吉方旅行と引っ越しは、手軽に使えて簡単に開運出来る、とても効率の良い開運法です。
しかし、仕事が忙しくて3泊以上の旅行に行けない。1泊の旅行も大変。そもそも吉方位がない!という人もいると思います。
そこで、この記事では旅行に行けない人が行う「日帰り吉方位」の取り方について解説いたします。
お休みの日に意識して日盤の吉方位をとる事で、日々の運気を上昇させることが可能です。是非ご覧ください。
吉方位について
まず、吉方位についてご説明いたします。吉方位とは、ご自身にとって相性の良い九星が回っている方位の事です。この方位に引っ越しや旅行などをすると、良いエネルギーを充電でき、開運が期待できる平安時代からある開運法です。
吉方位を調べるには、まずはじめに生まれた年に該当する本命星を確認します。本命星を知ることによって、自分の吉方位を導くことができます。
本命星とは、ご自身の生まれた年の九星の事です。一白水星から九紫火星まで、自然の運行を9つの星に分類しています。九つの星は年・月・日・時ごとにその運動の法則に従って変化しています。
この本命星と相性のよい九星が存在している方位の事を、吉方位と言います。
本命星とは?
本命星とは、生まれた年月から導き出せる、皆さんの運勢や性格の特徴を示す星のことです。
九星気学でいう「星」とは、夜空に浮かぶ星のことではなく、生まれ持った特性を表すために使われている言葉です。あまり馴染みのない概念だと思いますので、誤解されないように注意してください。
九星気学では自然の特徴を8種に分けています。そして観測する中心点も「気」を持っているので、これも加えて9種類。9種類の自然の特徴を「星」を使って表現すると「九星」となります。
言葉にすると「一白水星」「二黒土星」「三碧木星」「四緑木星」「五黄土星」「六白金星」「七赤金星」「八白土星」「九紫火星」となります。
皆さんはどの九星の生まれになるのでしょうか。簡単な調べ方がありますので紹介します。
本命星となる九星を調べる
本命星は、生年月日から導き出すことができます。
まず、生まれた西暦の数字を一つ一つバラバラにして足してください。全て足して2桁になった場合は、1桁になるまで足します。
最終的に数字が1桁になったら、そこから「11」を引いてください。数字はマイナスになりますが、マイナスをとった数字が本命星の数字になります。
例を挙げてみましょう。
あなたが1993年生まれの場合、「1」「9」「9」「3」、これら4つの数字を足すと、
1 + 9 + 9 + 3=「22」です。
2桁になったので、さらに足して 2+2=「4」。
ここから「11」を引くと-7になるので、−(マイナス)を取った「7」が本命星の数字です。
次の一覧表からご自身の本命星を調べてみて下さい。
数字 | 本命星 |
1 | 一白水星(いっぱくすいせい) |
2 | 二黒土星(じこくどせい) |
3 | 三碧木星(さんぺきもくせい) |
4 | 四緑木星(しろくもくせい) |
5 | 五黄土星(ごおうどせい) |
6 | 六白金星(ろっぱくきんせい) |
7 | 七赤金星(しちせききんせい) |
8 | 八白土星(はっぱくどせい) |
9 | 九紫火星(きゅうしかせい) |
注意:九星気学は立春を1年の始まりとしているので、1月1日〜2月3日(立春)生まれの方は前年を生まれた年として計算してください。
例えば、上記の1993年の2月1日生まれの人の場合は、前年の「1992年」生まれとなり、計算式は以下の通りとなります。
1+9+9+2=21
2+1=3
3-11=-8
マイナスをとって 8
8なので「八白土星」生まれ
となります。
これを間違えてしまうと、吉方位が凶方位に変わってしまう場合がありますので、ご注意ください。
日帰りで使う「日盤吉方」
日盤吉方とは、言葉通り「その日の吉方位」の事です。月盤の効果を得るには最低1泊、年盤の効果は3泊以上が必要なのに対し、日盤吉方は「2時間」の滞在で効果を得られるので、非常にお手軽な開運法です。
ただし、効果の持続時間と強さは年盤と月盤に劣ります。例えば、2日間のお休みがあるとして、
・2日とも日帰りで日盤吉方に行った場合
・1泊2日で吉方位旅行に行った場合
とでは、後者の方が吉方位の効果は強くなります。
1泊以上の旅行に行けない時、またはそもそも吉方位がない時の開運法として利用してください。
ただし、全く効果がないわけではありません。少しずつ良いエネルギーをため込んでいく事で、心にゆとりが出てきます。ゆとりが出来るとモチベーションが上がりだしますし、他人に対して感謝の気持ちや共感する心も持てるようになってきます。
