「あの場所、もしかして凶方位だったかも…」そんな不安を感じたことはありませんか?
方位取りは、古くから伝わる開運方法の一つですが、凶方位に行ってしまうと、何か悪いことが起こるかもと心配になりますよね。
この記事では、凶方位の影響を気にせず、安心して過ごせるための対策を具体的にご紹介します。
吉方旅行 = 方位取りの考え方
吉方旅行こと方位取りは、古くから伝わる開運方法の一つです。陰陽五行説に基づいて、ご自身にとって運気が良くなる方位へ出かけることで、より良い運気を呼び込むことができるといわれています。
たとえば、金運アップを願うなら、金運に良いとされる方角へ旅行に行ってみましょう。そのほか、人間関係を円滑にしたい、健康になりたいなど、さまざまな願いに合わせて、その運気をアップさせる吉方位へ行くことで、運気をアップさせることができます。
ただ、吉方位は、毎年、毎月、そして個人によって変わってきます。そして上記の通り、求めている運気によってお勧めの方位や九星も変わってきます。自分に合った吉方位を知り、計画的にその方角へ出かけてみましょう。
引っ越しや旅行はもちろん、ちょっとしたお出かけにも吉方位を取り入れることで、より効果を実感できるかもしれません。
日常のちょっとした行動に方位を取り入れることで、運気を安定させ、より豊かな毎日を送ることができるでしょう。
凶方位とは
凶方位とは吉方位の反対で、運気が悪くなる方位に移動することで、悪いことが起こるかもしれないとされるものです。
凶方位に移動することで、何が起こる可能性があるのかというと、お金の損失や人間関係のトラブル、健康面での不安など、様々なことが考えられます。
この凶方位も吉方位同様、毎年・毎月・毎日変わりますし、人によって違ったりします。できる限り凶方位を避けることが、幸せな生活を送るための大切な安全対策となります。
これを聞くと「今年の私の凶方位はどこだろう?」「え? 今日の出社は凶方位かも?」と気にする方も多いのではないでしょうか。凶方位だから全てがダメになるという事はありませんが、運気がダメージを負ってしまいます。ダメージが積み重なると、いつか折れてしまうかもしれません。
古くは、暗殺されたアメリカ大統領・ロバート・ケネディの移動は凶方位でした。なので気になる方は、一度調べてみるのも良いかもしれません。
もちろん、凶方位を全て避けることは出来ません。平安時代の貴族は出仕(今でいう出社や登校)を、「方位が悪いから」と言ってお休みしていたそうですが、現代社会はそんなことは出来ません。
大切なのは、凶方位を恐れすぎないことです。ケネディのような例はごく一部です。
凶方位は例えていえば、天気予報とお考え下さい。吉方位だったら晴れの天気、凶方位だったら雨の天気になるのです。それなら、傘を持っていけば凶方位の影響を避けることができるでしょう。むしろ雨を楽しむようにできれば、災い転じて福となすです。
凶方位は選択の時の一つの要素として捉え、ご自身の直感も大切にしつつ、毎日を心地よく過ごせるように心がけましょう。
凶方位の種類
そんな凶方位はどんなものがあるかというわけで、代表的な凶方位についてご説明いたします。
暗剣殺
暗剣殺は、九星気学でいう「三大凶殺」の一つです。
自分が気づいていない所に落とし穴があり、そこからダメージを受けてしまいます。いわゆる突然の災いやトラブルが起こりやすいです。
電車がトラブルで止まってしまったとか、自分の言ったことが誤解されてしまうというような
「そんなつもりじゃなかったのに」
「どうしようもないじゃないか」
というような事態が起こりやすくなります。特に人間関係の悪化にご注意ください。
この方位に向かって行動する際は、事前に余裕を持った計画を立てておき、言葉の裏を取られないように、真意をしっかり説明するように気をつけましょう。
とはいえ、過度に恐れる必要はありませんが、トラブルを避けるためにも、できる限り暗剣殺の方位は避けるようにしましょう。
五黄殺
五黄殺は、九星気学で最も注意が必要な悪い方位の一つです。
五黄土星がある方位の事を指し、初めは良いけれども、後から苦労するという運気を持っています。
必要だと思って買ったけれども、どうも使い勝手が悪く、徐々に使わなくなってしまい、元が取れなかった・・・とか
付き合い始めは楽しかったけれども、徐々に馬が合わないという事が分かり離れたいけれど、すでに後戻りできないくらい関係が深まってしまった・・・とか
美味しいからついつい食べ過ぎてしまって健康に害が・・・のようなことが起こりやすくなってしまいます。
どうしても五黄殺の方位に行かないといけない場合は、上記のようなことが起こらないように注意をしてください。もちろん避けられるならば避けた方が良いです。
とはいえ、過度に恐れる必要はありませんが、トラブルを避けるためにも、できる限り五黄殺の方位は避けるようにしましょう。
