九星気学で二人の関係性をもっと深く知りたいと思いませんか?
古くから伝わる九星気学は、あなたの生まれ年と相手の方の生まれ年から導き出される「九星」によって、二人の性格や相性を読み解くことができる占いです。
この記事では、九星気学に基づいた二人の関係性を分かりやすく解説し、相性の良い組み合わせから、少し注意が必要な組み合わせまで、さまざまなケースをご紹介します。
九星気学における相性の考え方
九星気学では、相性の良し悪しを判断する際に、五行説に基づいた「相生」と「相克」、そして「比和」の関係が大きな役割を果たします。
五行説は、木・火・土・金・水という五つの要素から成り立ち、これらが互いに影響を及ぼし合うことで、自然界や人間関係のバランスが保たれていると考えられています。
相生の関係
相生の関係は、互いを助け合う良い関係性を意味します。
たとえば、
木は燃えて火を生み出す
火は物質を燃やし土を生み出す
土はその内部に金を生み出す
金はその身に水を生み出す
水は植物に入り木を生み出す

このように、相生の関係にある星同士は、基本的に相性が良く、協力し合うことでより良い結果を生み出すことができます。
相克の関係
一方、相克の関係は、互いに抑制し合う関係性を表します。
たとえば、木は土の養分を吸い取り成長し、土は水を堰き止め流れを変え、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切ります。

対立すると本にありますが、だからと言って「凶」というわけではありません。
火は水で消されないと迷惑をかけますし、金属も鉱石のままでは価値が少ないです。火で溶かされて初めて人の役に立つ形になります。
「自分を変化させてくれる相性」が「相剋」と言えるでしょう。
ちなみに、相剋の九星は吉方位とはなりませんが、方位でとるならば、自分を鍛え上げ、実力をアップさせてくれることが期待できます。
比和の関係
「比和」は似たエネルギーを持つ者同士の関係です
例えば、三碧木星と四緑木星は、どちらも「木」の特徴を持つ九星です。
しかし、三碧木星は「若葉」「若木」と、生まれたばかりの小さい芽の状態の木です。そのため、成長する力に満ちています。
四緑木星は「木」「大木」「根」など、ある程度大きくなった状態の木です。すでに加工された木製品も含まれます。
このような違うけれども同じものである「比和」は、仲間に恵まれるという相性です。
吉方位で比和の方位をとれば仲良しの友達に恵まれたり、チームワークが良くなったりします。
ただ、一白水星と九紫火星は、比和の九星がありません。
九星気学の九星について
九星気学では、人間の性格や運命を9つの星に分類して考えます。
それぞれの星には固有の性質があり、相性を判断する際の基盤となります。
星名 | 性質 |
一白水星 | 柔軟で適応力があり、物事にじっくりと取り組む性格。 |
二黒土星 | 穏やかで温厚、努力家であることが多い。 |
三碧木星 | 活発で社交的、挑戦心が強い。 |
四緑木星 | 誠実で真面目、人を助けることが得意。 |
五黄土星 | リーダーシップがあり、決断力が強い。 |
六白金星 | 高い目標を持ち、理想主義的。 |
七赤金星 | 明るく社交的、人々を引きつける魅力がある。 |
八白土星 | 堅実で安定志向、周囲からの信頼も厚い。 |
九紫火星 | 情熱的で直感力が強い、クリエイティブな一面も。 |
実際に鑑定をするときは、この本命星に加え、生まれた月や日、その他の鑑定要素を組み合わせると、100種類以上の性質・傾向・運勢を鑑定することができます。
大まかな鑑定であれば、この九つの星の性質を理解することで鑑定できます。性質を理解すれば、自分や相手の性格や運命をより深く知ることができます。
九星の調べ方
九星気学では、自分の運勢を詳しく知るために、生年月日をもとに本命星を算出します。
さらに、月命星を調べることで、より詳細な運勢や人間関係について知ることができます。
本命星を調べる
個人の性格や運命を深く知るための【基盤】として本命星が使われます。
1.生年月日の確認
まず、生まれた年を確認します。九星気学では年の切り替わりが立春(2月4日頃)を基準にしているため、1月1日から立春前日までに生まれた場合は、前年の星を使用します。
2.九星早見表を使用
次に、早見表から、生まれた年に対応する本命星を割り出します。
本命星は、生まれ年によって定まる、性格や運勢の傾向を示す要素です。
この九星を軸に、自己理解を深め、日々の生活に活かすことができるでしょう。これが九星気学の出発点となります。
注:1月1日から2月3日までに生まれた方は、生まれた年の前年のタイプに該当します。
本命星/ほんめいせい・タイプ早見表 | |||||||||
一白水星/いっぱくすいせい | 1945年 | 1954年 | 1963年 | 1972年 | 1981年 | 1990年 | 1999年 | 2008年 | 2017年 |
二黒土星/じこくどせい | 1944年 | 1953年 | 1962年 | 1971年 | 1980年 | 1989年 | 1998年 | 2007年 | 2016年 |
三碧木星/さんぺきもくせい | 1943年 | 1952年 | 1961年 | 1970年 | 1979年 | 1988年 | 1997年 | 2006年 | 2015年 |
四緑木星/しろくもくせい | 1942年 | 1951年 | 1960年 | 1969年 | 1978年 | 1987年 | 1996年 | 2005年 | 2014年 |
五黄土星/ごおうどせい | 1941年 | 1950年 | 1959年 | 1968年 | 1977年 | 1986年 | 1995年 | 2004年 | 2013年 |
六白金星/ろっぱくきんせい | 1940年 | 1949年 | 1958年 | 1967年 | 1976年 | 1985年 | 1994年 | 2003年 | 2012年 |
七赤金星/しちせききんせい | 1939年 | 1948年 | 1957年 | 1966年 | 1975年 | 1984年 | 1993年 | 2002年 | 2011年 |
八白土星/はっぱくどせい | 1938年 | 1947年 | 1956年 | 1965年 | 1974年 | 1983年 | 1992年 | 2001年 | 2010年 |
九紫火星/きゅうしかせい | 1937年 | 1946年 | 1955年 | 1964年 | 1973年 | 1982年 | 1991年 | 2000年 | 2009年 |
九星気学で見るあの人との相性
九星気学に基づく相性判断では、星の性質を理解することが重要です。
ここでは、各九星の性質と、それぞれの相性について詳しく見ていきます。
一白水星
一白水星の人は、穏やかで優しい性格を持ち、人当たりが良く、気配りができるという特徴があります。
隙間があれば浸み込んでいく水のような柔軟性と、器に合わせて形を変える適応力を持っています。その代わり、ご自身の意見がなかなか持てなくて、慎重な性格です。
そんな水でも、大雨などで大量に、一度に集まれば、洪水となって何もかも押し流します。ここから、怒りが溜まりすぎて爆発したときには、手が付けられないくらいの感情を表に出します。これを人によっては二面性と表現します。
さらに、水の量が少ないと、すぐに熱くなったり、冷めたりします。なので心に余裕がない状態だと、瞬間湯沸かし器のように、すぐに怒ったり、悲しんだりしてしまいます。なので一白水星の人は、自らの水を生み出してくれる、六白金星・七赤金星と相性が良くなります。
一白水星と相性が良い九星
一白水星は「金生水」と「水生木」から、三碧木星、四緑木星、六白金星、七赤金星との相性が良いとされています。
まず、自分の水を生み出してくれる「金」の星との関係からお話しします。
金の星は一白水星にとって「相生」の関係。乾いてしまったら生きていけない一白水星に、常に潤いを与えてくれる組み合わせです。
六白金星はその理想主義と意志の力で、一白水星の精神的な支えになってくれます。六白金星に尽くせば幸せになれると感じ、尽くすようになるでしょう。