このように、毎日の暮らしで日盤吉方をとるようにすると健康的な生活ができるようになり、相乗効果として仕事運や金運が良くなり、良縁にも恵まれてくるでしょう。
また、1泊、出来れば3泊以上の吉方位旅行も行ければ、自分の悪い事から目をそらさず、反省したり改善したりする気力も湧いてきて、更に開運効果が期待できます。
日盤吉方の調べ方
日盤吉方の調べ方については・・・ごめんなさい。毎日変わっているので、ここで全てご案内する事は出来ません。日盤の吉方位を知りたい場合は、吉方位検索システムが便利です。生年月日を入力すれば、Googleマップを利用して、地図上に吉方位が表示されます。
その他、ネットで調べれば吉方位を調べることが出来るでしょう。以下に、皆さんの本命星と、相性の良い九星の一覧表を記載しますので、日盤を自力で調べられたら、以下の表を参考にして吉方位を探してみてください。
本命星 | 吉方位になる九星 |
一白水星 | 三碧木星、四緑木星、六白金星、七赤金星 |
二黒土星 | 六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星 |
三碧木星 | 一白水星、四緑木星、九紫火星 |
四緑木星 | 一白水星、三碧木星、九紫火星 |
五黄土星 | 二黒土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星 |
六白金星 | 一白水星、二黒土星、七赤金星、八白土星 |
七赤金星 | 一白水星、二黒土星、六白金星、八白土星 |
八白土星 | 二黒土星、六白金星、七赤金星、九紫火星 |
九紫火星 | 二黒土星、三碧木星、四緑木星、八白土星 |
吉方位取りを実践してみよう
では、システムなどで具体的に日盤吉方が分かったとして、吉方位取りの実践法をお伝えします。
- 移動する方位の九星は何かを確認する
- 吉方位となっている「方位」はどこかを確認する
- 移動先が「凶方位」になっていないか確認する
- 「九星」と「方位」の象意を調べる
- 吉方位先に「2時間以上滞在する」
- 吉方位先で「九星」もしくは「方位」の「象意」にあう行動をする。両方できたらベスト!
となります。注意点として
- 目的地は近場よりも遠距離の方が開運効果がある
- 途中経由の方位は気にしなくてよい
- 目的地は屋内でも屋外でも良い
- 目的地は吉方位のエリアを選ぶ
- 気を吸収しやすいように、リラックスして行動する
があります。
それでは実践法についてもう少し、具体的に説明いたします。
1.移動する方位の九星は何かを確認する
もう一度、本命星別の吉方位となる九星一覧表をご覧ください。
本命星 | 吉方位になる九星 |
一白水星 | 三碧木星、四緑木星、六白金星、七赤金星 |
二黒土星 | 六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星 |
三碧木星 | 一白水星、四緑木星、九紫火星 |
四緑木星 | 一白水星、三碧木星、九紫火星 |
五黄土星 | 二黒土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星 |
六白金星 | 一白水星、二黒土星、七赤金星、八白土星 |
七赤金星 | 一白水星、二黒土星、六白金星、八白土星 |
八白土星 | 二黒土星、六白金星、七赤金星、九紫火星 |
九紫火星 | 二黒土星、三碧木星、四緑木星、八白土星 |
吉方位となる九星は複数あります。九星は一つ一つ得意分野がありますので、求める運気によって吉方位を選ぶこともあります。
ただ、場合によっては一つしか選べない場合もあります。その場合は残った一つの方位に行くようにしてください。
2.吉方位となっている「方位」はどこかを確認する
続けて、相性の良い九星が入っている方位がどこかを確認します。
実は、方位事に得意とするエネルギーがあるのです。これも九星であらわされます。
なので、本来は得ることが出来ないエネルギーを、方位から得ることが出来ます。例えば、本命星が九紫火星の方は、ご自身の九星が入っている方位は「本命殺」という凶方位になってしまい、九紫火星のエネルギーを得ることが出来ません。
ですが、九紫火星と同じエネルギーを持つ方位が吉方位になれば、九紫火星のエネルギーを得ることが出来るのです。
以下に方位と九星の関係を記載します。
方位 | 九星 |
北 | 一白水星 |
北東 | 八白土星 |
東 | 三碧木星 |
南東 | 四緑木星 |
南 | 九紫火星 |
南西 | 二黒土星 |
西 | 七赤金星 |
西北 | 六白金星 |
中央 | 五黄土星 |
