23年2月5日~23年3月5日までの各吉方位の解説です。
方位学は旧暦で暦が進みますので「2月4日」がお正月となります。2月4日に年盤と十二支が切り替わり、2月5日に切り替わりが完了します。
吉方位とは
吉方位とは、ご自身の九星と相性の良い九星が回っている方位になります。人によって違いますので、吉方位検索システムを使ってお調べください。また、解説文でも簡単にご案内しております。
凶方位とは
凶方位となるのは五黄土星が回っている方位(五黄殺)と、その正反対の方位(暗剣殺)と、干支の正反対の方位(歳破)となります。
こちらに加え、ご自身の生まれの九星が回っている方位(本命殺)と、その正反対の方位(本命的殺)、月ごとの干支の正反対の方位(月破)、日ごとの干支の正反対の方位(日破)が凶方位になります。
また、「定位対冲」という凶方位があります。定位とは五黄土星が中宮にある時の九星の位置の事です。例えば、一白水星は北、九紫火星は南が定位になります。そして定位対冲とは、定位の星が正反対の位置に入る場合の事です。
定位対中は南北、東西、西北と東南といろいろな場合がありますが、注意を要するのは南北の場合のみです。つまり、「北に九紫火星が入る場合」と「南に一白水星が入る場合」です。
2023年の年盤には北に九星火星が入っているので、北が定位対冲の凶方位となります。
方位のスペシャルケース
大歳について
大歳は「方位の影響を3倍にする」特別なケースです。年盤のみにあり、1年間通して同じ方位にあります。吉方位であっても凶方位であっても、方位の影響を3倍にするため、吉方位になっている人は是非お取りください。2023年は「東」が大歳の方位になります。
逆に、凶方位になっている方は、お取りにならないようにしてください。悪い影響が3倍になってしまいます。
天道について
天道は「吉方位なら大吉方位に、普通方位なら吉方位に、凶方位なら普通方位・・・とまではいかないが、悪い影響を減らす」という特別なケースです。月盤に存在し、月ごとに変わります。今月の天道は「南」になります。
グレーゾーンについて
吉方位でも、隣の方位に近く、吉方位の影響が顕著に出にくい範囲を「グレーゾーン」と言います。システムでは灰色で表示しています。地図をクリック・タップしていただければ、ポップアップが表示され、クリックした場所が吉なのか凶なのか、わかるようになっております。
2023年の年盤の凶方位
2023年の年盤では「西北」に五黄土星があります。また、卯年なので「西」が歳破となります。そして「北」に九紫火星が入っているため、定位対冲の凶方位となります。
そのため、今年一年間誰にとっても凶方位となる方位は
- 北 ー 定位対冲
- 西北 ー 五黄殺
- 南東 ー 暗剣殺
- 西 ー 歳破
となります。
残りの四方位の中で、お生まれの星によって本命殺や本命的殺が加わります。また月々の方位が加わる事によって、凶方位が増えたり、吉方位の影響が倍増したりします。
2023年2月の月盤について
一年を通しての凶方位は上記のとおりです。そして、今月の月盤は「八白土星」で「南・天道」「西南・月破」となります。
そのため、月盤において、誰にとっても凶方位となる方位は
- 北東 ー 月盤:暗剣殺
- 南西 ー 月盤:五黄殺+月破
の二方位になります。
年盤と合わせますと、
- 北 ー 年盤:定位対冲
- 北東 ー 月盤:暗剣殺
- 南東 ー 年盤:暗剣殺
- 西 ー 年盤:歳破
- 西北 ー 年盤:五黄殺
- 南西 ー 月盤:五黄殺+月破
の六方位が誰にとっても共通の凶方位となります。
2023年2月の吉方位
今月吉方位になりえる方位は、残りの
- 東
- 南
の二方位となります。しかし、ご自身の九星によっては、この方位も凶方位となる場合があります。詳しくはシステムでご確認ください。赤・黄色が吉方位、無色が普通方位、青色が凶方位となります。
象意について
各方位、各九星には、それぞれ特徴があります。「北=一白水星」なら「水」がキーワードになって、「水で汚れを清めるから『癒し』」「生命維持には水分は絶対必要。だから命を『養う』もの」。と言うように、色々な意味が含まれています。これらの意味を「象意」と呼びます。象意は沢山ありますので、一つ一つ解説するのは別の機会に回させて頂きます。解説文の中で「象意」と出てきたら、このような意味だとお考え下さい。
それでは、各方位の解説を行います。
東:年盤(二黒土星)が吉の方へ 年盤:東 吉方位解説 大歳入り
2023年2月の東が年盤月盤共に吉となる人は「五黄土星」「七赤金星」「八白土星」の方となります。それ以外の星の方は、今月の北は年盤のみ吉、又は月盤のみ吉となります。この場合、システムでは黄色で表示されます。年盤のみ吉の方は、3泊以上しないと、方位の影響が十分に得られませんので、ご注意ください。
「東+二黒土星」は「一陽来復」の吉方位
東の象意は「情報・決断・新規」で、三碧木星と同じです。こちらに「大地・母・勤勉」などの意味がある七赤金星が加わると、「一陽来復」の方位となります。
東+三碧木星の注意書きにこのようにあります。
新しく始めようとする意欲が強く出過ぎて、下地が出来ていないのに動き出してしまうパターンがあります。どんな大木も、初めて土から目を出したときは小さい芽です。もしかしたら、まだ土の中で芽吹きの季節を待っている状態かもしれません。新しく始める事が上記のような、まだまだ小さい芽の段階ならば、焦ってしまっては逆効果になります。新芽に過度に負担をかけないようにしてください。
https://column.hayaraku.com/wp-admin/post.php?post=118&action=edit
この注意点をカバーしてくれる九星が「二黒土星」です。
二黒土星の「大地」のエネルギーが、東のエネルギーの「若芽」に十分な栄養を与え、成長を促進してくれるでしょう。
つまり、大地から芽を出し成長していくやる気と勇気。そして成長を支える土に栄養が得られる事で、長い長い冬を脱して芽が生える環境が整います。これを称して「一陽来復」の方位となるのです。
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東:月盤(六白金星)が吉の方へ 月盤:東 吉方位解説
2023年2月の東が年盤月盤共に吉となる人は「五黄土星」「七赤金星」「八白土星」の方となります。それ以外の星の方は、今月の北は年盤のみ吉、又は月盤のみ吉となります。この場合、システムでは黄色で表示されます。年盤のみ吉の方は、3泊以上しないと、方位の影響が十分に得られませんので、ご注意ください。
東+六白金星は「素直が一番!」の吉方位!
