九星気学とは、古代中国から伝わる、陰陽五行説にもとづく、伝統ある占術です。生まれた年月から本命星を調べ、毎年毎月毎日の星の並びを見る事で、吉方位や運勢、他の星との相性を占うことができます。
本記事では、二黒土星の2026年の運勢や方位、基本的な性格について解説します。
「今年の後半に引っ越しをする予定だけど、どこが吉方位か知りたい」「2025年を最高のものにしたいしたい!」
という二黒土星の方は必見の記事です。ぜひ最後までご覧ください。
九星気学の二黒土星とは?
九星気学とは古代中国から伝られてきた占術。日本では江戸時代に運気を上げる「家相」として発達し、研究が進んで今に至っています。まず、生まれた年から「本命星」が分かります。そのほか生まれた月で決まる「月命星」が分かります。
この本命星は九つに分かれます。その内、本記事で解説する二黒土星生まれとなる人は、西暦1944年、1953年、1962年、1971年、1980年、1989年、1998年、2007年、2016年生まれの人になります。
注意! 九星気学では1年の始まりは2月の立春になります。そのため、1月1日〜2月3日(立春)の間が誕生日の方は前年を生まれた年として換算してください。
例えば、1990年1月30日生まれの人は、立春前の生まれなので、九星気学では1989年生まれの二黒土星となります。
二黒土星は、五行の「土」に属しています。易経では「坤」となり、方位では「西南」。季節は「夏から秋」を意味します。
大地を司っていて、大地は万物を生じ、育成する働きを持っています。
種が育ち、芽が出て作物として成長します。作物の成長は急激ではなく、毎日少しずつ変わり、気が付けば花が咲くので、物事にコツコツと取り組む性格が二黒土星の特徴です。
激しい気性やリーダーシップ、または大雑把な雰囲気などは二黒土星には少なく、仮に自己中心的であったとしても、それは「真面目に責任を果たすため」に自己中心的になっているのです。
そこには、日々の努力や気遣いの積み重ねをして、やると決めたことに一筋に取り組んでいく真摯さが感じられます。人によっては「真面目」な雰囲気や性質を兼ね備えており、辛抱強さや耐え忍ぶ力も二黒土星ならではの長所といえるでしょう。
二黒土星の吉方位と凶方位
吉方位とは「自分の本命星と相性の良い星がある方位」を意味します。
この星は毎年、毎月、毎日ごとに変わっているので、必ずこの方角が吉方位になるという事はないので、注意してください。
二黒土星の相性の良い九星は以下の通りです。
六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星
そして凶方位とは「誰にとっても悪い方位」と「自分だけに相性が悪い方位」があります。
相性が悪い九星が入っている場合も凶方位とする説がありますが、正しくは「自分に直接的に変化を促す運気を得る」方位なので、一概に凶とは言えません。
誰にとっても悪い方位と、自分だけに相性が悪い方位は以下の通りです。
凶方位:「「五黄土星がある方位」「五黄土星の正反対にある方位」「二黒土星がある方位」「二黒土星の正反対にある方位」「『破』が入っている方位」「定位対冲(北に九紫火星、南に一白水星が入っている場合)」
上記の方角を基に、毎年毎月毎日の吉方位は変化していきます。そのため毎年決まった方角が吉方位ではないということを覚えておきましょう。
こちらの記事では、吉方位の調べ方について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
【2025年最新版】吉方位を徹底解説!吉方旅行の方法や注意点
凶方位についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
【九星気学・方位学】凶方位ってなに? 調べ方や凶方位に行った場合の対策をご紹介
二黒土星の2026年吉方位
2026年の二黒土星の吉方位は「東」と「西南」の2つです。
各方位にどんな効果があるのか、解説します。
