引っ越しする際に知っておきたい吉方位と凶方位を解説!対処法もご紹介

体験・エッセイ

引越しをきっかけに、ご自身の調子が悪くなったり、何かイライラする事が多くなってケンカやトラブルが絶えないというケースは少なくないようです。もしかすると、それは引越し先の方位が凶方位だったことが原因かもしれません。

そこで今回は、引越しの際にぜひ気にしておきたい「吉方位」と「凶方位」について詳しくご紹介します。そもそも吉方位とは一体何なのか、そして吉方位の確かめ方や凶方位に引っ越した際の対処法なども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

吉方位を徹底解説!吉方旅行の方法や注意点

引越しにおける吉方位とは?

吉方位とは、九星気学による考え方で、ご自身の本命星と相性の良い九星が回っている方位の事です。相性が良い方位に行くことで、その土地・方位のプラスのパワー、そして九星のプラスのパワーを受け取ることが出来、自分の運勢がアップします。

逆に、運勢が悪くなる凶方位に行ってしまうと、運気が悪くなってしまいます。

また、九星の並びは年・月・日ごとに変わっているため、3月は吉方位でも、4月は凶方位になってしまうなどの場合もあります。

九星気学における「吉方位」

九星気学とは、古代中国から伝わった占術のことです。吉方位とは、生年月日から割り出した九星(宇宙のエネルギーを9つに分類したもの)と相性の良い九星がある方位に移動して、良い運気を得て開運する方位です。この方位を調べる事を方位学と呼びます。

方位には、吉方位と凶方位があり、年月によって変化します。その時々で自分にとっての吉方位に出向くことで運気がアップするのです。

このように、吉方位に出向くことを「方位取り」。旅行をすると「吉方旅行」。引っ越しならば「吉方引っ越し」となります。方位取りの影響力は 引越し > 旅行 > 日帰り の順で影響力が強まります。一番影響を及ぼすのが引越しです。吉方位に転居することで運気がアップし、ご自分にとっても家族にとっても幸運な運気が流れてくるでしょう。

しかし、誤って凶方位に引っ越してしまうと、肉体的にも精神的にも悪影響が出てきます。最悪の場合、大病を患ったり、仕事が不調になったり、精神的に疲労してしまう事があるため、引越しをする際は吉方位と凶方位をしっかりと把握することが大切です。

こちらの記事では凶方位とは何か、凶方位の調べ方などについて解説しています。あわせてご覧ください。
【九星気学・方位学】凶方位ってなに? 調べ方や凶方位に行った場合の対策をご紹介

方位転居のスケジュール

吉方位への転居をお考えの方は、計画的に引越しに向けて準備をする必要があります。吉方位転居をする際は、次のようなスケジュールで行っていきましょう。

▽方位転居のスケジュール

  1. 引っ越す人の本命星を調べる
  2. 吉方位を調べて、引越しにベストな方位とタイミングを探す
  3. 地図上で吉方位に当てはまるエリアをチェックする
  4. 引越しの日取りをチェックする
  5. 引っ越す

まず、引っ越される方の本命星を調べる必要があります。本命星は下記に一覧表があるので、そちらでお調べください。

大事な事として、吉方引っ越しは「個人」ごとに出てきます。ご主人にとって吉方位でも、奥様にとっては凶方位だったりする場合もあります。子供も含めると非常に複雑になるので、注意してください。

これは今までは鑑定をしないといけなかったのが、吉方位検索システムでは、一度に2人までならば、共通の吉方位はどこになるのかを調べられるようになっています。是非お使いください。

吉方位が分かれば、自然とエリアもわかります。この時、できる限り吉方位の範囲の真ん中に引っ越してください。隣のエリアぎりぎりに引っ越すと、隣の方位の影響が出てきてしまう場合があります。これはシステムでは「グレーゾーン」として表示しています。