東の象意は「情報・決断・新規」で、三碧木星と同じです。こちらに「試練・充実・高級」などの象意をもつ「六白金星」が加わると、「素直が一番!」の方位となります。
六白金星は初めに試練を与える星です。試練の辛さの多くは「未経験」から来ます。
初めて上司としてチームをまとめないといけない。出世するために試験を受けなければいけない。行き詰っている状況を変えるために新しい考え方を導入しなければいけない、システムを変えなければならない・・・など、知らない、未知の分野を取り入れなければならない事は、どのような場合においても試練と言えます。年齢がある程度進んで、スマホやアプリの最新事情に疎くなっていると尚更です。
この未経験への拒否が強く出ると「頑固」になってしまいます。
それが東の三碧木星により、解消されます。東は上記のとおり、知識欲が高まります。この知識欲の高まりが六白金星の「試練」の辛さの源である「未経験」への辛さを削減させ、むしろ楽しむ事ができるようにしてくれるのです。
その結果、新しいこととか、上手くいきそうなことを「素直に受け止める」事が出来るようになるでしょう。
そして、ご自身の心持も「素直が一番」となり、本当にやりたい事や、良いと思っている事を素直に表現できるようになります。
恥ずかしいから出来ないとか、違っていたらどうしようとか、こういう感覚が無くなり、ご自身の素直な感情を表に出せるようになるでしょう。
そして最終的には、心身ともに充実しだして、仕事でも勉強でも趣味でもなんでも、大いに成長する事が出来るようになるでしょう。
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南:年盤(八白土星)が吉の方へ 年盤:南 吉方位解説
2023年2月の南が年盤月盤共に吉となる人は、残念ながらいらっしゃいません。年盤のみ吉、又は月盤のみ吉となります。この場合システムでは黄色で表示されます。また、年盤のみ吉の方は3泊以上しないと、方位の影響が十分に得られませんので、ご注意ください。
「南+八白土星」は「名実共に得る」の方位
南の象意は「火・光・光明」で、九紫火星と同じです。こちらに「山・高くなる・復活する」という象意をもつ八白土星が加わると、「名実共に得る」方位となります。
九紫火星は「才能が表に出て来る」「目立つ存在になる」という「陽」の象意があります。そして八白土星も陽の気を持っています。陰の気は平べったいとか低いという意味で、陽の気は高いとか尖るという意味を持ちます。なので、八白土星は土の気でも、高くて尖っている「山」を意味するのです。
沢山の土や岩が積み重なって、初めて山が出来上がります。この積み重ねが「努力」や「金運」となります。
そんな積み重ねた成果・能力に、九紫火星の「光」が当たると、周囲から認められる。注目を浴びる事が出来ます。なので「名実共に得る」の方位となります。
人生に悩んでいる人や、自信がない人。問題をどう解決したらいいのか迷っている人などにお勧めです。
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南:月盤(三碧木星)が吉の方へ 月盤:南 吉方位解説 天道入り
2023年2月の南が、年盤月盤共に吉となる人は残念ながらいらっしゃいません。年盤のみ吉、又は月盤のみ吉となります。この場合システムでは黄色で表示されます。また、年盤のみ吉の方は3泊以上しないと、方位の影響が十分に得られませんので、ご注意ください。
「南+三碧木星」は「豊かな暮らし」の方位
南の象意は「火・光・光明」で、九紫火星と同じです。こちらに「情報・決断・新規」という象意をもつ三碧木星が加わると、「豊かな暮らし」の方位となります。
まず、自発的に行動が出来るようになります。これまでは「別にいいや」とか「後で構わない」など、先送りにしていた人が、不思議と「やっておこう」と思えるようになり、実際に手を動かすことが出来るようになります。
なぜかというと、無意識のうちに「今やっておいた方が面倒くさくない」と思えるようになっているためです。
先を見通す光を与える南に、未来を知ろうという積極性が出て来る三碧木星が加わっているので、将来にある悪い事が分かるようになるでしょう。
悪い事が分かるので、対策を用意しておく、または「君子危うきに近寄らず」で悪い事が起きないようにすることが出来るようになります。
そうすると、今まで無駄に使っていたエネルギーが溜まるようになり、自発的に行動をするようになります。行動をする場合でも上記の通り、悪い事が起こらないように出来ますから、成果が上がって実益が得られ、精神的にも満足し、日々の暮らしが充実してくるでしょう。
なのでまとめると「豊かな暮らし」の方位となるのです。
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吉方位による効果を最大限に受けるためには、正しい吉方位を把握することが非常に大切です。吉方位を詳しく知りたい方におすすめなのが吉方位検索システムです。日々変化する吉方位を一目でチェックできるため、ぜひ活用していきましょう!
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(文 松平兼幸)