歳破・月破・日破
歳破・月破は、その年・月・日の干支の反対側に位置する、悪い影響をもたらす方位です。
この内、日破は長くて1日半しか影響がないため、それほど気にする必要はありません。重要なのは歳破・月破です。
この方位に行くと「破」とあるように、何か約束していたこととか、予定していたことが、自分ではどうしようもない理由により「破壊され」、辞めざるを得なくなったり、変更せざるを得なくなったりしやすいです。
破れるという事から、特に新しいことを始めようとしている時に、歳破・月破の方位へ旅行に行くことは避けるのがおすすめです。
とはいえ、過度に恐れる必要はありませんが、トラブルを避けるためにも、できる限り歳破・月破の方位は避けるようにしましょう。
本命殺
本命殺は、ご自身の九星 = 本命星 が位置する方位です。
本命星とは皆さんの生年月日に基づいて決まり、その人の特性・特徴を表わします。
そんな本命星がある方位に行くと、自分の「悪い面」「弱点」が表に出やすくなってしまうので、特に避けるべき凶方位となります。
声が大きく態度がはっきりしている人は、それが悪い方に出てしまい、怖がられたり嫌われたり。
逆に声が小さく大人しい人は、それを馬鹿にされて、重要視されなかったり無視されたり・・・が本命殺の影響を受けると出やすくなります。
どちらも本来は悪い事ではないのですが、本命殺の影響が出ると、悪い面がクローズアップされやすくなります。なので特に重要な行動や決断をする際には、この方位を避けることが望ましいとされています。
引っ越しや大きな買い物、重要な会議などの際には、この方位を意識して避けることをお勧めします。
とはいえ、過度に恐れる必要はありませんが、トラブルを避けるためにも、できる限り本命殺の方位は避けるようにしましょう。
本命的殺
本命的殺または的殺は、本命殺の反対側に位置する凶方位です。
この方位も本命星によって決まり、その年や月において避けるべき方位となります。
本命的殺は自分の勘違いで運気が悪くなってしまいがちです。
考え事をしていたら、乗る電車を間違えてしまい、大事な待ち合わせに遅れてしまった・・・
資料を用意したはずなのに、いざ本番を迎えたら保存されていなくて、未完成のデータだった・・・など、きちんと努力しているのに、それが報われないという悲しい影響が出やすいです。
本命殺よりは凶方位の影響を避けやすい(他人にチェックしてもらう)のですが、それでも大変なことは変わらないので、この方位を避けることができるなら、できるだけ避けましょう。
凶方位は「方位+九星」の悪い面が出る
凶方位に行くと、上記のような出来事が「方位+九星」の影響を受けて起こりやすくなります。
例えば、五黄土星が北にある場合は
「北の方位の影響が、五黄土星という悪くなる形で出てくる」
と考えます。
北の象意だと「落ち着く」という象意があります。水を浴び、冷静になれるので落ち着くのです。
ところが、この水を浴びた結果、落ち着くどころか「落ち込む」ぐらいまで気持ちが沈んでしまう。
また、水を浴びてしまったから風邪を引いてしまう。
落ち込んでしまって仕事や恋愛にやる気をなくしてしまい、風邪もひいてしまって精神的に疲れてしまう・・・という感じです。
逆に言えば、そうなる事を知っていれば、対策を取ることができ、凶方位の影響を受けてもスルーすることができます。
何度もお伝えしておりますが、凶方位を過度に恐れる必要はありません。適切な対策を講じることで、十分スルーすることができます。
ただ、知らないと悪循環に陥ってしまいかねませんので、このようにお伝えをしております。
凶方位を避けられない場合の対処法
占術のとおり、凶方位だからと言って仕事やお出かけをやめることができるのは、平安貴族の時代まで。
現代ではなかなかそうはいきません。
1日半ぐらいで影響が終わる、日盤の凶方位なら無視しても良いでしょう。しかし、長ければ1年近く影響が出る、1泊以上の移動の場合、運気の低下や不運を避けるための対策が重要です。
以下では、凶方位を避けられない場合に実践できる、具体的な対処法を紹介します。
吉方旅行で相殺する
凶方位への旅行が避けられない場合は、後日吉方位へ旅行することで、その影響を和らげることができるでしょう。
凶方位の影響をなくす、というのではなく、吉方旅行で凶方位の影響をカバーするという方法です。
例えていえば、凶方位のダメージは受けるけれど、その後吉方位の回復魔法を使って体力を元通りにする、という事です。
この時大事な事が二つあります。
一つは、凶方位の時より長く、遠くに吉方旅行に行くことです。
100キロ先の凶方位に1泊した場合なら、その約2倍の吉方位エネルギーをとりましょう。詳しくは下記記事をご覧ください。
【質問返信】吉方位と凶方位の引っ越しの場合、打ち消しあう効果はありますか?