中央の五黄土星は、基準となるためにいるだけなので、家にいると悪いことが起こるという事はありませんので、ご安心ください。
3.移動先が「凶方位」になっていないか確認する
続けて、移動先が「凶方位になっていないか」確認しましょう。
相性がいい九星があるのに凶方位になるの? と疑問に思われるかもしれません。はい、実はそうなんです。
凶方位とは「五黄土星が入っている方位」と「本人の九星=本命星が入っている方位」です。
この二つはわかりやすいのですが、注意が必要なのが
「五黄土星の入っている方位の180度反対の方位」
「本命星の入っている方位の180度反対の方位」
「破 と入っている方位」
「一白水星が南にある場合」
「九紫火星が北にある場合」
です。
六白金星の方を例にとってご説明します。
六白金星の人にとって、相性の良い九星は「一白水星・二黒土星・七赤金星・八白土星」です。
この九星が入っている方位が吉方位なのですが、こちらの場合をご覧ください。
一白水星が入っている西の正反対には六白金星ががあるため、凶方位
二黒土星が入っている北東の正反対には五黄土星があるため、凶方位
七赤金星が入っている南東の方位には「破」があるため凶方位
そして影響がない中央に八白土星があるため、この月は六白金星の人にとって、吉方位がないだけではなく、吉方位が凶方位になってしまうのです。
このように、相性の良い九星があっても凶方位になるケースもあるため、注意が必要です。
4.「九星」と「方位」の象意を調べる
さて、相性の良い九星が凶方位になっていないことが確認できたら、今度は「九星」と「方位」の象意を調べます。
「象意」とは、ここの九星と方位の「はたらき」を意味します。一白水星ならば水。世界で一番大きい水の入れ物は海。海水はしょっぱいから塩。また、水がある所は川・湖・湿地など。人工的な場所なら、ダム、井戸、温泉、水族館・・・と、一白水星の特徴から関連する場所・食べ物・人物・病気などがあります。
詳しくは下記ページの、方位の象意解説をご覧ください。九星の象意については、前述の方位と九星の組み合わせ表からお調べください。
吉方位旅行の効果を高める方法3選!方位別の効果と旅行中の注意点
また、食事に特化して解説した記事もご覧ください。
詳しくは各方位と九星の組み合わせの解説がありますので、そちらをご覧ください。
5.吉方位先に「2時間以上滞在する」
吉方位が分かったら、吉方位先に2時間以上滞在するようにしましょう。
滞在中はじっとしている必要はありません。例えば、東京ディズニーランドに行ったならば、アトラクションをめぐって歩き回ると思います。この場合でも吉方位先に滞在したことになります。
カフェとかレストランで落ち着いて食事をするのも吉ですし、色々動くのも構いません。ただ、出来るだけ移動先に2時間以上滞在するようにしましょう。
30分くらいの、買い物のような移動の場合、開運に繋がるほどのエネルギーを得る事は出来ません。
6.吉方位先で「九星」もしくは「方位」の「象意」にあう行動をする。両方できたらベスト!
遂に最後の方法です。それは、吉方位先で「九星」もしくは「方位」の「象意」にあう行動をする事です。
両方できたらベストですが、難しい場合はどちらか一つを選びましょう。
例えば、「南西」に「六白金星」が入っている場合です。
南西は二黒土星と同じ象意です。二黒土星には「大衆・庶民的・一般的」という象意があります。
六白金星は北西と同じ象意です。「高級・一級品・高い」という象意があります。
ご覧の通り、象意が矛盾しています。こういう場合は、同時に象意を満たすお店を探すのではなく、お店の中で購入するもので合わせてみましょう。
例えば、大衆的な町中華のお店で一番高い料理を頼む、とか、六白金星の象意の「皮に覆われている食材」を「大衆的なお店で買う」などがあります。具体的には餃子とか饅頭とか小籠包とかを食べれば、同時に象意を満たすことが出来ます。
今回は食事で例えておりますが、組み合わせは自由です。上手く組み合わせて両方の象意を得るようにしてください。
まとめ 「日帰り吉方位」について
いかがでしたか? 本記事では旅行に行けない人が行う「日帰り吉方位」の取り方についてお話ししました。
年盤・月盤の吉方位がない時は、日盤の吉方位をとって、少しずつ運気の改善をするようにして見ましょう。少しずつ運気を改善して、後日吉方位旅行をとれば、開運のエネルギーが一気に花開く事でしょう。
吉方位は年や月、日毎に変化をしますので、正しい方位を把握することがとても重要です。手軽に吉方位を知りたい方は、吉方位検索システムがおすすめです。
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監修 松平兼幸