最後に、引っ越しに最適な日取りを決めてください。まずは日盤を見て、引っ越し先が吉方位となる日を選ぶ事。それが出来なければ、一般的には、大安や天赦日、一粒万倍日などの縁起の良い日が引越しに適しているとされています。

少しでも良い運気を取り込むためにも、方位だけでなく日取りも気にしてスケジュールを立てていきましょう。

引越し先が吉方位かどうか確かめる方法

転居先が吉方位であるか、それとも凶方位であるかを知るためには、九星気学におけるご自分の本命星を調べる必要があります。

▽九星の一覧表

一白水星二黒土星三碧木星四緑木星五黄土星六白金星七赤金星八白土星九紫火星
1945年1944年1943年1942年1941年1940年1939年1938年1937年
1954年1953年1952年1951年1950年1949年1948年1947年1946年
1963年1962年1961年1960年1959年1958年1957年1956年1955年
1972年1971年1970年1969年1968年1967年1966年1965年1964年
1981年1980年1979年1978年1977年1976年1975年1974年1973年
1990年1989年1988年1987年1986年1985年1984年1983年1982年
1999年1998年1997年1996年1995年1994年1993年1992年1991年
2008年2007年2006年2005年2004年2003年2002年2001年2000年
2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年2009年
2026年2025年2024年2023年2022年2021年2020年2019年2018年
本命星一覧

本命星は生まれ年によって異なります。九星気学は旧暦で考える学問のため、1月1日生まれから2月3日までの誕生日の方は前の年の九星となります。例えば、2005年1月30日が誕生日の人は、2004年生まれとなり、五黄土星生まれとなります。該当する期間が誕生日の方は気をつけてください。

九星を調べることは一覧表から探すだけなので誰でもかんたんにできます。しかし、最適な吉方位を導き出したり、正しいエリアを割り出したりすることはとても難しいことです。

そこでおすすめなのが、吉方位を導き出せる吉方位検索システムです。これまで、正確な吉方位を算出するためには、専門の鑑定士に依頼する必要がありました。

しかし、この吉方位検索システムであれば、会員登録をして現住所と生年月日を入力するだけで、誰でも吉方位や凶方位を割り出せます。希望の引越し先を検索して吉方位かどうかを調べることもできるので、とても便利でおすすめです。

引っ越しを避けるべき凶方位とは

吉方位を気にしすぎるあまり、凶方位の確認を疎かにしてしまう方も少なくありません。引越しをする際は、絶対に避けるべき凶方位があります。

その1|五黄殺

五黄殺(ごおうさつ)とは、五黄土星が入っている方位の事を言います。腐り落ちるという意味があり、じわりじわりと悪い事が起こってきます。初めは良い話だと思い、順調に進むのですが、少しずつごたごたが起こって、最後はぱたんと倒れるということになります。この五黄殺に方位取りをすることで、破壊、犯罪、暴力に関するトラブルに巻き込まれる可能性があります。

▽五黄殺の凶作用の例

  • 財産を失う。ローンの支払いに苦しむ
  • 社会的地位や信用をなくす
  • 自然災害の影響を受ける
  • 離婚や家庭崩壊
  • メンタルヘルスの不調が出る
  • 命に関わる大病や事故にあう
  • 体調不良になる

などがあります。五黄土星がどの方位に入っているかで、メンタル面の問題が出やすくなるのか、金運が悪くなるのか、社会運が悪くなるのかが変わってきます。ただ、体調不良はどの方位でも共通していて、長期間患うことになりやすいので気をつけましょう。

その2|暗剣殺

暗剣殺(あんけんさつ)とは、自分のせいではない、他者から受ける災難やトラブルに会いやすくなります。まるで、暗やみから剣で斬りつけられて殺されかかるような災難という事で、暗剣殺と言います。五黄土星が入っている方位の反対側の方位になり、毎年、毎月、毎日ごとに違っています。