二つ目は、凶方位の影響に引きずられないことです。
人はプラスの事より、マイナスの事を覚えやすく、思い出しやすいものです。
凶方位の影響は、例えていえば人に殴られたようなものです。殴られたから痛いし、怖い思いもしています。
この事をずっと覚えていると、吉方旅行の効果が出てきて、痛みもなく、後遺症もなく、相手から慰謝料も得ているという、プラスの事に目が向かなくなってしまいます。そうなると、いくら吉方位効果が出ても、意味がありません。
アンパンマンの歌のように「良い事だけ思い出す」ようにしてください。
神社・仏閣で厄除けする
凶方位の影響が気になる場合は、厄除け・方位除け・方災除けに定評のある神社で、心身を清めてみてはいかがでしょうか。
凶方位の影響から心身を守っていただけるよう、神様に祈りを捧げ、お守りをいただくことで、きっとご自身の心に安らぎが訪れるはずです。
特に、方位除けの神事に力を入れている神社であれば、より一層、ご自身の進む道を明るく照らしてくれることでしょう。詳しくは各神社や仏閣にお尋ねください。
凶方位から物を持ち帰らない
凶方位へお出かけになった際は、現地で気に入った物があったとしても、出来るだけ買って帰らないようにすると良いでしょう。
というのも、凶方位で手に入れた物は、凶方位の気が物に宿っています。それは物の良し悪しにかかわらず宿っています。
凶方位の宿泊よりは少ないですが、塵も積もれば山となるので、出来るだけ持ち帰らないようにするのをお勧めします。
どうしても買って帰りたい。または断れない場合は、帰宅後に塩を振って清めるなど、ひと手間をかけてあげることをおすすめします。
滞在時間を出来る限りへらす
方位の効果は滞在時間と比例します。
なので、凶方位に行かないといけない場合は、出来る限り滞在時間を減らすようにすると悪い影響を減らすことができます。
宿泊せず、夜行バスや寝台特急で帰ってくる。朝一で帰宅するなどの方法があります。
ただ、減らしたいがために、健康を害するような事をしてはいけません。
宿泊したくないから、とても眠いけれども車を運転して、夜通し走って家に帰る・・・などをしてしまうと、凶方位とは関係なく事故にあってしまう可能性があります。
体力と相談して、出来る限りで、滞在時間を減らしてみてください。
凶方位の調べ方
凶方位を調べるには、以下の手順に従います。
1.本命星を把握する: 自分の生年月日から本命星を調べます。本命星は一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の9つの星のいずれかです。このブロックの下部に一覧表を記載しますので、そちらでお調べください。
2.凶方位を把握する: 本命星が分かったら、その星によって凶方位を調べます。上記の凶方位となる条件に当てはまらず、かつ、自分の本命星と相性の良い九星が回座していている方位が吉方位となります。本命星によって相性の良い九星は異なります。また、年ごと、月ごとによって変わりますので、移動の時には方位を確認してください。
この辺りは専門的になりますので、簡単に調べたい方は、吉方位検索システムでお調べください。生年月日を入れれば、自動で相性の良い星が分かり、凶方位も自動で分かるシステムになっています。
▽九星の一覧表
一白水星 | 二黒土星 | 三碧木星 | 四緑木星 | 五黄土星 | 六白金星 | 七赤金星 | 八白土星 | 九紫火星 |
1945年 | 1944年 | 1943年 | 1942年 | 1941年 | 1940年 | 1939年 | 1938年 | 1937年 |
1954年 | 1953年 | 1952年 | 1951年 | 1950年 | 1949年 | 1948年 | 1947年 | 1946年 |
1963年 | 1962年 | 1961年 | 1960年 | 1959年 | 1958年 | 1957年 | 1956年 | 1955年 |
1972年 | 1971年 | 1970年 | 1969年 | 1968年 | 1967年 | 1966年 | 1965年 | 1964年 |
