古代中国から伝わる九星気学では、9つの本命星ごとに相性の良い九星と、悪い九星が五行説から決まってします。そして相性の良い九星がいる方位が吉方位となります。
吉方位へ移動することで、自分と相性の良い運気を得ることができ、結果、運気が上昇するといわれているのです。
本記事では、各九星の基準となる中央に位置し、五の数字を与えられている五黄土星(ごおうどせい)について、性格的な特徴や吉方位・凶方位、2026年の運勢を紹介します。2026年の運勢や吉方位・凶方位、気になる開運方法もわかりやすく解説しています。
自分にぴったりの方角を知りたい、2026年度の運勢を知りたい方は必見です。
九星気学の五黄土星とは?
九星気学は、古代中国から伝わる占術。生まれた年をもとに基本的な性格や吉方位、1年の運勢を占います。五黄土星は、1941年、1950年、1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年、2013年、2022年生まれの方が該当します。
注意! 九星気学では1年の始まりは2月の立春となります。そのため、1月1日〜2月3日(立春)が誕生日の方は前年を生まれた年として換算してください。
五黄土星は帝王の素質を持っているとされています。この場合の帝王とは「良い事も悪い事も生み出す存在」という意味合いで使われています。なので性格は強気だけれども物腰は柔らかいという、リーダーシップが自然と備わっている人が多いです。逆に一歩間違うと、独占欲が強くなったり、粗暴な性格になってしまいます。
ざっくりとしたイメージ(象意)では、帝王・中心・支配・争い・生と死・創造など。バラバラになっている物事を一度まとめ(中心・支配)、必要なものを残し(生と死)、新しいことを初めて従わせる(帝王・争い・創造)という意味合いです。必要なものを残す時、再編成を行うときは、どうしても何かを無に帰すような、破壊的な部分が強く出てしまいます。この意味が強く出た場合は、発展的なリーダーという事にはなりません。
また、リーダーシップではなく、学者や研究者のような、何か一つの物事に集中して取り組むという人もいます。なので五黄土星全てがリーダーになるわけではありません。
本人に自覚はあまりありませんが、ドラマチックな人生を歩む人、障害が降りかかるも勇敢に超えていく人など、波乱万丈な人生を辿りやすいのも五黄土星ならではの特徴です。
五黄土星の吉方位と凶方位
吉方位とは「自分の本命星と相性の良い星がある方位」を意味します。
この星は毎年、毎月、毎日ごとに変わっているので、必ずこの方角が吉方位になるという事はないので、注意してください。
五黄土星の相性の良い九星は以下の通りです。
二黒土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星
そして凶方位とは「誰にとっても悪い方位」と「自分だけに相性が悪い方位」があります。
相性が悪い九星が入っている場合も凶方位とする説がありますが、正しくは「自分に直接的に変化を促す運気を得る」方位なので、一概に凶とは言えません。
そして五黄土星の人は吉方位が一番多い代わりに、凶方位が最も少ない生まれの人です。
これだけ聞くと良いように思えますが、落とし穴があります。それは「凶方位の影響は、他の九星に比べて、必ず2倍以上になる」のです。
なので、一度凶方位に行くと、人一倍、いや「人の二倍」運が悪くなってしまうので、注意が必要です。
五黄土星の凶方位は以下の通りです。
凶方位:五黄土星・五黄土星の正反対にある方位・「破」が入っている方位・定位対冲
上記の種類を基に、毎年毎月毎日の吉方位は変化していきます。そのため毎年決まった方角が吉方位ではないということを覚えておきましょう。
こちらの記事では、吉方位の調べ方について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
【2024年最新版】吉方位を徹底解説!吉方旅行の方法や注意点
凶方位についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
【九星気学・方位学】凶方位ってなに? 調べ方や凶方位に行った場合の対策をご紹介
五黄土星の2026年吉方位
五黄土星の吉方位は、2026年全体でいうと「東」「南東」「南西」「北西」です。月によっては他の方位も吉方位になる場合もありますので、引っ越しや旅行をされる場合は、必ず吉方位アプリでお調べいただいてから移動されるのをお勧めいたします。
