開運のために方位学や九星気学を学んでいると、「同会(どうかい)」という言葉をよく耳にするかと思います。さらに、運勢を見る「九星気学」と、吉方位旅行などに用いる「方位学」では、この「同会」の意味合いが異なります。
聞きなれない言葉だと思いますが、これを知ると、ご自身の「毎年」「毎月」「毎日」の運勢を知ることができるようになります。
さらに、様々な組み合わせをすることで、対人関係や、ご自身の仕事運なども把握することができ、これまで以上により良い判断と行動ができるようになるでしょう。
この記事では「九星気学」における「同会」について、出来る限りわかりやすく解説し、皆様の幸せの一助になるように努力します。
九星気学における「同会」「同会法」とは?
まずは、個人の運勢を占う九星気学での「同会」です。
九星気学は個人の運気を調べる鑑定法です。ここでの「同会」とは、ご自身の運勢が「いつ」「どのように」「強くなったり」「弱くなったり」するかを判断する基準の事を言います。
そして、この同会を使って、運気を鑑定する方法を「同会法」と言います。
同会法とは
- 自分の本命星が
- 知りたい運気の時期(年月日)に
- どの宮(方位)で
- どの九星と一緒にいるか
を調べることで、運勢の傾向や巡ってくる縁を読み解く方法です。
この同会を理解することで、今自分が置かれている状況や、これから待ち受ける運気の流れをつかみ、人生の重要な局面において、多角的な視点から判断するヒントが得られるでしょう。
九星気学の同会法 実例解説 前半
具体的に年盤を使って解説します。

2026年 年盤
まずは、誰を鑑定するかです。ここでは、この記事を書いている時(令和8年4月)の首相である、高市早苗首相の「年運」を見てみたいと思います。高市首相は日本初の女性総理大臣で、1961年3月7日生まれの三碧木星です。
この高市首相の、2026年の運気を調べたいとなった場合、三碧木星が令和8年の年盤で「どの方位」にあるかを調べます。
そうすると、西に三碧木星があるのが分かると思います。これで上記の「1.2.3」までが完了しました。
九星気学の同会法 実例解説 後半
続けて、上記の「4」の方法です。
年運を観る時は「定位盤」という盤を使います。この定位盤と、年盤を「会わせて」、どんな九星が「同じ」宮(方位)にあるかを調べます。
定位盤とは以下の通りです

定位盤
さて、2026年の年盤において、三碧木星は「西」にありました。
西には定位盤では「七赤金星」があります。
なので今年の高市首相をはじめとする三碧木星生まれの人は
「七赤金星と同会している」
となるのです。
そして七赤金星と同会している事で、三碧木星は26年は「七赤金星の運気の影響を受ける」事になり、運気の流れを見ていくことになります。
九星気学における同会の役割
このように、同会は九星気学において、運勢の流れを読み解くために重要な役割があります。
ここでは年運を調べましたが、「各月」「各日」の運気も観れますし、日の運気を連ねていけば「毎週」「14日間」など、一定の期間の運気の流れも調べることができます。
自分の九星=本命星と、巡ってくるどの九星と重なるかで、本命星の特徴が強化されたり、弱化されたり、成長したり、停滞したりするので、人生の節目となる決断や行動の参考になります。
特にビジネスや人間関係において、同会が示す象意(星の意味)を知ることで、どのような縁やチャンスが巡ってきやすいかを予測し、成功への手がかりを見つけることができるかもしれません。
各同会の運気解説
同会の運気とは、どのような運気なのかを解説します。
ただ、同会の種類は「9宮(中宮という、中央に位置する場合も含む)」と「九星」の組み合わせによって決まるので、9×9で81通り存在します。
これに十二支も加えるとか、年盤と月盤の組み合わせで考えるとか、どの宮(方位)で同会しているかも考慮するとか、本当の鑑定ならしなければいけない事を考えると、全部で「432通り」存在します。なお、十干も加えたらもっと増えます。
この量を全て解説するのは流石に無理なので、ここでは「どの九星と同会しているか」という事について、どのような人間関係や縁が巡ってくるのかを、それぞれの九星ごとに解説します。
一白水星と同会する場合
一白水星と同会する時は「癒し」の時期です。
年運で見ると、俗に言われている「厄年」に当たる時期です。「天運味方せず」とか「病魔侵入」などの怖い言葉で解説されることが多い時期です。
その理由は、水の運気が強くなるから、物事が一度「冷え込む(停滞する)」とされるからです。冷え込んでしまって動きが悪くなるとか、または水の中では自由に人は動けないと表現されます。
しかし、水には悪い意味だけではなく「癒しの水」とか「清めの水」という言葉があるように、悩みや穢れが洗い流され、本来の魅力が表に出るとか、勉強や研究、修行には向いているという時でもあります。
この時期に、自分のこれまでを見直し、新しい自分に生まれ変わるための計画を立てるとか、長期的な戦略を考えるとか、またはそこまで大きな話ではないけれど、生活習慣を見直すとか、やり方を変えてみるなどのチェックをするのがおすすめです。