1981年 | 1980年 | 1979年 | 1978年 | 1977年 | 1976年 | 1975年 | 1974年 | 1973年 |
1990年 | 1989年 | 1988年 | 1987年 | 1986年 | 1985年 | 1984年 | 1983年 | 1982年 |
1999年 | 1998年 | 1997年 | 1996年 | 1995年 | 1994年 | 1993年 | 1992年 | 1991年 |
2008年 | 2007年 | 2006年 | 2005年 | 2004年 | 2003年 | 2002年 | 2001年 | 2000年 |
2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | 2011年 | 2010年 | 2009年 |
2026年 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
凶方位に関するQ&A
凶方位については、多くの人がさまざまな疑問を持っています。ここでは、よくある質問に対する回答を紹介します。
Q.日帰りなら大丈夫?
日帰りで凶方位に行く場合、影響は比較的軽微です。
日帰りの場合は「日盤」という、その日一日の吉凶を司る盤で調べます。この日盤の影響時間は、長くても1日半と言われています。
また、出る影響度も、忘れ物をしてしまうとか、ちょっと失言をしてしまうなど、大ダメージとなるようなことは少ないです。
ただ、それまでに沢山の凶方位をとっていたら「最後の引き金」を引いてしまうとか、「虎の尾を踏む」ことになってしまう・・・つまり「貧乏くじを引く」ことになりやすいので、念のため、凶方位に行く際には事前に対策を講じることをお勧めします。
Q.近距離なら大丈夫?
近距離の移動であっても、方位の影響は起こります。
ただ、距離が短いと影響力も少ないので「方位の影響が起こったと実感できない」という事になります。
特に100km未満の移動であれば、吉方位でも凶方位でも同じで、実感できるほど影響は強くないと考えられています・・・
が、実際に松平兼幸が検証してみたところ、2倍凶とか3倍凶など、凶方位の影響度が強い場合だと、そうはなりません。
やはり、近距離であっても凶方位ならば、できる限り対策を講じ、安心して行動できるようにすることが大切です。
「近いから大丈夫」という言葉は、「一杯だけなら大丈夫」と言って、飲酒運転をしてしまうようなものです。大丈夫かもしれませんが、何かあっては遅いので、十分注意してください。
Q.学校や職場が凶方位に当たる場合はどうすべき?
学校や職場が凶方位に当たる場合は、現地に1泊するかしないかが重要です。
というのも、前述のとおり、その日1日を司る「日盤」が凶方位だとしても、その影響期間は1日半なので、大げさに気にする必要はありません。
それに、翌日は吉方位になっているかもしれません。なので、大事な発表があるとか、試験があるという場合は気にする必要があるでしょうが、そうでない場合はそれほど深刻に考えなくても大丈夫です。
問題となるのは、職場や学校に1泊する場合です。この場合、もし年盤か月盤が凶だったなら、凶方位の影響が出てしまいます。
こういう場合は、出来るだけ職場や学校で前向きな姿勢を心がけ、凶方位のマイナス要素を吹き飛ばすようにすれば、凶方位の影響を最小限に抑えられます。
凶方位取りを乗り越えるためのまとめ
いかがでしたか? 凶方位への移動を避けられないときの対処法や考え方について解説いたしました。
凶方位に行かないと行けなくても、適切な対策を講じることで、影響を最小限に抑えられます。
何より大事なのは、「凶方位だからもうだめだ」というマイナス思考です。
「凶方位、何するものぞ!」というプラス思考があれば、「陰極まりて陽に転ず」となり、ご自身を成長させることが出来るでしょう。
と言っても、なかなかそんな気持ちにはなれません・・・という人は、この記事で紹介した対処法をお試しください。
そんな凶方位は年や月によって変化していくため、その時々で正しく方位を把握することがとても大切です。
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