幸運を引き寄せるには、方位学の吉方位と凶方位の考え方を知っておくことをおすすめします。何か大事な出来事があるならば、その前に吉方位に旅行をしたりして、方位取りをしておくと、良いエネルギーの流れにのって行動できるようになります。
また、旅行しようと思った時、旅行先が凶方位だと悪運を得てしまうかもしれないので、事前に凶方位を知っておき、回避することで悪運を避けることも大事です。
そこで、本記事では、吉方位と凶方位について、移動する際の確認ポイントを解説します。
方位学とは
方位学とは陰陽五行説に基づき、ご自身の本命星を生年月日から判断し、その時々の移動先の方位が吉なのか凶なのか。どんな運勢が待っているのかを判断する学問です。
陰陽五行説は中国で生まれ3,000年の歴史があり、日本では平安時代より活用され、現在も「方位学」や「九星気学」として利用されています。
- 吉方位:良い影響がある方角で開運を引き寄せることができる
- 凶方位:悪い影響を引き起こす方角で運気が低下して不運を招く
旅行、引っ越し、留学など、宿泊を伴う移動がある場合に、方位学を知っておくと移動先でのトラブルを避けて運気を上げることができます。
では、良い運気をもたらす吉方位を知るためにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは、あなたの生年月日から本命星をチェックしてみましょう。
本命星
本命星(ほんめいせい)とは、九星気学に基づいて記された、人がもともと持っているエネルギーを表すものです。
生まれた年の年盤の中央に位置する星のことで、私たちの運勢に常に大きく影響しています。
普段、何となく行動していて運が良い、運が悪いと感じるのは、その日ごとに変動する九星によって運勢が変わるからです。
本命星は、生年月日から算出され、以下の9つの星を示します。
- 一白水星(いっぱくすいせい)
- 二黒土星(じこくどせい)
- 三碧木星(さんぺきもくせい)
- 四緑木星(しろくもくせい)
- 五黄土星(ごおうどせい)
- 六白金星(ろっぱくきんせい)
- 七赤金星(しちせききんせい
- 八白土星(はっぱくどせい)
- 九紫火星(きゅうしかせい)
あなたの本命星がわかると、旅行や引っ越しに役立つ「吉方位」と「凶方位」を判断することができるようになります。
ちなみに、ここで言う「九星」とは、天体の星座を意味するのではなく、天地に働く「力」の働きを九種類に分けた言い方です。
吉方位と凶方位
旅行や引っ越しで吉方位を選ぶことを「吉方旅行」や「方位取り」と言います。
「吉方旅行」や「方位取り」をすると、単純に移動するだけで、ご自身の運気の流れを良い方向へと導くことができます。
また、吉方位へ出かけることで、心と体の健康状態も落ち着いて、金運、仕事運、恋愛運など、各運に幸運をもたらすことができます。
幸運な状態が続くと、無理に良くしようと努力しなくても自然体で行動できるようになり、ストレスがなくなって自分だけでなく周りにも良い影響が出てきます。
ここまでくれば、吉方位を取らなくても、立ち居振る舞い全てが自然の理にかなっていて、何事も上手く行く、最高の幸運体質になっているでしょう。
一方、凶方位を選んで行動してしまうと、悪い気が集まってきて、負のスパイラルに囚われ、何をやってもうまくいかない状態になりかねません。
そんな気を付けるべき凶方位の中でも、特に「五黄殺」「暗剣殺」「歳破」は、誰にとっても悪い三大凶殺と言い、厄災を招きやすくなります。
- 五黄殺:自分の判断から災いを引き寄せる方位
- 暗剣殺:自分の思いもよらない所から災いが降りかかる方位
- 歳破:その年の干支と正反対の方位で、約束事などが「破」れる方位
特に、引っ越しや旅行などで大きな移動をする場合は、吉方位に移動できれば最高ですが、もしできない場合は凶方位を避けて、吉でも凶でもない方位に移ることも大事です。
最大吉方
方位学で最も運気がよくなる方位 を「最大吉方」と言います。
「最大吉方」は、「本命星」と「月命星」に共通する吉星で、生まれた年の「本命星」と「月命星」から最も良い方位を知ることができます。