二黒土星と同会する場合
二黒土星と同会する時は「育成と基盤固め」の時期です 。
運気が好転してくる時です。しかし一気に好転するのではなく、ゆっくりゆっくり、薄皮をはぐように運気が変わってくる時期とされます。
なのでこの時期に急に動いてしまうと、病み上がりに無理をするような感じになってしまい、また風邪などがぶり返してしまうとされます。なのでこの時期は、小さい所からコツコツと変化をさせるのがおすすめです。
例えば、ダイエットを始めるにしても、いきなりジムに通って激しい運動を始めるのではなく、駅のエスカレーターを使わず、階段を使うようにするとか、飲み物をジュース類からお茶に変えるとか、本当に些細なところから変えるようにする方が、長く続いて、習慣になり、結果願いが叶うようになるでしょう。焦りは禁物です。
三碧木星と同会する場合
三碧木星と同会する時は「気分爽快」の時期です。
新春を迎えて、雪解けとなり、草木が芽吹いてくる春の時期です。これまで頭上を覆っていた、邪魔をしていたものがなくなり、一気に成長をしていくことができる、運気向上の時期です。
ただ、発芽したばかりの新芽なので、成長力はありますが、まだ本体は弱いので、油断は禁物です。
そもそも「蒔かぬ種は生えぬ」ですから、行動をしないと芽が出ません。なので三碧木星と同会している時は、準備があろうがなかろうが、とにかく行動をすることがおすすめです。
もちろん準備をしっかりして、下調べも済ませておいた方が良いですが、行動をしないと三碧木星の良い運気を得られません。
慎重かつ大胆に、積極的に動くことがおすすめの時期になります。
四緑木星と同会する場合
四緑木星と同会する時は「物事がととのう」時期になります。
これまでの準備や行動の成果が出てきて、万事物事が「ととのう」時期とされます。
縁談ならば入籍とか同棲とか、何かこれまでの、ぎくしゃくしていたとか、なあなあで過ごしてきたという関係から一歩進んで、責任ある形に収まろうという気持ちになる時期です。なので独身の方とか、またはお付き合いしている人がいる方が、四緑木星と同会の時期に、お付き合いの話が出てきたとか、将来私たちどうする気なの? みたいなアプローチを受けた、またはご本人がその気ならば、気持ちに従って行動するのが一番吉になります。
これはビジネスでも同様で、自分のやってきた事が認められ、運気好調の時期です。
人によっては、頼まれ事を引き受けすぎて、骨折り損のくたびれ儲けになる事もありますが、それでも人から感謝されることは間違いありません。節度をもって引き受けて、断るにしても筋を通せば、もっと良い運気となるでしょう。
五黄土星と同会する場合
五黄土星と同会する時は「生きるか死ぬか」の時期です。
いきなり怖い言葉に変わりました。というのも、五黄土星と同会する場合は、五黄の「帝王」と「自滅」という二つの意味が強く出るのです。
ご自身の運気が「帝王」の地位に就くので、リーダーシップを発揮して、実力を発揮できる良い機会に恵まれると言えます。
しかし同時に帝王の地位は、盤石に見えてそうでなく、ちょっとでも悪い点があればすぐにみんなから非難されますし、ライバルに虎視眈々とその地位を狙われるというものです。「帝王」と言わず「チャンピオン」と言った方が、わかりやすいでしょうか。
この事から、流派によっては、中宮(真ん中)で五黄土星と同会する時期を「八方ふさがり」とする場合もあります。
六白金星と同会する場合
六白金星と同会する時は「多忙」の時期です。
六白金星は「高級」とか「上品」という意味があり、今よりも上位とされるものと縁が出てきます。
仕事なら「出世」とか「上の立場の人から引き立てられる」とかがあります。または人間関係でなく「良いサービスを思いつく」とか「利益率が高い商品を開発する」などの形で表れるケースもあります。
または「自分自身」をもっと「高級」な人物にするために、勉強に励んだりする・・・という事もありますから、何事につけ「多忙」となるでしょう。
悪い事ではないので積極的に活動するのが良いのですが、自信過剰になってしまうと空回りするので、注意は必要です
七赤金星と同会する場合
七赤金星と同会する時は「実り」の時期です。
前述の高市首相の2026年の年運がこの同会に当たります。
金運・交際運・良縁に恵まれるという嬉しい時期です。これまでため込んできた実力とか縁とか、ありとあらゆるものが実って、結果が出てくる時期になります。
逆に言えば、この時期を過ぎてしまうと、在庫がすっからかんになってしまうという事になります。なので七赤金星と同会したときは、結果を得るために惜しみなく行動するのは当然ですが、何から何までやってしまうのに注意です。
というのも、七赤金星には「うっかり」という象意があります。「まだ在庫があると思ったら、うっかりしていてなかった。やっちゃった!」という事がないように、「どこまでやって良いのか。どこまで出してよいのか」という基準を作っておくのが大事です。
八白土星と同会する場合
八白土星と同会する時は「変化」の時期です。
八白土星と同会すると、不思議と「変化」が起こってきます。
「これまであんなに楽しかった事が、急に飽きちゃって、つまらなく思えてきた」とか