尽くすというのは決して下の立場になるという事ではありません。愛する妻や子供の笑顔のために頑張るというのも「尽くす」ですし、部下や社員が気持ちよく働ける環境を作ってあげようと思い、行動するのも「尽くす」になります。
同じ金の属性の七赤金星も、一白水星の精神的な支えになります。七赤金星はその社交的な性質で、一白水星が孤独感を味合わないように、常に楽しい環境を与えてくれることで、支えてくれます。
続けて、「水生木」の三碧木星と四緑木星の相性について解説します。
こちらは一白水星が、三碧木星と四緑木星を養う関係で、どちらかというと子供に対応するようなイメージです。
三碧木星はとにかく元気。活発に行動し、話し、イベントに参加し、意見を言い・・・と行動派です。この行動する元気を与えるのが一白水星。三碧木星が旅行のプランを決めて、一白水星がかばんに荷物を積めるという、静と動のバランスがとれた組み合わせです。
四緑木星は、一白水星と似ていて、穏やかで優しい性格。相手を気遣いあって、心が落ち着ける関係を築きやすいです。なので、三碧木星や七赤金星のような、刺激的な生活ではありませんが、心を打ち解け合える関係を築きやすいです。さらに、相互理解が深まりやすく、良いパートナーシップを形成できます。
ただし、四緑木星が出世をして、人間関係が煩雑になってきたり、または付き合いに巻き込まれるようになると、善かれ悪しかれ、激動の毎日が始まります。
まとめると、基本的に一白水星の方が、各種の星に対して
「あの人、あんなこと言っているけど、私が助けてあげないと何もできないじゃない」
と、お母さん的な感性を持てると、引け目を感じることなく付き合うことができます。
そして、自分と同じ星の一白水星については、似た者同士なので、基本的に相性は良いです。
ただ、生まれた月と育った環境によって相性は変わってしまいます。
一白水星と相性が悪い九星
相性の悪い星は「土剋水」と「水剋火」で、二黒土星・五黄土星・八白土星・九紫火星が相性が悪いとされています。
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。土は水の動きをとどめますが、とどめないと水は形を作れません。流れっぱなしでどこにもいられなくなってしまいます。
また、水はそれだけだと冷たいままで、温かくなりません。火によって温められて、温泉になったりスープになったりします。
「土」でできた器に「水」を注ぎ、下から「火」であぶられて、水はスープになったり、お風呂になったりして、様々な形でみんなに好かれる形になります。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
二黒土星は一白水星と似ていて、穏やかで優しい性格だから相性が良いと考えられます。
ですが、一白水星が穏やかで優しいのは「一人で静かにいられる環境」を好むため「悪意をもって自分の環境を壊されたくない」から他人に対して穏やかで優しくなります。
二黒土星の穏やかで優しいは「みんな仲良くなりましょう」と、交流を好む性格から生まれるので、一白水星からすると、苦手な交流の場に善意で誘われる相手なので、苦手となります。
五黄土星は強力なリーダーシップや積極的な行動力を持ちやすいため、周囲を巻き込みがちです。この勢いに、慎重な性格の一白水星が巻き込まれると、五黄土星の勢いに振り回され、ストレスを感じやすくなってしまいます。
同じリーダーシップでも、六白金星と五黄土星の違いは、六白金星が何らかの理想や理屈から生まれるリーダーシップなので、事前に話し合いがあるのです。六白金星の理想に対して一白水星が考えて、同意できてから付き合うので、相性としては良いのです。
五黄土星の場合は、個人的な野望・欲望などから発生するカリスマ的なリーダーシップなので、一白水星が予測しづらく、対応するのにいちいち疲れやすいので、相性として悪いのです。ただ、五黄土星のリーダーシップを一白水星が理解しきれば、対応できるのでストレスはたまりません。理解するまでに時間がかかるのが五黄土星です。
八白土星の場合は、頑固なところがぶつかり合いやすいです。八白土星は山。コツコツと自分の出来ることをやり続け、積み重ねた実績と実力を背景に行動し、意見を持つのが八白土星です。
この八白土星の意見と一白水星の意見が合わないと、喧嘩が絶えなくなります。一白水星も思慮深い九星ですし、自信もありますが、どちらかというと柔軟性は一白水星の方があります。
なので八白土星の自信に、一白水星がついていけないと感じてしまうと、相性は難しくなります。
ただ「雨降って地固まる」というように、土が固まって、塵から変わるには、水の力が必要不可欠です。一白水星が「私だけ損をしている」と感じてしまうと相性は悪い。というより、感じやすい関係なのが、土の九星との相性といえるでしょう。なので、そこをフォローできれば関係は良くなります。
最後に九紫火星との関係です。火を消すのは水ですから、九紫火星の良さを一白水星が消してしまうこと多いです。
いわゆる「水を差す」という関係で、九紫火星の頭でっかちな思想・考え方に対して、一白水星が現実的に上手くいかないだろうと注意をして、衝突しやすい関係です。
ですが、九紫火星の熱意や思想は一白水星からなかなか生まれないものです。九紫火星を受け入れることができれば、単なる冷たい井戸水から、エコキュートを経由したお風呂のお湯とか、おいしいスープとかになれます。
また、九紫火星も一白水星によって、時々水をかぶらないと、周りを焼き尽くして自分が燃え尽きてしまうので、時々消されないとまずいのです。
二黒土星
二黒土星は畑や田んぼなど、平坦な土が象徴です。
土は栄養豊富で、落ちた種をなんでも受け入れ、栄養を与えて成長させてあげます。そこから温厚で思いやりがあり面倒見が良い性格の人が多いです。農業は一日では成果は出ません。毎日毎日少しずつ成長します。そして成長を見守り、適切に手入れををする必要があります。なので、勤勉で真面目で努力家です。
その結果、周囲から信頼を得られます。ただ、作業の結果が正しいかどうかは長い目で見ないとわからないため、すぐにやり方を変えることは苦手です。なので迷いやすく、決断力が乏しいというケースもあります。逆に言えば、これまでやってきたことを信じられる、意志の強さがあるとも言えます。
上手く出ればぶれない人、悪く出れば頑固な人となります。
なので、マイペースで安定が求められる仕事であれば向いていますが、即断即決を求められる仕事は苦手な傾向があります。
二黒土星と相性が良い九星
「土生金」と「火生土」ですので、金の星である「六白金星」と「七赤金星」。火の星である「九紫火星」。そして同じ土の星である「五黄土星」と「八白土星」が相性の良い九星になります。
誠実で忍耐強く、比較的従順な性格が多い二黒土星は、他の九星とは互いを補い合う関係を築きます。
六白金星は、実は一番二黒土星とかけ離れている九星です。二黒土星が現場主義の傾向が強いのに対し、六白金星は理想主義なことが多いです。
六白金星の理想主義は、現場主義の二黒土星にとっては理解しづらく、
「この人現実を何も知らないくせに」
となってしまいがちです。
ですが、二黒土星の現場主義だけだと、組織や集団の方向性が定まりづらいです。そこに六白金星の理想主義が上手くマッチすると、「目的・目標・戦略・戦術」の作戦プランをしっかり作ることができるようになるのです。
七赤金星の場合は、二黒土星に足りない「商売」の力を与えてくれる関係です。七赤金星は基本的に社交的で、商売の才能が多くあります。二黒土星がコツコツ努力してきた成果を正当に評価してくれて、「あなたのこの商品は、もっと価値があるから、値上げして売るべきですよ!」とアドバイスしてくれます。むしろ、アドバイスだけではなく、実際に売るための知恵や力も貸してくれるでしょう。
続けて土を生んでくれる九紫火星の場合についてです。
九紫火星を相手にすると、不思議なほど二黒土星は気持ちが弾んできます。九紫火星は基本的におしゃれで派手で、二黒土星と感性や好みが違うことが多いです。普通はそんな関係だと合わないと思って離れてしまうのですが、九紫火星とだと、なぜかその違いを面白がり、不思議と馬が合う関係になりやすいです。
田舎から出てきた朴訥な人物(二黒土星)と、都会の洗練されているけど落ち着きがない人物(九紫火星)とがひかれあうという、少女漫画のような関係になりやすいのです。