注意! 九星気学では1年の始まりは2月の立春になります。そのため、1月1日〜2月3日(立春)の間は、まだ2025年の運気となります。
なので1月中の吉方旅行をお調べになる場合は、前年の吉方位をお調べください。
【令和7年最新版】二黒土星の吉方位はどこ?基本性格や2025年の運勢について
東の吉方位効果
東は三碧木星と同じ意味を持つので、「情報・決断・新規」の象意を持ちます。最新情報に強くなったり、新しいことをスタートさせたり、情報発信に強くなります。
さらに今年は八白土星という、辛抱強くなれる九星が入っています。この二つが組み合わさると、心機一転出来るように環境とあなた自身が変わっていきます。非常に注目される立場になるでしょう。
いざ動くときの為に元気に動く力(三碧)を貯え(八白)るのが東+八白土星の吉方位です。
これまで何もなかった禿山に新芽が生えてくるように、心身が変化してくるでしょう。
「何もなかった禿山」は、仕事ならば「自分以外がやる気のない会社」とか「向上心のない人に囲まれている」などの環境かもしれません。逆にご自身が「人間関係に嫌気がさしてやる気が出ない」「会社の将来性に期待が持てなくて腐っている」などかもしれません。
これらのマイナスの状況を「心機一転」出来るようになるのが、この組み合わせです。
そのほか詳しくは松平兼幸の方位解説をご覧ください。
東+八白土星の吉方位は「心機一転」の吉方位 東+八白土星の効果と注意天
基本的に穏やかで争いを好まない二黒土星の方ですが、ファッションとか自己主張が必要な場では、あまり目立つことが得意でなく、比較的地味に終わってしまいがちです。
それが今年の東+九紫火星の方位効果を得ると、自分が相手に伝えたいことをはっきりと、印象強く伝えることができるようになり、弱点をカバーしてくれるでしょう。
そんな東が「月盤も吉方位になる月」は「2月」「8月」「11月」です。
月盤は吉ではないけれども、3泊4日以上の旅行だったら吉となる月は「4月」「5月」「26年1月」です。
これ以外の月だと、東は凶方位になってしまいます。年盤は吉なのですが、月盤が凶方位となってしまうと、やはり悪いことが起こってしまいます。選べるのであれば吉となる月、難しければ吉でも凶でもない月に吉方旅行をなさってください。
また、ご自宅から見てどこが東になるのかは、吉方位検索システムでお調べください。
南西の吉方位効果
南西の方位は方位学では「二黒土星」と同じ象意を持ちます。易では「坤(こん)」に当たり「土」の象意を持ちます。
南西の「土」は、大地、平原、畑、田んぼなどの、「平べったい土」です。母なる大地とも言われるように、土は様々な植物の種子を、分け隔てなく受け入れ、育て、実らせます。
また、種をまいたらすぐに育ち、手に入るわけではありません。春夏秋冬の時間を経て、少しずつ成長し、ようやく手に入るものです。
そこから、長い間、地道に植物の成長を待ち、見守り、助ける力がつくことから、持久力とか忍耐力がついてきます。何事も長続きしないで、すぐにやめてしまうという飽き性の人にお勧めです。
そんな南西に今年は「七赤金星」が入っています。この場合「相互理解が深まる」という吉方位になります。
詳しくは松平兼幸の方位解説をご覧ください。
南西+七赤金星は「相互理解が深まる」吉方位!南西+七赤金星の吉方位効果と注意点
二黒土星の地道な努力が実を結び、成果が得られ、金運や結婚運がアップする方位です。
そして、南西が「月盤も吉方位になる月」は「3月」「7月」「9月」「10月」です。
月盤は吉ではないけれども、3泊4日以上の旅行だったら吉となる月は「4月」「6月」「12月」です。
これ以外の月だと、南西は月盤が凶方位になってしまいます。年盤は吉なのですが、月盤が凶方位となってしまうと、やはり悪いことが起こってしまいます。選べるのであれば吉となる月、難しければ吉でも凶でもない月に吉方旅行をなさってください。
また、ご自宅から見てどこが南になるのかは、吉方位検索システムでお調べください。
注意! 180度反対の吉方位に行くのはダメ!