▽暗剣殺の凶作用の例

  • 感染症の病気をうつされる
  • もらい事故や玉突き事故に巻き込まれる
  • 近所の火災の被害に巻き込まれる
  • 人間関係の悪化や破綻
  • 騒音問題に悩まされる
  • 電気系統の故障やトラブルに巻き込まれる
  • 金銭トラブルの被害に遭う
  • 自然災害に遭遇する

 暗剣殺も五黄殺同様、入っている方位によって出方が変わってきます。五黄殺と違う所は、いきなり起こってくるという事です。五黄殺も暗剣殺も、誰にとっても凶方位なので、避けてください。凶方位はどこなのかは調べればきちんと分かります。行かなければ問題ありません。

その3|歳破

歳破(さいは)とは、その年の干支(えと)の真逆に位置する方位のことです。破れるという漢字が表すように、様々な事柄が破れてしまう方位です。

▽歳破の凶作用の例

  • 人間関係が破綻したりする
  • 職を失う
  • 転職先で大きなトラブルに巻き込まれる
  • 夫婦関係のもつれ、不倫などのトラブルが発生する
  • 入籍が破綻したり、恋人と別れたりする
  • 旅先でトラブルに巻き込まれる

歳破は、五黄殺や暗剣殺と比べると小難で済むケースが多いように見えますが、約束事が破られてしまったり、縁談や人間関係が破綻してしまったりとさまざまなトラブルが考えらます。小難で済むとはいえ、凶方位には違いない注意しましょう。

その4|本命殺

本命殺(ほんめいさつ)とは、ご自身の九星が入っている方位となります。ご自身が原因で悪い事が起こってしまいます。

特に健康面で影響が出やすいので、出張とかお付き合いなどで、どうしても行かなければいけない場合は特に注意が必要です。

▽本命殺の凶作用の例

  • 売り言葉に買い言葉を返すようになり、トラブルになる
  • ネット上に過激な言葉を書いてしまい、炎上騒ぎになる
  • 誤解からトラブルが起こる
  • イライラしてしまい、ストレスが溜まりやすくなる
  • 悪い習慣に陥りやすくなる

年盤・月盤・日盤で本命殺は変わっています。北にご自身の星がある場合は、北の象意と関係があるトラブルが起こりやすくなります。どうしても本命殺の方位に行かないといけないのであれば、「自分が原因となってしまう事が無いように、最低限イライラしても、顔とか態度に出さないように気をつけよう」と注意してください。

その5|本命的殺

本命的殺とは、ご自身の九星が入っている方位の、180度反対側の方位となります。体調よりも精神面にダメージが多く来ます。ストレスからくる体調不良を患っている方だと、両方悪くなってしまいます。

他にも、やる気が出なくなったりしてしまいます。出張とかお付き合いなどで、どうしても行かなければいけない場合は注意が必要です。

▽本命的殺の凶作用の例

  • 冗談を本気に受け止めてしまい、傷ついてしまう
  • ネガティブになってしまい、ストレスが溜まってしまう
  • 昔のトラウマを思い出し、後悔の念に襲われてしまう

他の凶方位と同様、年盤・月盤・日盤で変わっています。北にご自身の星がある場合は、北の象意と関係があるトラブルが起こりやすくなります。どうしても凶方位に行かないといけないのであれば、「ネガティブにならないよう。もしなったとしても、振り返ってみて、ネガティブな考えを追い払おう」としてみてください。