五黄土星と八白土星、そして同じ二黒土星とは、同じ土の星なので、気心が通じ合いやすく、距離感も上手く作りやすい関係です。
五黄土星は同じ土でも「マグマ」に近い土。なので強力な熱を持っています。この熱が冷めると、土や岩ができます。なので、五黄土星の強烈な熱意を持ったリーダーシップにも二黒土星は合わせやすく、上手く付き合うことができます。
八白土星は同じ土でも「山」。同じような傾向はありますが、二黒土星が現状維持を求めやすいのに対し、八白土星は変化を求めやすい違いがあります。山に登って、下山して、次の山に登る・・・という行動を「継続」したいのが八白土星なのです。
この違いが二黒土星にとっては新鮮で、良い関係を作れます。あまり一緒にいすぎると衝突しやすいので、共働きするとか、自分の時間を持つようにすると特に上手くいきます。
なので、八白土星の変化したがる理由を目標達成して変化する、六白金星、八白土星とは、共通の価値観や目標を持ちやすく、安定した人間関係を築けるでしょう。
二黒土星どうしは同じ感性を持っているので、ちょうどよい距離感の関係で過ごすことができます。
二黒土星と相性が悪い九星
「土剋水」「木剋土」で、一白水星と三碧木星と四緑木星とが相性が悪いと言われます
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。土は水の動きをとどめますが、とどめないと水は形を作れません。流れっぱなしでどこにもいられなくなってしまいます。
また、木は土から栄養を吸い取り大きくなりますが、植物のない土は栄養過多で、変なカビが生えたり、臭かったりと、良くない結果になってしまいます。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
三碧木星は木の芽です。種が土から栄養を吸収し、発芽して、ついに外の世界に出てきた状態です。なのでこれからどんどん土の栄養を吸い、大きくなっていくでしょう。人間関係に置き換えれば、二黒土星がコツコツためてきた資産や資金を「使わせて!」と言ってくるのが三碧木星です。
何も考えずに使わせてと言っているのではなく、三碧木星は最新情報とか新技術を仕入れる能力にたけています。ただ実現するための下地を作るのが苦手なので、二黒土星に対して依頼をするという関係になるのです。
この三碧木星の積極性と、二黒土星の慎重さがかみ合わないことが多く、相性が悪いと言われます。
ですが、上手くかみ合えば、三碧木星がどんどん新機軸を生み出し、会社や組織を発展させてくれます。そして二黒土星はその改善された内容を現場で確認し、ブラッシュアップして無駄をなくして改善し、生産性を上げて効率化し、再現性があるマニュアルを作ることができるという、理想的なパートナーの関係になります。
かみ合うまでが勝負なのが、三碧木星です。
四緑木星は同じ木の九星でも、三碧と比べれば穏やかな九星なのですが、やはり二黒土星とはちょっと相性がずれています。
それは、四緑木星は社交的で行動力があります。それが二黒土星のマイペースを崩しやすいのです。
二黒土星がしっかりスケジュールを決めておきたいのに、四緑木星が「明日〇〇さんとあって飲んでくるよ」とか「明日このイベント面白そうだからいこうよ」と、いきなりスケジュールを変更しないいけないことを言ってきて、マイペースが崩れてしまうのです。
ただ、四緑木星は相手の感情も理解してくれるので、二黒土星が嫌がったらやめてくれます。なので相性が悪いと言いますが、実際にはそれほど悪くはなりません。ただ、四緑木星が二黒土星に甘えすぎると、ずれがひどくなります。
一白水星は二黒土星と似ていて、穏やかで優しい性格だから相性が良いと考えられます。
ですが、一白水星が穏やかで優しいのは「一人で静かにいられる環境」を好むため「悪意をもって自分の環境を壊されたくない」から他人に対して穏やかで優しくなります。
これが二黒土星から見ると「心を開いてくれない冷たい人」と見えてしまいがちです。二黒土星の穏やかで優しいは「みんな仲良くなりましょう」というものなので、一白水星のマイペースは苦手なのです。
なので解決方法は簡単で「あの人、私に対して冷たいんじゃなくて、あれが素なんだ」と理解できたら、ストレスなく付き合うことができるでしょう。
三碧木星
三碧木星は雷の象意を持っています。闇夜を切り裂き、雷鳴を轟かせ、天地を一瞬にしてつなげる。ここから、創造力と行動力に優れ、新しいことに挑戦する意欲が高い人が多いです。
また、雷の後は不思議と植物が成長します。古来雷は「稲妻」とも書かれたように、雷は豊作の印と言われています。
ここから「若木」。土を震わせて目を出して、ぐいぐいと成長する力が三碧木星にはあります。
新しいことに挑戦する勇気の持ち主ですが、若さゆえの激情にとらわれてしまう事もあります。
三碧木星と相性が良い九星
「木生火」と「水生木」で、相性の良い九星は「一白水星」「四緑木星」「九紫火星」。そしてご自身と同じ「三碧木星」となります。
まず、一白水星は「水生木」で、木のエネルギーを持つ三碧木星を助けてくれる九星です。
一白水星の優しさや落ち着きに助けられ、三碧木星がエネルギーを得て、どんどん成長し、行動していくことができる関係です。一白水星でも話しましたが、三碧木星が旅行のプランを決めて、一白水星がかばんに荷物を積める。腕白な子供(三碧木星)に対して、やれやれと言いながら笑顔で準備をする保護者(一白水星)というイメージです。
一白水星に対して感謝の気持ちと言葉と行動を三碧木星が与え続ければ、この良い関係は維持できます。
「木生火」の関係である九紫火星とは、同じように行動する事に対して良い相性です。
三碧木星は最新情報を仕入れて、発表するのが得意です。しかし細かいところを修正したり、相手が理解しやすいように噛み砕いたり、論理が飛躍するところを調整したりするのが苦手です。その苦手分野を九紫火星が補ってくれます。
九紫火星は理解力が高く、三碧木星の言わんとするところを理解してくれます。それに加えて「どうやったら目立つか」というプロデュースも得意なため、三碧木星のアイディアを大衆受けする形にアレンジし、実現させるような関係です。
最後に同じ木の九星である四緑木星とは、家族のような関係を築けます。
ここでも三碧木星が突っ走り、四緑木星がフォローするという関係は変わりません。三碧木星がやりたいと思ったことを、四緑木星の人当たりの良さ。人脈を築く人たらし能力。最新情報とは違う、どこの誰に話を持っていったら状況が動くのかがわかるという人間関係的な情報力は、四緑木星が得意な力です。
なので、四緑木星が上司ならば、三碧木星をうまく使って現状打破のきっかけを作りますし、逆に三碧木星が上司ならば、四緑木星を秘書役にして、三碧木星が自由に動けるような環境を整えるように指示すると、抜群の相性となるでしょう。
基本的に、三碧木星のフォローを他の九星が行うというイメージが強いですが、それは三碧木星が九星の中でも一番行動派の九星だからです。ただ、フォローと言っても、後手後手の対応をする訳ではありません。
一白水星なら、自分が苦手な行動力を補ってくれて楽ができます。探偵として推理力がある一白水星と、最新の技術で調査の助けをする三碧木星という関係、と思えばわかりやすいでしょうか。
この流れで例えれば、九紫火星は知性のある官僚肌の人物になるでしょう。科学技術であいつが犯人だと分かったけれども、法律的には抜け道があるから1年ぐらいで出てきてしまう。それをなんとか崩して、10年くらいの犯罪にするための戦略を描き、法廷闘争に強いのが九紫火星です。
最後に四緑木星は、これらの問題集団をうまく取りまとめる優しい上司だったり、アシスタントみたいな立ち位置になります。推理力はあるけど人付き合いが悪い一白水星。最新技術に興味はあるけどそれ以外は話ができない三碧木星。知識がありすぎて話がどうも噛み合わない、正論パンチが強い休止加勢。部署なのか事務所なのかわかりませんが、そんなところに依頼が来た時、優しく対応して相手の気持ちを聞き出して、物語をスタートさせる役目が四緑木星という形です。
三碧木星と相性が悪い九星
「木剋土」と「金剋木」とあるように、土の九星と金の九星。つまり二黒土星・五黄土星・八白土星・六白金星・七赤金星とは相性が悪いと言われます。多いですね!