注意! 九星気学では1年の始まりは2月の立春になります。そのため、1月1日〜2月3日(立春)の間は、まだ2025年の運気となります。
なので1月中の吉方旅行をお調べになる場合は、前年の吉方位をお調べください。
【2025年最新版】五黄土星の運勢は?吉方位はどこ?基本性格や令和7年の運勢について
東の吉方位効果
東は三碧木星と同じ意味を持つので、「情報・決断・新規」の象意を持ちます。最新情報に強くなったり、新しいことをスタートさせたり、情報発信に強くなります。
さらに今年は八白土星という、辛抱強くなれる九星が入っています。この二つが組み合わさると、心機一転出来るように環境とあなた自身が変わっていきます。非常に注目される立場になるでしょう。
いざ動くときの為に元気に動く力(三碧)を貯え(八白)るのが東+八白土星の吉方位です。
これまで何もなかった禿山に新芽が生えてくるように、心身が変化してくるでしょう。
「何もなかった禿山」は、仕事ならば「自分以外がやる気のない会社」とか「向上心のない人に囲まれている」などの環境かもしれません。逆にご自身が「人間関係に嫌気がさしてやる気が出ない」「会社の将来性に期待が持てなくて腐っている」などかもしれません。
これらのマイナスの状況を「心機一転」出来るようになるのが、この組み合わせです。
そのほか詳しくは松平兼幸の方位解説をご覧ください。
東+八白土星の吉方位は「心機一転」の吉方位 東+八白土星の効果と注意天
そんな東が「月盤も吉方位になる月」は「2月」「6月」「8月」「10月」「11月」です。
月盤は吉ではないけれども、3泊4日以上の旅行だったら吉となる月は「4月」「5月」「27年1月」です。
これ以外の月だと、東は月盤が凶方位になってしまいます。年盤は吉なのですが、月盤が凶方位となってしまうと、やはり悪いことが起こってしまいます。選べるのであれば吉となる月、難しければ吉でも凶でもない月に吉方旅行をなさってください。
また、ご自宅から見てどこが東になるのかは、吉方位検索システムでお調べください。
南東の吉方位効果
南東の方位は方位学では「四緑木星」と同じ象意を持ちます。易では「巽(そん)☴」に当たり「風」の象意を持ちます。
風は遠くから私たちに色んなものを運んでくれます。季節の変化を告げる暖かい空気や冷たい空気、花粉症の人には困りものでしょうが(^^;)草花の胞子、渡り鳥に、場合によっては人の噂も・・・。
だから、風の力を得る事が出来れば、人と人、人と組織など、様々な関係と縁が出来る事になります。風はどこからともなくやってきて、隙間から入り込んで、縁を結んでくれるからです。まとめると、ご縁・整う・結婚・信用という意味になり、南東へ移動することで、良いご縁が広がり、人から信頼されるようになります。
あなたにとって素敵な恋人と出会うとか、相手のご家族と仲良くなるなど、縁が結ばれ、深まるでしょう。恋愛・結婚以外にも、家庭内の縁も良くなりますし、仕事なら良い就職先に恵まれますし、職場内なら上司や同僚に恵まれたり、仲良くなったり出来ます。
また、縁が恵まれる理由は、あなたの良い噂が広がるからです。お仕事・商売・営業マンなど、対人関係が重要な仕事をしている場合であれば、取引先は勿論、自社内部でもそうですし、多くの人から信頼を得られます。
また風は隙間があれば入ってくることができるので、南東は思考の柔軟性が身につき、相手の気持ちを理解して、人から好かれるようになる方位でもあります。あなた自身の魅力が広く知られることで、遠方からでもお客さんが集まるなど商売が繁盛する効果も望めます。
南東の良いご縁が広がるジャンルは商売だけでなく、恋愛・結婚でも同様です!あなたの良いうわさが広がり、良い人を紹介されるなどの効果があります。また、良いうわさはお相手だけに限らず、相手のご家族だったり、相手の周囲だったりもします。東南は特に結婚運アップには最適な方位のため、お見合いや婚活をしている場合はおすすめです。
このように南東は、健康・人間関係・経済・精神面など全ての面で良い効果が得られる効果が期待できます。
そんな南東に今年は「九紫火星」が入っています。その場合の吉方効果は「問題解決が出来る」吉方位となります。
九紫火星は「火」の象意を持っています。火は、燃料が無ければ燃え続ける事が出来ません。この燃え続ける燃料を、四緑木星が与え続ける事が出来るので、やる気や情熱が長続きします。そうすると、問題解決が進むため、問題解決の方位としています。
そのほか詳しくは松平兼幸の方位解説をご覧ください。