ここで注意です。吉方位は基本何度行ってもいいのですが、唯一
「180度反対の吉方位に行く」
のだけはお勧めできません。
理由は、吉方位の効果が打ち消しあってしまって、少なくなってしまうからです。
二黒土星の場合、2025年は「北」と「南」がこれに当たります。どちらか片方の吉方位を取ったら、正反対の吉方位に行くと、効果が少なくなってしまいます。
運が悪くなるという事ではないので、絶対に行ってはいけないという事ではありません。もし2回以上旅行に行けるお金と時間の余裕があるなら、正反対の方位に行くと「もったいない」ので、おすすめできないというわけです。
なお、1年過ぎれば正反対の吉方位に行っても大丈夫です。一生正反対に行けないという事ではないので、こちらもご安心ください。
二黒土星の2026年の運勢と開運方法
2025年の二黒土星の方の運勢は「飛躍の年」になります。
吉の年です。今年は仕事や出世、起業や決断など、ご自身が「責任ある立場に立って決断する」機会に恵まれるでしょう。この機会を活かすことができれば、一気に飛躍することになります。
飛躍とは、立場や地位が向上するという意味ですが、それと一生に才能が開花し、実力がぐんと伸びるとう意味もあります。お仕事よりも趣味が重要という方にとっては、その趣味がますますよい成績を修める事が出来るでしょう。絵を書いたり、俳句を投稿しているならば入選したりしますし、スポーツをしている人なら成績が向上するという形で飛躍があります。
地域活動を熱心にやっている人ならば「来年(27年)はあなたが会長になってくれませんか」とか、「お祭りの実行委員に加わってくれませんか」とか、地位の向上?というと語弊があるかもしれませんが、いわゆる「リーダー格」になるという形で飛躍する人もいるでしょう。
とにかく、今の「地位」「能力」「役割」など、おかれている状態・状況から飛躍する機会に恵まれる。そして重要な決断を求められるという年です。
恋愛運や仕事運などは、松平兼幸のオンラインサロンや、Youtube、そして別のブログで解説いたしますので、是非こちらをご覧ください。
(更新時では収録中です。作成出来たらここに更新しますので、もうしばらくお待ちください)
二黒土星の基本性格
二黒土星は「物事を着実に積み重ねていける」という長所があり、努力の自覚がなく、コツコツと成果と実力をアップできる人が多い星です。穏やかな性格や包容力のあるタイプも多く、友達の相談を丁寧に聞いてあげたり、一歩引いて周囲と調和したりと、それぞれが堅実な立ち回りを行うことができます。
面倒見の良いタイプは、人によってはリーダー的なポジションを任されるかもしれません。しかし当の本人に権威的・支配的な雰囲気は少なく、責任ある立場になったとしても配慮や慎重さを備えています。
一方で、着実かつ堅実な性格ゆえに我慢強さを発揮しやすく、周囲にとってはやや頑固に見られる可能性も。職場や家庭で接する人との相性によっては、相手から正当に評価がされにくいかもしれません。
恋愛についても堅実型が多く、相手との関係性を構築しながら長く付き合いたいと考える人が多いイメージです。恋愛そのものに一途というよりも、相手との関係性に一途になりやすいのが二黒土星の恋愛の特徴といえるでしょう。
二黒土星と各九星の相性
二黒土星との相性が良い九星は誰でしょうか。ここでは各九星別に、相性を解説いたします。
なお、実際には更に細かく相性を見る事が出来ます。もし相性占いを希望される場合は、松平兼幸の九星気学鑑定をお申し込みください。
① 一白水星との相性
一白水星は自分に力を与えてくれる、癒してくれる人です。
二黒土星の人が自分を素直に出して甘える事が出来る数少ない九星です。知的で深い愛情を注いでくれる一白水星は、二黒土星のあなたの苦悩を理解してくれて、「大変だよね。応援しているからね」と優しく寄り添ってくれるでしょう。
ただし、つい気を抜いて甘えすぎて、二黒土星が本来できる気配りが抜けてしまいがちなのが注意点。一白水星もストレスや気持ちを貯めがちなので、あなたからも一白水星のお願いを聞いてあげましょう。
② 二黒土星との相性
同じ二黒土星との相性は勿論吉。
お互い、どう考えているかが分かるので、適度な距離感とスピード感を保って付き合う事が出来ます。
崩れる時は、どちらか片方が「変化」を始めて、相手にも求めだしたとき。
強要と自分が思っていなくても、相手がそう感じた時が厄介です。二黒土星の我慢強さが働き、ストレスが溜まっていって、どこかで爆発という事になってしまいがち。
変化がいけないのではなく、急激な変化がいけないのです。変化するにも、適度なスピード感で変化を求めていきましょう。
③ 三碧木星との相性
三碧木星の活発でハッキリとした性格に、慎重派な二黒土星が気後れしてしまいがちです。
三碧木星が二黒土星の人を待てず「先にやるね」と行動してしまいます。
二黒土星の人は残された後で「ああ、これを忘れているし、やりっぱなしだし、細かい確認でも出来ていないのに・・・」と考えがち。仕事でも恋愛でも、お互いのペースが合いずらいでしょう。
逆に言えば、自分にとって足りない所を補ってくれる関係です。関係を良くすることを急がずに、相手の心が開くまでゆっくり待ちましょう。