ですが、実際に喧嘩になりやすいという訳ではありません。相性はあくまで基本的な見方です。木は土から栄養を奪って成長しますが、土にしてみれば、木(植物)がない土は荒れ野であって、命が生まれません。
また、木はそのままでも役に立つことはありますが、鉄(金=金物)によって切られて、削られて、形を整えられると、家になったりしてますます世の中の役に立ちます。
孔子の弟子・子路「南山の竹は揉めずして自ら直く、斬ってこれを用うれば犀革の厚きをも通す」と聞いている。して見れば、天性優れたる者にとって、何を学ぶ必要があろうか?
孔子が静かに答えます。お前がいう南山の竹に矢羽をつけ鏃を付けてこれを礪いたならば、ただ犀革を通すばかりではないであろうに?
孔子家語 子路初見
この南山の竹の話のように、相性の良い悪いというのは、あくまで性質的、基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
三碧木星は、二黒土星などの土の九星が蓄えてきた資産や資金、ノウハウに時間的余裕などを使って、自分を成長させることができます。その結果、新しい価値(果実や作物)を実らせて、土地に価値を生み出すのですが、それまでの間は土からすれば、三碧木星だけがいい目を見ているように思えてしまいます。
この「三碧木星が成長する」過程を、土の九星がどう捉えるかというと、
二黒土星の場合「私が積み重ねてきたノウハウや資金があるから自由にできているのに、私の経験を軽んじ、小馬鹿にし、価値を見出さずに否定してくる」
五黄土星の場合「私が組織を作り、まとめ、動かしてきたから、彼の希望を叶える環境を作れているにも関わらず、私の考えに対して反対し、はみだす行動をとって、組織を乱す」
八白土星の場合「変化が必要なのはこちらも分かっているが、その変化を強要してきて、事情を考えてくれない」
というように捉えられてしまいやすいのです。
なので、各土の九星とは、三碧木星が少し自重して、相手に合わすことを考えましょう。特に、相手のおかげでこうして自由にやれているのだから感謝しています。そしてそのお返しとして、何事かを返す、ギブアンドテイクの関係をしっかり作ってください。
六白金星とは、理想主義の六白金星に対し、この理想を
「あ、それ最新情報からすると無理ですね」とか「え〜、でもこっちのやり方の方が時代に合ってますよ」など、否定するような考えや言動を三碧木星がしてしまいがちです。
六白金星がうまく三碧木星を利用し、理想を達成するためのパートナーとして手を組めればいいのですが、上手くいかないと喧嘩別れしてしまう結果に。三碧木星は六白金星の理想や高潔なところを理解し、ただ言葉を発するのではなく、大きな目的に沿って話をするように自分を鍛えれば、洗練されて成長することができます。
七赤金星とは同じ言葉巧みな関係なので、それほど相性は悪くありません。ただ、言葉の内容や、面白く感じるポイントがずれがち。三碧木星は激しく、大きく、自分が目立ちたい気持ちが強いです。七赤金星はみんなを盛り上げ、面白く、ウィットのある会話をしたい気持ちが強いです。
例えば、「イェーイ!」と大盛り上がりしている三碧木星に対し、「それってこうでこうだよね〜」と、和やかな笑いと会話をしたがるのが七赤金星。三碧木星の会話のトーンに七赤金星が耐えられなくなると、喧嘩に近いことになってしまいます。
三碧木星は七赤金星の話を聞いて、待つことができれば、そのようなことはなく、楽しい関係を築くことができます。
四緑木星
四緑木星は「風」の象意を持っています。風は遠くから、様々なものを運んできます。
季節の変化を告げることもあれば、渡り鳥や帆船も運び、植物の種などが風に運ばれてやってきます。
その結果、異なる土地に木々が根付き、大きくなり、縁が繋がっていくことから、人当たりが良く、みんなと仲良くなろうとする親しみやすい性格の人が多いです。
社交的で柔軟性があり、人々から慕われやすい一方で、みんなの希望を叶えようとしすぎて疲れてしまったり、優柔不断になってしまう場合もあります。
四緑木星と相性が良い九星
「木生火」「水生木」なので、四緑木星と相性の良い九星は「一白水星」「三碧木星」「九紫火星」。そしてご自身と同じ「四緑木星」となります。
一白水星とは、互いの性格が補い合い、安定した関係を築けます。
まず、一白水星は「水生木」で、木のエネルギーを持つ四緑木星を助けてくれる九星です。
協調性が強い四緑木星ですが、皆の意見を聞いてばかりいると疲れてしまいます。そんな中、一白水星は比較的自己主張が激しくないため、四緑木星もそれほど気を遣わずに接することができ、心安らかに付き合える関係になります。一白水星の穏やかさは四緑木星にとって癒しとなるでしょう。
「木生火」の関係である九紫火星とは、行動する事に対して良い相性です。
九紫火星の目立ちたがりな所を四緑木星が面白がり、気に入ると関係が良くなります。また、九紫火星が才気走ってしまったとしても、四緑木星がフォローを入れて、良い結果に落ち着くという事が多いでしょう。
逆に四緑木星が悩んでいることに対して、九紫火星が答えを出し、解決してくれるという事もあります。どちらの場合も、四緑木星が九紫火星の熱量を受け止められるかどうかが大事です。受け止められたら最高の相性です。
最後に同じ木の九星である三碧木星とは、兄弟のような関係を築けます。
三碧木星の解説でもお話しした通り、三碧木星が突っ走り、四緑木星がフォローするという関係は変わりません。三碧木星がやりたいと思ったことを、四緑木星の人当たりの良さ。人脈を築く人たらし能力。最新情報とは違う、どこの誰に話を持っていったら状況が動くのかがわかるという人間関係的な情報力は、四緑木星が得意な力です。
なので、四緑木星が上司ならば、三碧木星をうまく使って現状打破のきっかけを作りますし、逆に三碧木星が上司ならば、四緑木星を秘書役にして、三碧木星が自由に動けるような環境を整えるように指示すると、抜群の相性となるでしょう。
四緑木星と相性が悪い九星
「木剋土」と「金剋木」とあるように、土の九星と金の九星。つまり二黒土星・五黄土星・八白土星・六白金星・七赤金星と、四緑木星は相性が悪いと言われます。多いですね!
ですが、実際に喧嘩になりやすいという訳ではありません。相性はあくまで基本的な見方です。木は土から栄養を奪って成長しますが、土にしてみれば、木(植物)がない土は荒れ野であって、命が生まれません。
また、木はそのままでも役に立つことはありますが、鉄(金=金物)によって切られて、削られて、形を整えられると、家になったりしてますます世の中の役に立ちます。
孔子の弟子・子路「南山の竹は揉めずして自ら直く、斬ってこれを用うれば犀革の厚きをも通す」と聞いている。して見れば、天性優れたる者にとって、何を学ぶ必要があろうか?
孔子が静かに答えます。お前がいう南山の竹に矢羽をつけ鏃を付けてこれを礪いたならば、ただ犀革を通すばかりではないであろうに?