「南東+九紫火星」は「問題解決」が出来る吉方位! 南東+九紫火星の吉方位効果と注意点
そんな南東が「月盤も吉方位になる月」は「2月」「3月」「7月」「9月」「12月」です。12月は本来普通方位なのですが、「天道」という特別ケースにより吉方位となります。
月盤は吉ではないけれども、3泊4日以上の旅行だったら吉となる月は「5月」「8月」です。
これ以外の月だと、南東は月盤が凶方位になってしまいます。年盤は吉なのですが、月盤が凶方位となってしまうと、やはり悪いことが起こってしまいます。選べるのであれば吉となる月、難しければ吉でも凶でもない月に吉方旅行をなさってください。
また、ご自宅から見てどこが南東になるのかは、吉方位検索システムでお調べください。
南西の吉方位効果
南西の方位は方位学では「二黒土星」と同じ象意を持ちます。易では「坤(こん)」に当たり「土」の象意を持ちます。
南西の「土」は、大地、平原、畑、田んぼなどの、「平べったい土」です。母なる大地とも言われるように、土は様々な植物の種子を、分け隔てなく受け入れ、育て、実らせます。
また、種をまいたらすぐに育ち、手に入るわけではありません。春夏秋冬の時間を経て、少しずつ成長し、ようやく手に入るものです。
そこから、長い間、地道に植物の成長を待ち、見守り、助ける力がつくことから、持久力とか忍耐力がついてきます。何事も長続きしないで、すぐにやめてしまうという飽き性の人にお勧めです。
そんな南西に今年は「七赤金星」が入っています。この場合「相互理解が深まる」という吉方位になります。
詳しくは松平兼幸の方位解説をご覧ください。
南西+七赤金星は「相互理解が深まる」吉方位!南西+七赤金星の吉方位効果と注意点
そして、南西が「月盤も吉方位になる月」は「3月」「5月」「7月」「9月」「10月」です。
月盤は吉ではないけれども、3泊4日以上の旅行だったら吉となる月は「4月」「6月」「12月」です。
これ以外の月だと、南西は月盤が凶方位になってしまいます。年盤は吉なのですが、月盤が凶方位となってしまうと、やはり悪いことが起こってしまいます。選べるのであれば吉となる月、難しければ吉でも凶でもない月に吉方旅行をなさってください。
また、ご自宅から見てどこが南になるのかは、吉方位検索システムでお調べください。
北西の吉方位効果
北西の方位は方位学では「六白金星」と同じ象意を持ちます。易では「乾(けん)☰」に当たり「天」の象意を持ちます。
北西の方位は、仕事・お金・男性などの意味があります。北西は「天」。高い所に存在するものという事から、人物では社長、大人などの「社会的地位が高い人」を意味します。また、天と対になる地が「母なる大地」と言われ、多くのものを受け入れる女性的な意味を持っていたのに対し、北西は男性的な意味を持つことになります。男性的なものとは、統率、威厳、剛健などです。
そんなエネルギーを得る事が出来たら、仕事運が良くなります。良い上司に恵まれたり、ご自身が出世したり、または社会的に地位ある人と人脈が出来、引き立てられたり可愛がられたりして開運していく事があります。
凄い例では、苦手な上司がいたのですが、北西の吉方位にいったあと、なんとその上司が退職し、新しい上司がやってきたそうです。新しい上司とは相性が良く、今は仕事が楽しくてしょうがないという方もいらっしゃいます。
北西の吉方位をとれば、ご自身の力を試す機会に恵まれます。「天」の前でご自身をアピールする機会が来るのです。ですので、急に大きな物事が動き出し、考えてもいなかったチャンスに恵まれる、大きなプロジェクトを任されるなどの結果、仕事運が向上し、昇進や売上向上につながるでしょう。結果忙しくなり、充実感が生まれ、生き甲斐も出てきます。
そんな北西に今年は「二黒土星」が入っています。この場合「安泰」の吉方位になります。
詳しくは松平兼幸の方位解説をご覧ください。
西北+二黒土星は「安泰」の吉方位! 南+二黒土星の効果と注意点
そして、北西が「月盤も吉方位になる月」は「2月」「3月」「9月」「11月」「12月」です。
月盤は吉ではないけれども、3泊4日以上の旅行だったら吉となる月は「7月」「8月」「10月」です。
これ以外の月だと、北西は月盤が凶方位になってしまいます。年盤は吉なのですが、月盤が凶方位となってしまうと、やはり悪いことが起こってしまいます。選べるのであれば吉となる月、難しければ吉でも凶でもない月に吉方旅行をなさってください。
また、ご自宅から見てどこが北西になるのかは、吉方位検索システムでお調べください。
注意! 180度反対の吉方位に行くのはダメ!
