任者となる。
西谷泰人先生の10冊余りの方位の本も、企画・編集からすべて携わり、西谷泰人先生から絶大な信頼がある。方位の体験も豊富な、幸せ方位占い師。
2023年より、方位相談に九星気学鑑定と、周易も加え、開運のサポート体制がさらに充実。
温かい柔らかな口調で、方位アドバイスを行います。
2026年には、方位学・九星気学を活用して金運を上げる方法を、初めての人でも分かりやすく、実践しやすい形でまとめた著書『奇跡を起こす一発逆転!金運吉方旅行』を出版。
Youtubeで「幸せ方位チャンネル」を運営中
Instagram、ティックトックでも動画更新中!
松平兼幸公式サイト

寄稿
「女性セブン 23年9月14日号」(運気を上げる吉方位旅行)

YouTubeチャンネル
幸せ方位占いチャンネル

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