孔子家語 子路初見
この南山の竹の話のように、相性の良い悪いというのは、あくまで性質的、基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
四緑木星は植物ですが、既に根を張って大きくなっている大木です。なので、それほど土に悪影響を与えることはありません。むしろ土壌の流出を抑えたり、落ち葉で土を肥やしたりと、持ちつ持たれつの関係になっています。
なので、相性としては悪いと言われますが、実際のところそれほど喧嘩するようなことはありません。ただ、四緑木星が不思議とわがままになれるのは、相手が土の九星の場合が多いです。
相手が二黒土星の場合「いちいち細かくお礼のやり取りとかをしなくてもわかってくれるだろう」と甘えて、他の人にはしているのに、二黒土星にはやらないで済ますという気持ちになりがちです。それを二黒土星が知ると、ダメになってしまいます。
相手が五黄土星の場合、五黄土星の希望と沿わない考えを四緑木星が持ってしまいがちです。多いのは、五黄土星が「これはもうやめよう」とか「取引先を変える」と考えているのに対して四緑木星が「ここまで一緒にやってきたんだから・・・」と情に訴えて反対することで、相性が悪くなるというパターンです。
相手が八白土星の場合、八白土星が頑固さを出してしまって、四緑木星の言う事を聞かなくなると問題です。そんな時は距離と時間をおいて、棚上げすると何とかできます。すぐに解決しようとすると、八白土星がますます意固地になるので、お勧めできません。
六白金星は五黄土星と同じようなずれが起こります。理想主義の六白金星に対して、情実を重視する四緑木星の意見がぶつかってしまう時が問題です。その時は、「フォローの言葉を入れておきたいのですが、良いですか?」と六白金星に確認しておきましょう。許可されなければだめですが、オッケーならば四緑木星的に安心できます。
七赤金星と相性が悪くなる場合は、七赤金星の現実主義、というか、利益を出すためにとる手段のずれによることが多いです。例えば「値切ってください」「もっとサービスしてください」「今サービスしてくれたらすぐ決めます」などの交渉をして利益を出そうとしやすいのが七赤金星。これに対して四緑木星は、細く長い付き合いをしたがるため、交渉は苦手。ここですれ違わないようにしてください。
五黄土星
五黄土星は帝王の星と言われ、強いリーダーシップと自己主張を持ち、人を引っ張っていく資質があるのが特徴です。
負けず嫌いでプライドが高く、情に厚い親分肌なのですが、これが悪い方に傾くと、自己主張が激しいわがままな人物になってしまう事も。良くも悪くも、積極的で行動力があり、常に新しいことに挑戦し、人生を豊かに彩るタイプです。
我が強い若い頃は周囲と衝突しやすく、苦労が多いですが、我を抑え、人間的に成長していけば、良い面が表に出てきます。
五黄土星と相性が良い九星
「土生金」と「火生土」ですので、金の星である「六白金星」と「七赤金星」。火の星である「九紫火星」。そして同じ土の星である「二黒土星」と「五黄土星」と「八白土星」が相性の良い九星になります。
二黒土星との相性は良く、お互いを尊重し、理解し合うことができます。二黒土星は穏やかな性格の人が多く、五黄土星の個性を認め、後押ししてくれることが多いです。ただし、五黄土星が二黒土星に対し、強制的に命令するようなことをすると、二黒土星もついていけなくなってしまいます。
逆に、上下関係などなく、二黒土星が五黄土星に真剣に話をしてきた時は、五黄土星が折れないといけません。八白土星も同じですが、土の九星が真剣に話をするときは、とても追い詰められていて、限界に達している時。はっきり言葉にしなくても、何度も繰り返し話を蒸し返し、匂わせる発言が多い時は、かなり追い詰められているときです。その時は相手に譲りましょう。
八白土星とも相性は良いです。八白土星の持つ持久力とか、継続力。何か一つの事を極めるためには損をしてもかまわないという覚悟を、五黄土星が素直に認めた時に良い関係ができます。
悪くなる場合は二黒土星と同じで、八白土星が決めた事に対して頭ごなしに否定したり、相手を考慮せずに話を進めてしまったりすると、関係がこじれてしまいます。
同じ五黄土星との相性は両極端です。とにかく気が合う人とは合うし、ダメな人とは顔を見るだけで喧嘩になるという事になります。
だれも自分の個性を持っていて、これを強く発揮したがる性質があるため「自分が」「自分が」と、先を争って道を譲らず、ぶつかり合いやすいです。なのでぶつかるのはしょうがないとして、ぶつかった後、相手の事を尊重すれば、仲が良くなるでしょう。
六白金星とは「土生金」で、良い相性です。五黄土星が六白金星を助けることが多くなります。六白金星の高級志向やブランド志向を五黄土星が馬鹿にせず、なぜそのブランドを良いと感じるのか、という事を気にかけてあげると良いでしょう。
逆に、六白金星の理想を現実で否定する、、、とまでいかなくても、ちょっとあおるとか、突っ込みを入れることをしてしまうと、馬鹿にされたと感じてしまいがち。自分にない感性を認めてあげることが相性をさらに良くするコツです。
七赤金星とは、互いを高め合い、楽しい時間を共有できる良好な関係が築けます。七赤金星は現実的な機転がきく九星です。この機転が、五黄土星の計画をサポートし、スムーズな連携が期待できます。
九紫火星は、五黄土星などの土の九星にエネルギーを与えてくれる唯一の九星です。五黄土星の器を大きくしてくれる、良い刺激を与えてくれるでしょう。九紫火星も五黄土星に対しては、自分の才気を全力で出してきます。結果、五黄土星は九紫火星のエネルギーを得て器が大きくなり、九紫火星は五黄土星に自分の気持ちや考えを受け止めてもらい、共に成長できる関係です。
五黄土星と相性が悪い九星
「土剋水」「木剋土」で、一白水星と三碧木星と四緑木星とが相性が悪いと言われます
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。土は水の動きをとどめますが、とどめないと水は形を作れません。流れっぱなしでどこにもいられなくなってしまいます。
また、木は土から栄養を吸い取り大きくなりますが、植物のない土は栄養過多で、変なカビが生えたり、臭かったりと、良くない結果になってしまいます。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
一白水星との相性はあまり良くありません。
一白水星が優しい、ソフトな感性を持っていて、相手や環境にもこれを求めます。しかし五黄土星の個性が一白水星の希望とマッチする確率は、かなり低いです。
ですが、五黄土星も強いだけではなくて、弱いところがあります。一白水星の人にそれをわかってもらえれば、関係は良くなります。そうなるまで焦らず、一つ一つ関係を近づけていきましょう。
三碧木星とは、三碧木星の自由な行動が、五黄土星の計画性を乱し、意見の対立を招きやすいです。
五黄土星としては、三碧木星におとなしくしてほしいのですが、なかなかうまくいきません。なのでこういう場合は、三碧木星をコントロールしようとはせず、ある程度自由にやらせるようにした方が良いでしょう。そうすると自然と良い距離感が分かり、信頼関係もできてきます。
四緑木星の場合、四緑木星の煮え切らない態度とか、先送りすることに対して五黄土星がイラっとしやすいです。四緑木星は長い目で物事を見る傾向があるので、「いつか役に立つだろう」とか「ここで情けをかけておけば・・・」などの判断を多くします。それが五黄土星には物足りなく映るときがあります。
六白金星
六白金星は「天」の象意を持っています。
正義感が強く、責任感のある性格が特徴です。ただ言いっぱなしで終わるのではなく、理想を現実化する為に、物事を計画的に進める力も持っています。
それが行き過ぎると、理想主義になってしまい、人に厳しく接してしまって、融通が利かなくなる場合もあります。
完璧を自分にも相手にも求めるあまり、すれ違いを起こすことがないようにすれば、理想的なリーダーです。また、自分に余裕があると、非常に優しい人物になります。
六白金星と相性が良い九星
「金生水」「土生金」で、水の星である「一白水星」。土の星である「二黒土星」と「五黄土星」と「八白土星」。そして同じ金の星である「七赤金星」が相性の良い九星になります。