しかし、最大吉方がある人もいれば、あっても取るのが難しい人もいます。なので最大吉方は取れる時のみ取り、それ以外は本命星のみで吉方位を取ります。
本命星のみの吉方位でも十分
本命星の吉方位を取ると、環境が好転し、自然と良い運気の環境になっていき、良いエネルギーの流れにのって行動できるようになります。
また、吉方位のエネルギーをうまく引き寄せるには、移動先の神社や土地の湧き水を飲んだり、持ち帰ってお風呂に入れたりする「お水取り」や、土地の温泉に入ってリラックスして過ごすとか、その土地の名物(特産品・地場野菜・ご当地グルメなど)を食べることで、さらに吉方位のエネルギーを上昇させることができます。
吉方位を意識すべき行動
吉方位で移動する際は、以下のポイントを意識して行動しましょう。
- 基本的には吉方位は一人の行動がベスト
- 距離や滞在時間はできるだけ長い方がいい
- 外出先ではゆっくりした時間を過ごす
吉方位で気を付けたいのは、できるだけ一人で行動することです。
選んだ方角は、あなたにとっての吉方位ではありますが、他の人にとっても吉方位であるとは限りません。
同い年の人なら共通する可能性は高いですが、お住まいの場所によっても変わるので、一概には言えません。
ちなみに、吉方位検索システムでは、異なる住所にいる、異なる生年月日の二人にとって共通の吉方位を調べることができる、世界初のシステムです。ぜひお試しください。 ー 松平兼幸より
旅行の場合は合わせることができても、引っ越しで家族と一緒に行動する場合は、なかなか全員吉方位になるという事はないと思います。
この場合は、家族の状況に合わせて、柔軟に考えるようにしましょう。
例えば、家族が引っ越す場合、一番家族の生活を支えている「収入源」の人が吉方位になるようにしましょう。仮にご主人が仕事、奥さんが専業主婦、お子さんが学生という場合は、やはり家族の収入を担っている、ご主人が吉方位になるように引っ越しをしましょう。
奥さんや子供が凶方位だった場合は、後日吉方旅行に行ったりして、凶方位の影響をフォローするようにしてください。これが逆になると、ご主人が会社をリストラされ収入がなくなる代わりに、奥さんと子供たちがバイトをして家計を助ける、というケースになるかもしれません。
もしかしたら、お子様が学生でも起業して、大成功するというケースもありますので一概には言えませんが、安全策としてはご主人が吉方位になるように行ったらよいでしょう。
【質問返信】吉方位と凶方位の引っ越しの場合、打ち消しあう効果はありますか?
友人と旅行に行く際は、自分と同じように、旅行先が吉方位となる人と行くのをお勧めします。
恋人と一緒に旅行に行く際は、二人とも吉方位になる方位を選べれば最高ですが、そうでない場合は、凶方位を避けるように旅行先を選ぶのがお勧めです。
一人が吉方位で、一人が凶方位であった場合、旅行先で喧嘩してしまったり、帰ってきてからギクシャクしてしまいかねません。
吉方位の距離と滞在時間については、できるだけ遠い場所で長時間過ごすと吉方位の効力が増します。
近い距離でも吉方位の開運効果はあるのですが、実感できるほど強くない可能性があります。実感できる目安として約100km以上離れた場所がおすすめです。
また、旅行での宿泊日数は、最低でも3泊以上が効果的です。詳しくは下記ページをご覧ください。
距離や滞在時間で運気が大きく変わる!吉方位への旅行で得られる効果
さらに、旅行や遊びに出かけた場合、吉方位での過ごし方は、リラックスした状態で気の吸収力を高めるようにくつろぐことが大切です。
心と身体を思いっきり開放することで良いエネルギーを引き寄せることができます。
詳しくは下記ページをご覧ください。
【2025年最新】吉方位とは?吉方位の調べ方や吉方旅行先での過ごし方を解説
吉方位に行けない際のポイント
方位学で注意いただきたい事は、方位学のルールに縛られずに、自然な状態で受け入れることです。
吉方位と凶方位を毎日の細かい行動にまで取り入れてしまうと、自由に動けない状態になってしまいます。
平安時代の貴族は
「今日は方位が悪いのでお休みします」
と言っていましたが、そんな事を現代社会で言っていたら、仕事にならない事は間違いありません。