「いきなり状況が変わってしまって、変化せざるを得なくなった」など、ご自身でも驚くような変化が起こりやすい時期です。
と言っても悪い時期とは言い切れません。むしろ自分自身を変革させる良い時期と考えて、変化するのがおすすめです。
特に、これまで努力を積み重ねてきたけれど、なかなか日の目を見なかったという人が八白土星と同会すると、この努力がついに認められ、成功するという象意があります。だから変化の機会に恵まれたら、怖がることなく受け入れるのをお勧めいたします。
九紫火星と同会する場合
九紫火星と同会する時は「吉でもあり凶でもあり」の時期です。
九紫火星は「火」の時期です。「火」は「日」とも言えますし「光」を生みます。なので良い事も悪い事も光を浴びて、明らかになるという時期になります。
なので、良い事が明らかになる人と、悪い事が明らかになる人とで、吉凶が両方出てくる時期になるのです。
この吉凶も、例えば努力が花開いて、才能が開花し、仕事が出来るようになるとか、出世するとか、スポーツの成果が上がるなど、個人の能力が上昇するのが吉のケースです。
凶のケースは、睡眠時間を削って努力してきたから、ついに病気になってしまった。浮気していたのがばれてしまった。嘘がばれたなどがあります。
なので吉でもあり凶でもありの時期になります。
同会まとめ
各九星と同会する時の、良い点と悪い点、そしてアドバイスを表にまとめました。
悪い点も記載するのは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」で、悪い点を知っておけば対策が出来て、凶の作用を打ち消せるからです。
ぜひ表のまとめを皆様の幸せの一助にしてください。
| 同会する九星 | 良い点 | 悪い点 | アドバイス |
| 一白水星 | 悩みや穢れが洗い流され、本来の魅力が出る。勉強・研究・修行に最適。 | 物事が停滞し、動きが悪くなる(冷え込み)。孤独や不安を感じやすい。 | 無理に動かず、自分を見直す計画や長期戦略を練る「準備期間」にするのが吉 |
| 二黒土星 | 運気がゆっくりと好転し始める。基盤を固めるのに適した時期。 | 急な動きは「病み上がり」に無理をするようなもの。焦りは禁物。 | 無理せず、些細なところからコツコツと変化させるのが吉 |
| 三碧木星 | 邪魔者が消え、一気に成長できる。気分爽快で運気が向上する。 | 油断は禁物。行動(種まき)をしなければ、せっかくの芽も出ない。 | 準備の有無に関わらず、慎重かつ大胆に、とにかく積極的に行動するのが吉 |
| 四緑木星 | 万事「ととのう」時期。信用が高まり、結婚やビジネスの成果が出る。 | 頼まれ事を引き受けすぎて、骨折り損のくたびれ儲けになる恐れ。 | 縁談やビジネスの好機を逃さず、断る際も筋を通して節度を守る。 |
| 五黄土星 | リーダーシップを発揮し、帝王(実力者)としての地位を築ける。 | 「自滅」の危険。周囲から非難されたり、ライバルに狙われやすい。 | 傲慢さを捨て、現状を盤石にする立ち回りをしよう |
| 六白金星 | 上位の人からの引き立てや出世。高利益・高品質なものを生み出せる。 | 何事も「多忙」を極め、自信過剰から空回りするリスクがある。 | 自分自身を磨く勉強を怠らず、自信を過信に変えぬよう注意して活動せよ |
| 七赤金星 | 金運・交際運・良縁に恵まれ、これまでの努力が全て「実る」。 | 「うっかり」による損失。調子に乗って出し尽くすと在庫が底をつく。 | 「どこまで出して良いか」という基準を設け、けじめをつけよう |
| 八白土星 | 努力が認められ成功する。自分を変革させる絶好の機会が訪れる。 | 予期せぬ状況の変化に驚いたり、これまでの楽しさが急に色褪せる。 | 変化を怖がることなく受け入れよう。現状維持より変革が吉を呼ぶ。 |
| 九紫火星 | 才能が開花し、努力が光を浴びる。悪縁が切れ、個人の能力が上昇。 | 隠していた嘘や不摂生による病気など、悪い点も全て明らかになる。 | 光が当たる時期ゆえに、隠し事は禁物。知性を磨き、公明正大に振る舞おう。 |
【まとめ】同会を知ることは、運命の「波」を乗りこなすこと
いかがでしたでしょうか。「同会」とは、今のあなたがどの九星のエネルギーを得て、どのような舞台に立っているかを示す「運命のスポットライト」のようなものです。
また、九星気学において運勢が悪い時期というのは、決して不幸な時期ではありません。一白水星に同会する時は「学び」を深め、五黄土星に同会する時は「己を律する」ことで、次なる飛躍への土台を作ることができるのです。
大切なのは、目の前の現象に一喜一憂するのではなく、その時期の「気の流れ」を理解し、気の流れと「同じ」方向へ「会わせて」行動することです。
それに、前述のとおり、同会は本当は「432通り」存在します。それに今回はお話ししませんでしたが、同会に加えて「被同会」もあり、こちらも加えて鑑定を行います。
もしこれらの事に興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
(監修 松平兼幸)