一白水星とは、六白金星が一白水星を元気づける関係が多いです。一白水星がやりたがっていることとか、悩んでいることに対して、六白金星が後ろから手助けする。または環境を整えてあげるなどをして、良い関係を築けます。
逆に一白水星が六白金星の悪い面を癒すこともあります。例としては、六白金星の理想主義が悪い方に働いてしまい、周りと衝突しているときに、一白水星が上手く間に入って六白金星をなだめたり、または仕事の後で六白金星の悩みや怒りを聞いて、精神的にフォローするなどが相性としてあります。
二黒土星と六白金星は、内容としては真逆の九星です。六白金星がいわゆる「男性性」。厳しさとか硬さを象徴しているのに対し、二黒土星は「女性性」。優しさとか柔らかさなどの柔軟性を象徴しています。
そんな真逆の九星だからこそ、足りないものを補いあうことができ、相性が良いのです。
五黄土星とは、どちらもリーダーシップを発揮しやすい九星なのですが、五黄土星のリーダーシップは「個性」からくるもので、六白金星は「正義感」から来ます。同じようなのですが、ちょっと違っています。五黄土星の場合はまず「自分が幸せになるか」が優先されるのに対し、六白金星の場合は「社会のためになるか」と、判断基準が違っています。
この違いを理解しあえれば、いわゆる凸凹コンビとして、良い相性になります。
八白土星とは、六白金星の後ろを守ってくれる関係になりやすいです。八白土星は「保守」に向いている九星です。なので、六白金星が理想を叶えるために行動している後ろで、これまでの成果が無に帰さないよう、しっかり守ってくれるでしょう。
同じ六白金星とは、いわゆる「同志」となりやすいです。共通の目標を決めるなどをすると、どんなに仲が悪くても協力し合う関係です。ちなみに、仲が悪くなるケースは、相手の理想を否定する言動があった場合です。
七赤金星とは、互いを高め合い、楽しい時間を共有できる関係です。七赤金星の明るさが、六白金星の真面目さを和ませ、バランスの取れた関係を築けます。
六白金星と相性が悪い九星
「火剋金」「金剋木」で、三碧木星と四緑木星と九紫火星とが相性が悪いと言われます
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。火は金(鉄)を変形させますが、変形しないとただの鉱石のままで、あまり価値はありません。不純物を火によって取り除かれて、形に整えられて、車とか刀などの、さらに価値ある存在になります。
木も同様で、鉄によって木は削られますが、そうされることにより家になったり椅子になったりします。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
三碧木星とは相性が良くありません。六白金星の行動原理が理想主義的なのに対し、三碧木星は最新テクノロジーや学説をもとに行動するので、すれ違いが起こりやすいのです。
すれ違いが起こった時は、六白金星が柔軟に三碧木星の意見を受け入れて調整を行うのが必要です。
四緑木星とは、考え方や行動パターンが異なるため、お互いを理解するのが難しいことがあります。四緑木星の穏やかな性格が、六白金星の目標達成意欲を妨げるケースがあります。六白金星が穏やかではないという事ではなく、優先順位が違っているだけです。
ただ、それが時には喧嘩の原因になってしまいます。相手の優先順位を理解することで相性悪化を避けられます。
九紫火星とは、六白金星の理想主義な部分を九紫火星が知性で否定してしまう事があり、そこが相性が悪くなることがあります。
九紫火星は九星の中でも知性が一番ある九星です。この知性とは、光と闇をしっかり分けて認識することができる能力があるからです。どんな物事にも光と闇、陰と陽の面があります。その両面を一番理解しやすいのが九紫火星です。この能力が、六白金星の理想主義と悪い形で出会うと
「六白金星さんの言ってることって、〇〇はどうするの?」
のような、矛盾点をついてくる、いわゆる露悪的な関係になってしまいかねないのです。
なので、九紫火星の人が露悪的に接してきたら、自分の言動に何か嫌われるところがなかったかを確認し、「なぜそんなことを言うのですか?」と素直に聞いてみるといいでしょう。そうすると、九紫火星は「いえ、単に確認したかったからです」と、悪意なく、ただ「知的な興味本位」で話していたという事も多くあります。
それが分かると、六白金星が気づいていないところを注意してくれる、参謀役になってくれます。
七赤金星
七赤金星は「沢」の象意を持っています。九星気学における沢とは、いわゆる「オアシス」。道の途中に現れるおいしい、綺麗な水が湧き出る場所です。そんな場所は、動物たちの水場となり、命をはぐくみます。
また、人間も同様に憩いの場所として使います。人が集えばそこに笑いが生じ、出会いがあり、縁が結ばれます。これらの事を象徴として持っているので、七赤金星の人は人好きのする性格で、話し好きで、好奇心旺盛です。
また、人が集まるとできるのは縁だけではなく、物品のやり取りも行われます。そこから商売とか、金運に強い運を持っています。
ただ、話し好きで楽しいことを好み、好奇心旺盛という事が悪く出ると、飽きっぽくて言動が軽いという事になってしまいます。
七赤金星と相性が良い星
七赤金星は、明るく社交的で楽観的な性格が特徴です。「金生水」「土生金」なので、水の星である「一白水星」。土の星である「二黒土星」と「五黄土星」と「八白土星」。そして同じ金の星である「六白金星」が相性の良い九星になります。
一白水星との相性は良く、心地よいものとなるでしょう。
七赤金星の社交的なところを一白水星がしっかり受け止めてくれます。七赤金星の興味の移り変わりを、一白水星が持ち前の柔軟性と適応力で受け止めて、ストレスがない関係を築けます。
一白水星も七赤金星の社交的な正確に助けられ、孤独ではないと感じてくれます。
二黒土星との相性も良いです。七赤金星の好奇心旺盛さは、裏返すと飽きっぽさにつながり、基礎研究とか経験不足を生んでしまう場合があります。
そこを二黒土星が補ってくれます。七赤金星が飽きてきて、もうやめようかと思ったときに二黒土星が励まして、もう少し続けることができるようになったり、二黒土星が七赤金星の替わりに基礎的なことを行ってくれたりします。
七赤金星が外向きの仕事を、二黒土星が内向きの仕事をして、上手くタッグを組めると良い相性です。もしこれを逆の立場にしてしまったり、または相手の仕事の事を否定してしまったら、どんなに相性が良くてもダメになってしまうので、ご注意ください。
六白金星はは上昇志向が強く、こうありたいとか、こうなりたいなど、理想や目標を高く設定する人が多いです。しかし、その設定が現実的ではなく、具体的な行動に落とし込めないとか、現場の人に無理を押し付けるなどの行為をしてしまう場合もあります。
そこに七赤金星がいると、現実的な行動指針をいう事が出来たり、現場の人を和まして上げて、目標を達成できるという事になります。ビジネスの話でなくても、六白金星の理想と、七赤金星のユーモアが上手くかみ合い、心地よい関係になります。
同じ七赤金星とは、単純に話が合うから楽しい関係になります。もちろん趣味が違ったり、解釈が違ったりすると話は合いませんが、基本的には面白い会話ができる良い相性です。
八白土星とは、意外と相性が良い関係です。八白土星は頑固な人が多いです。その頑固さは、損をしてもかまわないというレベルの頑固さで、筋が通らないからやらないとか、そういう面を持っています。
それが七赤金星にはなかなか持てない特徴なので、馬鹿にするのではなく、自分にないものを持っていると感じ、話しが上手く進みます。
七赤金星と相性が悪い九星
「火剋金」「金剋木」で、三碧木星と四緑木星と九紫火星とが相性が悪いと言われます
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。火は金(鉄)を変形させますが、変形しないとただの鉱石のままで、あまり価値はありません。不純物を火によって取り除かれて、形に整えられて、車とか刀などの、さらに価値ある存在になります。
木も同様で、鉄によって木は削られますが、そうされることにより家になったり椅子になったりします。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