方位学に限らず、占いというものは、今からやろうとしている事に、どんな未来が待っているのかを事前に知り、対策をしておくために行います。
移動先が晴れ(=吉)ならば傘はいらないけれど、雨(=凶)なら、傘を持っていくとか、移動方法を車にするなどをして、雨の被害を避けるようにしておくと、雨(=凶)の影響をスルーすることができるのです。
なので、方位学を使う場合、何が何でも吉方位にするように動くのではなく、
「選べるなら吉方位を選ぶ」
ぐらいの余裕と大らかさを持って行動すると良いでしょう。
現実の状況を優先する
前述のとおり、凶方位だから今日はお休みします、というのは平安貴族までしか許されません。
自分から移動先を選べない現代の場合、転勤や通勤・通学などの場合は、方位学よりも現実的な状況の方を優先しましょう。
毎日の移動や近くのスーパーに買い物に行くなど、頻繁に移動するたびに吉方位や凶方位を意識してしまうと、現実的な生活ができなくなってしまいます。
あくまでも、大きな移動や特別な予定に対して方位学を取り入れることで開運に繋げていきましょう。
引っ越しの場合は、凶方位を避けた方が、フォローが「楽」
吉方位を選べれば一番ですが、それができない場合は、凶方位を避けるように行動した方が、その後のフォローが楽になります。
例えば、引っ越し先が凶方位に当たってしまう場合の対策として、「方違え」という方法があります。
「方違え」とは、凶方位に向かう前に、いったん吉方位に行ってから移動する方法です。詳しい解説は下記ページをご覧ください。
引っ越しする際に知っておきたい吉方位と凶方位を解説!対処法もご紹介
【九星片田替気学・方位学】凶方位ってなに?調べ方や凶方位に行った場合の対策をご紹介
方違えをするには、最低でも60日以上の宿泊が必要になります。なのでウィークリーマンションや、安いビジネスホテルをさがし、ホテルに直接交渉して、60日連続で宿泊するから特別割引をしてもらうなどの方法があります。
ただ非常に手間がかかる方法だと思います。
なので、吉方位を選べれば選ぶのですが、できなかったら凶方位を避けるように行動するのがお勧めです。
凶方位を避ければ、後日吉方旅行をすることで開運しやすくなります。
普段の生活を見直し、エネルギーを蓄えよう
実は、方位学の影響は吉凶どちらの場合でも、本来の自分の運気を「30%」までしか変動させません。
100の運気エネルギーを持っている人がいたら、吉方位に行けば130に、凶方位に行けば70になるという事です。
もちろん、移動距離や宿泊日数によっては、105とか95ぐらいで、もっと少なくなります。
なので、普段の生活を見直し、運気エネルギーを蓄えておけば、凶方位に行っても何とかなるのです。
どんな生活がエネルギーを蓄える生活なのかについては、別の機会にお話いたします。
旅行や引っ越しに吉方位と凶方位をうまく取り入れましょう
いかがでしたでしょうか。引っ越しや旅行で移動する際は、吉方位を選べる場合は選んだ方が、良いエネルギーをもたらします。
何も知らずに移動をしてしまうと、移動先が凶方位だった場合、悪い事が起きてしまうかもしれません。
しかし、全部の移動を吉方位にして、凶方位を避けるのは現実的に難しいです。なので、吉方位と凶方位に関係なく、ご自身の生活を見直し、凶方位で出かけても問題ないように過ごしていることが大事です。
もしそういう生活ができている人が吉方位に行くと、ものすごい勢いで開運が待っています。
移動・引っ越しでなくても、お休みで出かける時、吉方位と凶方位を知っておくと、良いエネルギーを吸収することができ、自然に良い運気を引き寄せることができて、ストレスのない状態で過ごすことができるようになります。
あまり、気にしすぎるのも良くありませんが、気持ちよく行動できるように、吉方位と凶方位を上手に取り入れてください。
そんな吉方位と凶方位は、年や月、日ごと変化をしますので、正しい方位を把握することがとても重要です。手軽に吉方位を知りたい方は、吉方位検索システムがおすすめです。
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