ここで注意です。吉方位は基本何度行ってもいいのですが、唯一
「180度反対の吉方位に行く」
のだけはお勧めできません。
理由は、吉方位の効果が打ち消しあってしまって、少なくなってしまうからです。
五黄土星の場合、2026年は「南東」と「北西」がこれに当たります。どちらか片方の吉方位を取ったら、正反対の吉方位に行くと、効果が少なくなってしまいます。
運が悪くなるという事ではないので、絶対に行ってはいけないという事ではありません。もし2回以上旅行に行けるお金と時間の余裕があるなら、正反対の方位に行くと「もったいない」ので、おすすめできないというわけです。
なお、1年過ぎれば正反対の吉方位に行っても大丈夫です。一生正反対に行けないという事ではないので、こちらもご安心ください。
吉方位を調べた後はどうすればいいの?おすすめの楽しみ方と凶方位で過ごす対策方法を徹底解説!
五黄土星の2026年の運勢と開運方法
2026年の五黄土星の方は「明らかになる年」となります!
吉凶相半ばの年となるでしょう。というのも、今年はとにかく「隠れていたこと」が明らかになる年回りだからです。
「隠れていたこと」が、良い事ならば嬉しいことです。隠されていた才能が目覚める年。密かな思いが実る年。いつか報われると信じ努力してきたことが認められ、報われる年。注目を浴びて、一気にスターダムにのし上がり、注目される年。難関試験に合格できる年。良い事に目を向ければ、このほかにも数えきれないほどの、報われて幸せな「隠されていたこと」があるでしょう。
ところが、人生は、残念ながら良い事だけではありません。隠されていたことの中には「だましだましやって来たけど限界を迎えた病気」「こっそり続けてきた浮気」「嘘をついて誤魔化してきた使い込み」「実力がないのに立ち回りだけで切り抜けてきた自分の本当の姿」など、できるなら一生出てきてほしくないこともあります。
上記のような自業自得のないようならまだしも、時には「両親が隠していた借金」とか、逆に「こっそり貯金してくれていたお金」とか、「相手の事を思って秘密にしてきたある事」など、出てきて嬉しいのか悲しいのか、本当に明かしてしまって良かったのかと悩むようなこともあるでしょう。
こういうことが明らかになる年なので、吉凶相半ばの「明らかになる年」なのです。
なので開運行動は、良い事はおいておいて、悪い事が明らかになったら、そもそも悪い事をしていたら、すぐにやめる事。それが開運行動です。
恋愛運や仕事運などは、松平兼幸のオンラインサロンや、Youtube、そして別のブログで解説いたしますので、是非こちらをご覧ください。
(更新時では収録中です。作成出来たらここに更新しますので、もうしばらくお待ちください)
五黄土星の基本性格
五黄土星の基本的な性格として、無自覚のうちに自分自身を最優先に考える癖があります。
例えば、話をする時には「わかる〜。私もこういうことがあってね・・・」と、自分の体験談の話に無意識に変えてしまう場合があります。理由は「自分に起こった出来事について話す方が、嘘偽りなく話すことができるから」というパターンが特に多いです。これが結果的に「自分自身を最優先」に当たってしまいます。
これが仕事などで集団をまとめる場合に、リーダーシップを発揮できることにつながるのですが、行きすぎると自己主張が強く、支配的なタイプだなといわれてしまいます。また同じタイプの五黄土星が一緒にいたら、ぶつかり合ったりすることもあるでしょう。
しかし、自分の体験談を話すのは、相手の気持ちを理解しようと考えているからです。相手の苦しみを察して、同じような苦しみを自分も味わったことがないか思い出し、思い出せたらその体験を話して
「私もあなたと同じように苦しんだことがあるから、あなたの気持ちがわかりますよ」
と伝えようとしているのです。これが良い方に出れば、情に厚い・カリスマ性がある・注目を集めるなどのメリットになるのです。伝え方や捉え方で変わってしまうため、人付き合いは個性的なものになりそうです。
五黄土星は恋にのめり込むというよりも、マイペースに人生を歩んでいき、自分だけのライフスタイルや世界観を大事にする人生を好みます。なので相手にも同様の環境を提供しようとして、結果的に積極的でないと思われる場合があります。