三碧木星とは、七赤金星同士と同じように、興味があるポイントや、笑うポイントがずれがちです。三碧木星が「こういう構造がいいんだよね」と、構造の原理の話で盛り上がっているとします。
ですが七赤金星が盛り上がりやすいのは「その構造で何が起こったのか」という結果にポイントが行きがちです。このずれを許容できれば相性はそれほど悪くないのですが、ダメだととことんダメになってしまいます。両者ともに妥協が必要です。
四緑木星とは、四緑木星のお人よしな所と、七赤金星のドライなところをどれだけ合わせることができるかが重要です。
あおり運転などこちらが被害を受けた場合でも、四緑木星は相手の事を考えすぎてしまい、すいませんと言ってしまったり、強く出られなかったりという事があります。そういう時に七赤金星が、四緑木星に対して「頼りない」と思ってしまうと関係は悪くなります。
九紫火星とは、九紫火星の知的な面に七赤金星が一歩引いてしまうところがあります。
七赤金星が場を盛り上げようとして、少し話を盛ってしまう場合があります。この「盛った」部分を九紫火星はすぐに見抜いてきます。そのほか、七赤金星の話を九紫火星が否定するようになりやすいのが問題です。
九紫火星に悪意はなく、善意から「あれ言いすぎじゃない?」と言ってくるのですが、それが七赤金星にはやりづらい相性となります。
八白土星
八白土星は九星気学では「山」の象意を持っています。「動かざること山のごとし」で、真面目で堅実、慎重な性格を持ち、責任感が強く、自己主張がしっかりしている人が多いです。
仕事や趣味などで、何か一芸を持ち、自分に自信を持てるようになれば、とても優しい性格になります。ただ、一芸を持てないでいると常に不安感にさいなまれてしまい、時々火山のように噴火してしまいます。
また、一度手に入れたものは手放したくない、という性格の人が多いです。逆に、一度自分のものだ、とか、面倒を見るぞと決めたことについては、損になっても手放さないという性格です。
なので、下手なものは持ちたくないから慎重な性格となります。そして損になっても手放さないのは責任感の強さになります。
そして、いつか芽が出るだろうと、長い目でまてる性格です。これが優しさとか鷹揚さにつながります。
八白土星と相性が良い九星
「土生金」と「火生土」ですので、金の星である「六白金星」と「七赤金星」。火の星である「九紫火星」。そして同じ土の星である「二黒土星」と「五黄土星」と「八白土星」が相性の良い九星になります。
まず、二黒土星との関係は、八白土星にとって非常に安心できるものです。
二黒土星は同じ土の九星ですが、八白土星が「山」なのに対し、二黒土星は「平地・田んぼ」を象徴します。どちらも地道に物事を進めていく傾向があるのですが、八白土星の方が変化を求めやすい性格です。
ある程度成果が上がったら、次の山に登るという「変化を継続」させる環境だと、八白土星はとてもやりやすいです。この環境を維持するのに、二黒土星の力が非常に頼りになります。
二黒土星に負担がかかりすぎないように注意すれば、長い間良い関係が築けます。
五黄土星とも相性は良いです。五黄土星の積極性は八白土星にとって少し扱いにくいのですが、八白土星の行動ペースを崩さない内容であれば、上手くいきます。もしペースが崩されるのであれば、少し距離をおくと良いでしょう。
一番理想的なのは、八白土星が五黄土星より立場が上の場合は、五黄土星の積極性を上手く扱う事。例えば、登山の時、先頭に立って道を調べつつ、後ろの状況にも気を配らないといけないポジションに五黄土星をおき、自分は一番後ろから全体を見渡し、不備がないか確認するポジションになるのが理想的です。
逆に自分が部下になる場合は、五黄土星が求める仕事や業務の内容をしっかりこなすことで、一目置かれて信頼関係が築けます。
同じ八白土星同士は相性は良いです。似た者同士ですので、思考パターンが良くわかり、つかず離れずの良い関係が築けます。
ダメになる場合は、根本的に好むものが違っている場合です。その場合は素直に相手の考えを認め、自分とは違うんだと考えることで良い関係になれます。
六白金星との相性は良い関係です。六白金星は理想主義というか「こうなりたい」「こうあるべき」という意識が非常に強い九星です。この理想を八白土星から見ると、どうやったら達成できるのか、というロードマップがあいまいだなと感じます。このあいまいな部分を八白土星がフォローしてあげることで、成果が上がる関係です。
七赤金星とは、同じ金星の星でも六白金星とは異なります。六白金星は八白土星がフォローに回る関係ですが、七赤金星だとむしろ七赤金星が八白土星のフォローをしてくれます。
八白土星は損をしても筋を通すような頑固なところがあります。この「損」を減らすように、七赤金星が対策をしてくれます。相性的には「土生金」なので、八白土星が七赤金星の活躍する場を提供する関係になるのですが、七赤金星の得意分野が「損をしないように立ち回る」という「商売」分野なので、八白土星が頑固モードに入った時は、七赤金星のフォローが非常に助かります。
頑固モードでない場合は、八白土星が行ってきた行動を元手に、七赤金星が大きく商売を広げてくれる関係です。七赤金星からすれば、八白土星の蓄積がないと何も動けないので、八白土星に感謝することになります。もし相性が悪くなるなら、両者ともに相手に対して「余計なことをしやがって」と考えてしまう場合です。
九紫火星は、八白土星に力を与えてくれる関係です。九紫火星は九星の中でも特に知的で、センスがすぐれている人が多いです。そんな九紫火星が八白土星をみると、八白土星の、外受けするとは言えないけれど、八白土星なりにこだわった服装とか仕事のセンスなどを見抜き、素直に「あなたは素晴らしい」と言ってくれるでしょう。
そうすると八白土星は「理解してくれた」と感じ、コロッと九紫火星に心を許すことになります。九紫火星も八白土星のような、何か一つを積み重ねて生まれたものに対して敬意をもって接してくれるので、相性は良い関係です。
八白土星と相性が悪い九星
「土剋水」「木剋土」で、一白水星と三碧木星と四緑木星とが相性が悪いと言われます
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。土は水の動きをとどめますが、とどめないと水は形を作れません。流れっぱなしでどこにもいられなくなってしまいます。
また、木は土から栄養を吸い取り大きくなりますが、植物のない土は栄養過多で、変なカビが生えたり、臭かったりと、良くない結果になってしまいます。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
一白水星の場合は、八白土星が一白水星の意見に対応できない場合に、相性が悪くなります。
八白土星は自分の経験・体験をもとに独自の考えを作り上げます。この考えが一白水星の柔軟な思考とぶつかるところがあります。一番ぶつかりやすいのは、八白土星が「こうあってはいけない」という考えを持っているところに、一白水星が、もとから持つ優しさから「許してあげましょう」とか「認めてしまいましょう」と言ってきた時です。
同じような流れで、四緑木星とも相性が悪くなる時があります。四緑木星が八白土星に甘えて、「これぐらいは出してくれるでしょう」とか「私も助けてきたのだから、これぐらいは八白土星も認めてくれるでしょう」と考えてしまうと、八白土星の大事な部分に知らないうちに入り込んでしまい、感情を逆なでしてしまう場合があります。
初めは八白土星も我慢するのですが、徐々にゲージが溜まり、「やめてくれないか」と言ってきた時は、実は八白土星にとっては「最後通告」に近いレベルです。
もしそう言われていたら、素直にやめておきましょう。
三碧木星とは、変化のペースが違う事によって、相性が悪くなりがちです。
八白土星も変化する九星なのですが、その変化は「納得いくまで試してみた結果」なのに対して、三碧木星の変化は「最新情報で違うって言われたから」という事が多いのです。
三碧木星からすれば「違うって〇〇という権威ある学者の研究結果が出たんだから・・・」というのは変化に十分な理由なのですが、八白土星は
「〇〇がそういったとしても、現実にすぐに変化させるには状況があっていないからできないし、そもそもそのやり方は私たちに合わないと考える。だから一部を取り入れてみよう」