凶方位に引越しする場合の対処法

引越しが決まった後に、転居先が凶方位だったとわかるケースも少なくありません。その際にぜひ試していただきたい3つの対処方法をご紹介します。

その1|引越し前に方違えをする

方違えとは、引越しの前に目的地とは違うところに行くことで方位を変え、凶方位を変えてしまうといった伝統的な対処方法です。

方違えは、現在の住まいから見て吉方位、または普通方位に60日以上仮住まいし、本来の引越し先を吉方位、または普通方位にするという方法です。

60日は最低限の日数なので、出来れば二週間を追加し、74日以上泊まると良いでしょう。

ただ、引越しを二回しなければならないし、予算と手間がかかってしまうため、出来る範囲で実施してみてください。

その2|吉方旅行

引っ越し後に吉方旅行をして、カバーをする方法です。吉方旅行も方違えと同様、新居に最低60日、出来れば74日以上寝泊りをしてから行ってください。

引越しと吉方旅行とでは、宿泊日数の関係上、どうしても引越しの方が影響力が強くなります。なので、引越しの悪影響を吉方旅行でカバーし、悪い事が起こった時に対処できるようにします。凶方位の影響をなくす事は出来ず、吉凶両方の事が起こります。

そのため、運気の浮き沈みが激しくなりますが、沈み続けるよりは良いので対処法となります。

こちらの記事では、吉方位への旅行で得られる効果について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
距離や滞在時間で運気が大きく変わる!吉方位への旅行で得られる効果

その3|方位除け・八方除け

方位除け・八方除けとは、神社やお寺でおなじみの有効な対処方法です。お祓いやご祈祷をしてもらうことで、災いを避ける効果が期待できます。引越しをした際には、方位除け・八方除けで災いから守ってもらいましょう。

そのほかにも、寝室を吉方位に移動させる寝床違えや、近距離で良いので、吉方位に再度引越すなどの方法もあります。

吉方位と利便性のどっちを取る?

吉方位への引っ越しは、良い気を吸収することで開運効果が非常に高まります。しかし、吉方位を優先するあまり、物件の条件が悪くなったり、通勤や通学が不便になったりする場合もあります。

駅から徒歩20分の場所とか、バス停まで距離があり、乗り過ごしたら遅刻が決まってしまうなどの場所だと、吉方位であっても生活に負担がかかりすぎると思います。

そのため、吉方位の範囲内に引越すのが理想ですが、利便性の面も考えて、どのエリアに引越したいかをイメージしてください。住みたい町が吉方位の範囲だったら最高ですし、吉方位でなかったら普通方位に引越してください。凶方位への転居さえしなければ、後日吉方位旅行などで開運できます。まずは大まかでも構いませんのでどのエリアに引っ越したいかをイメージすることからはじめてみましょう。ある程度引っ越し先が決まった状態で吉方位を探すことで、最適な物件を見つけることができるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?転居の際に気にしたい吉方位と凶方位について詳しくご紹介しました。引越すことで悪い方向に進まないためにも、ご自分やご家族の吉方位をしっかりと把握することが大切です。

吉方位や凶方位は年や月毎に変化するので、定期的にチェックすることが大切です。正しい吉方位を知るためには、ぜひ吉方位検索システムを活用していきましょう。

引越しの際はもちろんのこと、旅行やお出かけ先を選ぶ際にも非常に役立ちます。かんたんな会員登録を済ませば誰でも利用できますので、ぜひチェックしてください!

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この記事の監修者

西谷 泰人
手相家、方位学者、作曲家、ライフコンサルタント

略歴
ニューヨーク在住時、ABCラジオ「ニシタニショー」で毎週土曜夜、ゲストの著名人の手相や方位の鑑定を行い、好評を博す。現在、鑑定は東京・高円寺で行っている。著作の手相書は25か国以上で翻訳刊行されている。 これまでの鑑定総数は、国内外の著名人を含め8万人を超える。
自らアメリカに渡米し方位学の影響を確かめるほか、多くの著名人の行動、そして8万人の鑑定を通じ、40年以上方位学研究を行っている。
西谷泰人公式サイト

主な著書
「的中手相術」(創文)
「世界一の開運法! 吉方旅行と引っ越し」(創文)
「365日吉方位で開運! 日帰りおでかけ&吉方旅行」(日本文芸社)

YouTubeチャンネル
開運手相チャンネル全動画 西谷泰人 ニシタニショー

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