④ 四緑木星との相性
距離を詰めるのが得意な四緑木星の人と、きちんとした段階を踏んで仲良くなりたがる二黒土星の人とは、初めは相性が良くありません。
二黒土星が段階を踏んで仲良くなりたいのは、裏表がないかを見極めたいからです。四緑木星さんに特に裏表がないとわかれば、一気に仲良くなれます。
⑤ 五黄土星との相性
相性は良い関係です。
仕切りたがりの五黄土星に対し、細部を調整してくれる二黒土星が上手く咬みあい、良い関係が築けます。
逆に、二黒土星が五黄土星の人をコントロールしようとすると、すれ違いやすくなってしまいます。相手の意見を尊重し、相手との妥協点を見つけるのを最優先にしがちな二黒土星の態度を、五黄土星が優柔不断とか、主体性がないと捉えてしまうと、辛い思いをしてしまいます。
この事を踏まえて、二黒土星は適度に自己主張をして、五黄土星は自分を抑える事を学ぶと上手くいくでしょう。
⑥ 六白金星との相性
六白金星は、プライドが高く主導権を握りたい性格。
五黄土星と同じように、二黒土星の優しさが、主体性がないと見なされてしまうと、上手くいきません。
なので、二黒土星は六白金星のプライドをくすぐるようにしてあげると良いでしょう。六白金星の人が言っている事、やりたがっている事を支えてあげるようにして見てください。
または、あえて自分から意見を述べてください。そうすると六白金星は「それなら、こうしたほうがもっと良くなるんじゃないかな」と、「今より(六白金星が考える)良い物」にするように意見を出してきます。そこで褒めてあげれば、こちらの希望も叶い、相手も主導権を握れたと思い、winwinの関係となれます。
⑦ 七赤金星との相性
コミュニケーション能力の高い七赤金星は、二黒土星の求める関係を理解してくれるので、良く惹かれ合います。
しかし、七赤金星は勘が鋭く、批判力が発達している場合が多いので、二黒土星の安全志向とか、安定志向を冷やかしたり、失敗した時にネタにされたりする場合があります。
それを二黒土星が「嫌味な性格」ととらえてしまうと、イライラが募り、喧嘩になってしまいます。
七赤金星が軽口を言い出したら、それは貴方に甘えていて、心を開いているという証拠です。軽口を真剣に捉えず、スルーするようにすると良いでしょう。どうしても我慢できなければ、口調は優しく、言葉は素直に「それはやめて欲しい」といいましょう。
⑧ 八白土星との相性
真面目で堅実な八白土星とは良い相性の関係です。
どちらもこつこつ、堅実に物事を進めたがるので、気持ちにゆとりをもって生活をする事が出来ます。
違いとしては、八白土星は、物事が進み、目標を達成したらスパッと切り替えて、違う事をするというタイプが多い事です。
今まで簿記の勉強をしていたら、今度は宅地建物取引士の資格を取ろうとします。一見つながりがなさそうですが、八白土星の中ではつながっているのです。このつながりを二黒土星が理解出来たら、更に相性は良くなります。
⑨ 九紫火星との相性
派手好きでセンスがよい九紫火星との相性はバツグンに良いです。
二黒土星がやってきたことを九紫火星が認めてくれて、双方ともに幸せになる、非常に良い関係です。
よくあるのは、九紫火星が二黒土星の魅力を引き出してくれる関係です。二黒土星はこつこつ努力してきているので、実は相当な実力があるのですが、これを外に向けて表現する力が不足している事が多いです。
この不足している表現力を、九紫火星が補ってくれて「この人は本当はこんな魅力があるんだぞ」と示してくれるのです。九紫火星がプロデューサー、二黒土星がタレントという関係がイメージしやすい関係です。
時々「う~ん、そこまでされるとなぁ・・・(^^;)」と二黒土星が思う事があるでしょうから、そうなったら「私そこまでやりたくない」と、はっきり意見を言いましょう。そうすれば、九紫火星は次のプランを考えてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では九星気学における「二黒土星」の2025年の運勢や吉方位や凶方位についてご紹介しました。
2025年は「大革新の年」で、去年から続けてきたことが成長し、どんなことでも良い方向に成長してくれる、大吉も大吉、大大吉の年となります。
そして、監修している私、松平兼幸のYoutubeでは、二黒土星の人の運気を解説している動画も更新しております。こちらも合わせてご覧ください~!
【占い】2024年 二黒土星生まれの運気・運勢! 急成長の年! 総合運・仕事運・恋愛・家庭・人間運・金運などお話しします!(画面左上のバナーは「二黒土星」が正しいです)【松平兼幸の九星気学】
更に運気をアップさせるには、吉方旅行、引っ越しがお勧めです。二黒土星の今年の吉方位は「北」「東」「南」です。急成長を助ける方位は「東」と「南」。回復に当てるなら「北」です。
吉方位は年や月毎に変化をしますので、正しい方位を把握することがとても重要です。手軽に吉方位を知りたい方は、吉方位検索システムがおすすめです。
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監修 松平兼幸