相手のことを思わないということではなく、相手も自由であってほしいという思いから、一歩引きがちになります。逆に、なんとしても一緒になりたいという、支配的な面が表に出たら、とにかく相手を手に入れようと、積極的に行動をします。
または、プライドが高い方は恋愛を無理にする必要はないと考える場合もあります。
吉方位は転居・引っ越しにも効果あり?引っ越し・転居・家移りで開運する方法を徹底解説
五黄土星と各九星の相性
五黄土星との相性が良い九星は、二黒土星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。同じ五黄土星とは衝突に注意が必要ですが、個性的かつ自分を大事にする者同士がうまく行くと、相乗効果で最高の結果を生むことになります。
五黄土星以外に相性の良い九星は、いずれも五黄土星の個性を認めてくれて、補ってくれる特徴をもっています。お互いに楽しさを分かち合い、価値観を共有するなどして意気投合できそうです。
相性があまり良いとはいえない一白水星・三碧木星・四緑木星は、価値観の違いや主張のすれ違いが起きやすい可能性があります。とはいえ五黄土星自身が自分の長所・短所をしっかりと見極めて適度な距離感を保っていれば、これらの九星ともうまく関係を維持していけるでしょう。
一白水星との相性
五黄土星のペースと合わないことが多くあります。一白水星の人の多くはマイペースで、緩やかな行動ペースを好みます。それが五黄土星の好みと違うと、五黄土星が一白水星をコントロールしたがってしまいます。そこから喧嘩や、すれ違いが起こります。
逆説的に、一白水星のマイペースが、五黄土星にとって「早すぎる」場合もあります。緩やかな河川ではなく、激流の大河の場合です。
この場合は五黄土星が流されてしまいます。それも、自分のカラーを殺されるような形で流されてしまうので、苦手意識が出てしまいます。
なので、短期間で仲良くなろうとするのではなく、長期的に、ゆっくりと関係を築いていくようにすれば、お互いのことを理解できます。
二黒土星との相性
相性は良い関係です。まとめ役とか仕切り役の才能がある五黄土星に対し、細部を調整してくれる二黒土星が上手く咬みあい、良い関係が築けます。
ここで、五黄土星が二黒土星に対し「優柔不断で主体性がない」と考えてしまうと、二人とも辛い思いをしてしまいます。また、相手の意見を尊重し、相手との妥協点を見つけるのを最優先にしがちな二黒土星に甘えてしまい、自分の意見を押し付けすぎると、ダメになってしまいます。
自分を抑えて二黒土星の意見を聞きだすようにふるまうと、相性がよく進みます。
三碧木星との相性
相性事態は良くありません。
派手で感情表現がストレートな三碧木星に対して、仕切りたがりの五黄土星がぶつかり合ってしまい、関係がなかなか縮まりません。
五黄土星が求めている事に、三碧木星が答えるという組み合わせだと上手く関係が築けます。
逆に、三碧木星が五黄土星の人をコントロールしようとすると、すれ違いやすくなってしまいます。恋愛においても根本的な考え方が違うので、理解し合うまではお互いに辛い思いをしてしまうでしょう。
双方ともに距離を置き、相手を尊重するようにすれば上手くいくでしょう。
四緑木星との相性
上手く話をまとめ、取り持ってくれる四緑木星とは、実は相性はあまり良くありません。
五黄土星が「ここでもっと攻めたい」「詰めたい」「押し通してしまおう」とイケイケどんどんになっているときに、四緑木星がやってきて
「いや、そこまでにしておきましょう」
と言ってくるパターンが多いです。四緑木星から見ると五黄土星がやりすぎているように感じる時があるのです。
こういう時に、五黄土星が四緑木星に一目置いていないと、すれ違ってしまいます。自我を強く出さず、四緑木星を認めるようにすると、五黄土星の個性の良さを多くの人に広めてくれる、良い相性に変わります。
五黄土星との相性
同じ五黄土星どうしは相性が良いです。両雄並び立たず、という場合もありますが、多くの場合初めからそうなることが分かっているので、自分の居場所や縄張りを守るようにして、相互不可侵の関係を築くことになります。