と、あくまで試してみてから変化をしていくようになります。
このスピード感の違いが相性を悪くする要因です。これをフォローできれば、良い関係になります。
九紫火星
九紫火星は、情熱的でエネルギッシュな性格が特徴です。直感力が鋭く、創造力に富んでおり、常に新しいことに挑戦する意欲を持っています。しかし、感情の起伏が激しく、時には衝動的な行動を取ることもあるため、バランスを取ることが重要です。
九紫火星と相性が良い九星
「木生火」と「火生土」で、相性の良い九星は「二黒土星」「三碧木星」「四緑木星」「五黄土星」「八白土星」。そしてご自身と同じ「九紫火星」となります。
「木生火」の関係である三碧木星とは相性が良いです。
九紫火星は知的な九星なのですが、情報がない限り、正しい判断や選択は出来ず、想定できる範囲も狭まってしまいます。
と言っても、一人ですべての情報を仕入れることはできません。そんな情報を三碧木星はどこからか取得してきて、九紫火星に話してくれます。
この話を九紫火星が「面白い!」と感じることができれば、相性は完璧です。悪くなるのは、三碧木星の情報を九紫火星が「つまらない」とか「程度が低い」など、否定的に扱った時悪くなります。
四緑木星とも相性が良い関係です。
三碧木星同様「木生火」なので、九紫火星にエネルギーを与えてくれる関係の九星です。
三碧木星が九紫火星に「情報」を与えてくれるのに対し、四緑木星は九紫火星に「人間関係」を与えてくれる関係です。
九紫火星は火の星ですから、時には燃え上がりすぎてしまい、言わなくていい事とか、言ってはいけない事まで言ってしまう。または相手に対して遠慮せず、堂々と正論を言って追い詰めたり、論戦で勝利したりすることもあります。
ただそれがいわゆる「ロジハラ」や「パワハラ」になってしまう時があります。これぐらい九紫火星が言いすぎてしまった時、四緑木星が間を取り持ち、フォローしてくれるでしょう。
相手がなく一対一なら、四緑木星に対して九紫火星が甘えて、好きな事を好きに言える関係になるでしょう。
二黒土星を相手にすると、九紫火星の調子が少し落ち着きます。
決して嫌っているとか、つまらないと思っているのではなく、なぜかいつもより少しおとなしいトーンとペースで、二黒土星と会話したり、行動したり、付き合ったりすることができると感じるでしょう。
また、九紫火星は熱量はあるのですが、持続することがなかなかなく、良いことが定着する前に次に写ってしまうという事があります。
二黒土星は九紫火星の熱量をその身に蓄え続けてくれます。なので、九紫火星が飽きたとしても二黒土星には熱が残り、良い結果が世界に定着して、持続的に収入を上げられるシステムを作ってくれるようになります。
五黄土星とは、自分の才能を全力でぶつけることができる、良いライバルのような関係です。
五黄土星は独特な個性を持っている人が多いため、九紫火星と上手くはまれば、誰も思いつかなかったこと、または恐れてなかなかできなかったことを二人で解決できる、名タッグが出来上がります。
ただ、九紫火星のエネルギーが苦手な個性の五黄土星もいます。その場合は無理に連れまわすことはやめましょう。それでも、五黄土星は九紫火星のエネルギーを得ることができ、自然と成長します。なので九紫火星が上司や親、部下や子供が五黄土星のように考えると上手くいきます。
八白土星とは、八白土星の慎重さと計画性が、九紫火星の直感的な行動を支え、バランスの取れた関係を築けます。お互いの異なる性格が調和し、長続きする安定した関係を保つことができます。
そうすると八白土星は「理解してくれた」と感じ、コロッと九紫火星に心を許すことになります。九紫火星も八白土星のような、何か一つを積み重ねて生まれたものに対して敬意をもって接してくれるので、相性は良い関係です。
九紫火星同士は、同じ火の特徴を持っているので、相性そのものは良い関係です。
「火」と「火」が合わさると、「炎」となり、もっと強く、激しい、強力な力を生み出します。なので双方の特徴をうまく合わせるように努力する必要があります。
九紫火星と相性が悪い九星
「火剋金」「水剋火」で、一白水星と六白金星と七赤金星が相性が悪いと言われます
ただ、相性はあくまで基本的な見方になります。土は水の動きをとどめますが、とどめないと水は形を作れません。流れっぱなしでどこにもいられなくなってしまいます。
また、木は土から栄養を吸い取り大きくなりますが、植物のない土は栄養過多で、変なカビが生えたり、臭かったりと、良くない結果になってしまいます。
なので、相性の良い悪いというのは、あくまで基本的な話であり、本当は必要な関係なのだという事を念頭に置いてご覧ください。
一白水星との関係は、いわゆる「水を差される」という事が起こります。
九紫火星が盛り上がっているのに、一白水星はどうも乗り気になれず、調子があいません。それを九紫火星が「どうもあの人(一白水星)と一緒にいると気が沈んでしまうな」と苦手意識を持ちやすいです。
逆に一白水星は九紫火星の事を、「あのペースについていけない・・・💦」と感じやすく、調子を合わせるのに一苦労します。
なので、間に鉄(六白金星や七赤金星)や土(二黒、五黄、八白)を入れると、料理を作れたり、温かい飲み物を保存出来たりすることができるようになります。誰もいなかったとしても、九紫火星がちょっと考え方を変えると、上手くやれることができるでしょう。
六白金星とは「火剋金」の関係で、相性は悪いとされています。
九紫火星の知性や知識が、六白金星の理想主義と上手くかみ合わない場合があります。六白金星が「〇〇がしたい!」と強く願っているとします。
そこで九紫火星が「じゃあこのスケジュールじゃできないね。こう変えようよ」と、善意で提案したとします。
ですが六白金星は、理想的なスケジュールを変えたくありません。そこで「何とか上手くこのままのスケジュールでやろう!」と話を進めてしまう事があります。こういう事で両者がすれ違ってしまうのです。
この相性を九紫火星の方が知ったならば、六白金星のそういう癖を了解して
「わかった、やってみよう」
と、上手くいかなくてもかまわないと、鷹揚に構えることができるとストレスが少なく付き合えるでしょう。六白金星もダメな人ではありません。徐々に九紫火星のいう事が正しいとわかり、意見を求めるようになるでしょう。
七赤金星との相性も六白金星同様「火剋金」なので、悪い相性とされています。
七赤金星も九紫火星も、面白く、賑やかな環境が好きなので最初は上手くいくのですが、両者の好む「賑やか」に違いがあります。
七赤金星は、賑やかな環境が好きです。賑やかに、楽しくなるためには、自分が道化役となることも辞さないくらい好きな人です。
ところが、九紫火星的は賑やかでも、知性がないバカ騒ぎは嫌いな傾向があります。
道化役ですから、ちょっと間抜けだったり、ダメな事をします。これを好意的に七赤金星はとってほしいのですが、九紫火星の知性が悪く働くと
「それ面白くないよ」
と、ここまでストレートではないにせよ、少しすかした突っ込みをしてしまう時があります。
こういう場合に、相性が悪くなってしまいます。なのでこれを九紫火星の方が知ったならば
「道化役は知恵がないとできない」
と考えると、上手く関係を築くことができるでしょう。
より良い人間関係と未来のために
いかがでしたでしょうか。非常に長文なブログとなりました。お読みいただきありがとうございました。
全部を読む必要はなく、ご自身に関係する九星のところだけお読みいただければと思います。
このように、九星気学による相性は、星ごとの性質や五行のバランスに基づいて判断されます。相性が良い星同士は、互いに補完し合うことで、より良い関係を築くことができます。一方、相性が悪いとされる星同士でも、お互いの違いを理解し、尊重することで良好な関係を築くことは可能です。
さらに、この記事では生まれた年、本命星のみでお話ししましたが、実際には生まれた月も加えて相性を見ると、さらに詳しく関係を知ることができます。
さらにさらに、相性の関係を知ったとしても、なかなかうまく実践ができないと悩んでいる人には、世界最高の開運法、吉方旅行をお勧めいたします。
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文 松平兼幸