もし争うことがあったとしても、落としどころをすぐに作れるでしょう。喧嘩する時は派手に、かつあっという間に行われますが、終わるときもあっという間に終わります。
喧嘩の翌日、喧嘩したことはなかったかのように話し合ったり、相談出来たりすることができるのが五黄土星どうしです。
周りの人からすると、理解しがたい関係でしょう。
六白金星との相性
六白金星はリーダーシップがあります。五黄土星もあるのですが、五黄土星のリーダーシップは、個人のカリスマに依存する、個性が強い人が引っ張るリーダーシップです。
六白金星の人のリーダーシップは「ノブレス・オブリージュ」のような、義務感とかプライド、理想主義からくるリーダーシップです。この違いを理解できたら相性が良いのですが、対抗意識が出てきて、上回ろうとすると凶です。
五黄土星が対抗意識を出して、我を出しすぎるとせっかくの良い相性が上手くいかなくなってしまうので、注意すれば吉となります。
七赤金星との相性
七赤金星は自由人気質の人が多いです。制度やルールを守るのが大事なのは理解しているのですが、それ以上に自分の楽しみを優先するタイプです。
ですが、七赤金星が自分を優先したときに「怒られないよね」と神経質になるケースもあります。この一面を五黄土星は理解しやすいので、相性は良い関係です。
七赤金星の、興味を優先する生き方を五黄土星がかわいく思い、恋愛や仕事で上手くいきます。五黄土星もあまり猫をかぶることなく、ずばずば自分の考えを言える、心安らかな関係です。
ただ、五黄土星の発言の口調が強すぎたり、七赤金星をからかうような言動が入ってくると危なくなるので、バランスには注意が必要です。
八白土星との相性
九星の中で、ある意味一番頑固な正確なのが八白土星。五黄土星も頑固なところがありますが、頑固の出所が、五黄土星は自我の強さから。八白土星は親とか伝統などの、歴史の重みや環境も踏まえて頑固になるので、説得がなかなか聞きません。
この、八白土星の守る力。伝統を受け継いで保守する力を五黄土星が理解できたら、この上なく良い相性となります。というのも、五黄土星にとって、好きではないけれど何かを守るという事は、なかなか理解しにくい概念です。
八白土星が好きなのは「これまで続いていたことが、自分がいなくなっても続くこと」です。ここに五黄土星の理解が及ぶと、
「彼がやるといったならば、成果がどうかは別として、不義理や手抜きをすることはないだろう」
と信頼を置けるようになり、最終的には安心感につながる関係です。
九紫火星との相性
九紫火星との相性は良いです。九紫火星の華やかさは、五黄土星にはない、九星の中でも唯一無二のものです。
この華やかさを素直に五黄土星が認めれば、刺激を九紫火星からたくさん得られて、日々を楽しく過ごすことができます。
まとめ リーダー気質を活かしつつ調和を図る
いかがでしたか? 本記事では九星気学における「五黄土星」の吉方位や凶方位、2025年の運勢について説明しました。
2026年は「明らかになる年」で、良い事も悪い事も、隠れていた事、隠してきた事が明らかになる年です。なので吉凶相半ばの年となるでしょう。
そして、監修している私、松平兼幸のYoutubeでは、五黄土星の人の運気を解説している動画も更新しております。こちらも合わせてご覧ください~!
五黄土星はリーダーシップがありマイペース、個性派な印象が強いタイプです。九星の中で中心部に位置するため周囲の注目を浴びたり、まわりの良いところを取り入れたりする才能がある方も少なくありません。
しかしワンマンになりすぎないこと、マイペースを抑えて制御や調和を図ることで、さらにより良い結果が目指せます。良い結果を得るために運気をアップさせるには、吉方旅行、引っ越しがお勧めです。
五黄土星の今年の吉方位は「東」「南東」「南西」「北西」です。
吉方位は年や月毎に変化をしますので、正しい方位を把握することがとても重要です。手軽に吉方位を知りたい方は、吉方位検索システムがおすすめです。
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監修 松平兼幸





